10 | パソコン実験室 |
---|
2002年6月に組み立てた自作マシンは
機嫌よく、今日まで動いてくれています。
暑い夏の日もストップせず、CPU使用率が100%になったときも
フリーズすることなく本当に順調に稼動してくれています。
通常の仕事をするには何にも困りません。
しかし、以前から「文書処理はLinux版TeXの方が作業しやすいなあ。」と思っていました。
Windows版TeXもありますが、ちょっと処理がややこしいのです。
TeXの数式表示の美しさはWordでは出せません。
本来ならサブマシンに入れて実験したいところですが、
サーバとして稼動しているので、止めるわけにはいきません。
Windowsが起動しなくなる危険性があるので、迷っていましたが、
思い切ってLinux導入に踏み切りました。
※ここで書いてあるのは2004年1月時点での情報です。
現在、さまざまなLinuxが登場して乱立状態です。
昔からおなじみのRedHat、TurboLinuxといったところから、
最近流行のCD-ROM起動型である、Lindows、KNOPPIXなど
年を追うごとに増加し続けています。
その中から、私はVineLinux2.6CRを選択しました。
VineLinuxは日本語環境がよく整備されています。
英語のメッセージが他のLinuxに比べたら少ない方だと思います。
そして、Linuxの中でもTeX環境が非常に充実しています。
通常のLinuxでは設定するのが大変ですが、
VineLinuxでは設定を変えなくてもきれいなTeX文書を作成できます。
ところが、TeXできれいな文書を作成するためには
日本語フォントが必須となります。
したがって、FTP版でなく製品版をヨドバシ梅田で購入しました。
VineLinux2.6CRは2002年11月の発売なので、
古さは気になるところですが、
充実したTeX環境を手に入れるために我慢しました。
パーツ種類 | 値段 | メーカー | 製品名 | 性能 |
---|---|---|---|---|
FDD | \1,980 | NEC | バルク品 | |
HDD | \14,300 | Seagate | ST360021A | 60GB, 7200rpm, 流体軸受 |
CD-ROM/DVD-ROM | \9,500 | IODATA | DVD-AB16A | DVD-ROM×16 CD-ROM×48 |
キーボード | \0 | VALUESTARと共用/ USB接続 | ||
マウス | \0 | VALUESTARと共用/ USB接続 | ||
メモリ | \4,299 | ノーブランド | バルク品 | 256MB |
電話回線モデム | なし | |||
サウンド | マザーボードに付属 | |||
ビデオカード | マザーボードに付属 | |||
マザーボード | \16,999 | AOpen | MX4GR | i845G, サウンド・ビデオ・LANオンボード |
ケース | \10,799 | TORICA・東海理化販売 | CSM250-WW | ミニタワーケース250W |
CPU | \18,480 | Intel | Pentium4 1.6AGHz | NorthWoodコア |
OS | Windows2000 | |||
ディスプレイ | \0 | VALUESTARと共用 |
VineLinux2.6CRを導入するにあたり、懸念事項が2つありました。
1つはビデオカード(グラフィックボード)の問題です。
i845Gチップセットにはオンボードでビデオカード機能が付属しています。
これがLinuxの操作画面である「X Window System」に対応していないのではないか、
と非常に不安でした。
もう1つはWindows2000とVineLinux2.6CRが共存可能か不明だった点です。
以前に手探り状態でWindows98とRedHatLinux7.3を共存させたことがありますが、
今回はWindows2000領域を侵すような失敗は許されません。
念のため、Windows2000が修復できるように、
ホームページ原稿の控えを取り、デジカメ画像を全部外付けHDDに保存しました。
また、オンボード機能を認識してくれるように、
インテル社からLinux対応のi845Gグラフィックドライバ(.tar.gz形式)を
ダウンロードし、フロッピーディスクに保存しました。
まずBIOSで、起動順序をCD-ROM→FDD→ハードディスクの順に変更します。
私のマシンだとEドライブ→Aドライブ→Cドライブの順です。
いったん電源を切り、VineLinux2.6CRのバイナリディスク(Intel版)を
CD-ROMドライブに入れて、電源をON!
すると自動的にインストーラが起動されて、
ビデオカードとディスプレイが認識されます。
なんとあれほど心配していたi845GオンボードVGAを一発認識!
よかった、別のビデオボード買わなくて…
インテル社のグラフィックドライバがなくても、i845Gにきっちり対応できました。
LAN端子もオーディオもi845Gオンボードで認識!
USBキーボード&USBマウスもあっさり認識!!
もう順調すぎて言うことなしです。
5年前にTurboLinux4.0を導入したときの苦労を考えると
簡単すぎてびっくりです。
ありがとうVineLinux2.6CR!、ありがとうAOpen製マザーボードMX4GR!
VineLinux2.6CRを導入するにあたって、どこに入れようか迷ったんですが、
hda1 | 基本領域・Windows2000(C:) | 20GB |
hda2 | 拡張領域・Windows2000(D:) | 25GB |
空き | 11GB |
hda1 | 基本領域・Windows2000(C:) | 20GB |
hda2 | 拡張領域・Windows2000(D:) | 25GB |
拡張領域・VineLinux2.6CR | 11GB |
とすることに成功しました。
すみません、自動でパーティションを作成してもらったので、
細かいことがよくわかりません。
CD-ROMからのインストールが始まったところで、
お風呂に入り、上がったら次の設定に進んでいました。
念のためブートディスクは作っていますが、なくてもLinuxは起動可能です。
画面上でWindows2000とVineLinux2.6CRを選択して起動可能となりました。
X Window Systemの起動時に一瞬画面が乱れますが、
VineLinux2.6CRの通常作業時には画面は乱れません。
現在のところ、
・音楽CDの再生→設定なしで「CDプレイヤー」でOK
・TeX→数式OK
・GIMP→起動OK
・gnuplot→VineLinux2.6CRに収録されず:Vineplusに収録か?
・Tgif→起動可能、日本語不可
・mozilla→設定なしで外部WWWページ閲覧可能
・日本語入力→Wnn7設定でキーボード、変換を「MS-IME風」に変更可能
・日本語切替→「Ctrl」+「\」の同時押しで可能
というところまで確認済みです。
これから順次、実験をしていきたいと思います。
VineLinux2.6CRは1年前のシステムとは思えないぐらい充実したLinuxでした。
AOpen製「MX4GR」ならi845Gチップセットなので、
ビデオカード、サウンドカード、LANカードは何もしなくても認識してくれます。