10 | パソコン実験室 |
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2008年9月10日、30年お世話になった便器と15年お世話になった便座を
交換しました。
って、完璧にパソコンとかけ離れてますな〜。
まさかこんなことまで記事にすることができるとは!
でも、これ交換するとなると、
どこをどうやるんだろう!?って不思議に思いませんか?
それを今から解説していきたいと思います。
我が家は自慢でも何でもありませんが、築30年のマンションです。
最新鋭の設備は何にもございません。
ただ、便座でウォシュレットを装備するときでしょうか、
コンセントが使えるようになっていまして、
そこから分岐させて、換気扇と室内蛍光灯(室内灯の補助)、
さらにミニ扇風機にラジオまで付いているという古、いやフル装備のトイレ。
冬場になったら、ミニ扇風機の代わりに温風機が出動します。
実は1ヶ月前から水を流した後に、その水が完全に止まらなくなりました。
水道のトラブルで夜中に水が漏れてくるというトラブルも数回ありました。
さらに、長年の使用で便座にヒビが入りました。
「何かおしりが痛いな〜?」と思っていたら、
便座にはさまれていたわけで。
もうだましだまし使うのも限界かと思い、交換しました。
さんちかのKYKで家族3名でとんかつを食べてから、
早速、「アラウーノ」の宣伝でおなじみ、ナショナルのショールームへ。
三ノ宮のショールームでも「アラウーノ」を見せてくれました。
水族館で使われているガラスを便器に採用しており、
お手入れがものすごく楽チン♪
確かに汚れはきれいに落ちるし、掃除も95%は自動でやってくれます。
すごいな〜、新しい技術って。
ただ、ナショナルがこの分野に進出したのが最近なので、
便座の選択肢が少なかったのが気になりました。
続いて、建築の仕事でお世話になったハウジングデザインセンター(HDC神戸)へ。
ここでまず最大手のTOTOへ。
さすがTOTO。あらゆる状況にも対応できる品揃え。
排水管(下水管)が床からどれだけ離れているか(床からの高さ)で
選べる便器が限定されることを丁寧に解説してくれました。
へぇ〜、3種類に分類されるんだ〜。
便器だけでなく、実際のトイレの個室のように部屋ができていて、
このタイプの便器を置くと、こんな感じのトイレになる、というのが
容易に想像できました。
最後に同じ建物のINAXのショールームへ。
ここはTOTOに次ぐ大手でした。
収納スペースが格好いいデザインでしたが、
肝心の便器の特徴がいまいちつかめませんでした。
以上で半日使っての下見が終わりました。
下見の結果、まずINAXがあっさり脱落。
残りはナショナルかTOTOでしたが、
ここで家族の意見がいろいろ出ました。
まず、最近流行のタンクなしトイレでは「手洗い場」が省略されています。
無理やり部屋の中に「手洗い場」を作らなければなりません。
ただし、うちのトイレの面積は狭いのです。
というわけでタンクなしが主体のアラウーノが
ここで脱落してしまいました。
あの掃除のしやすい便器は確かに魅力的だったのになあ…
TOTOになったとはいえ、便器の種類が多すぎて、
どれを選んでいいのかがさっぱりわかりません。
とりあえず、TOTO「水彩工房」で家に一番近い業者に来てもらって、
専門家の意見を参考にすることに。
そうしたら、電話して1週間もたたずに来てくれて、
「ああ、この形式ならこれですね〜。」と
あっさり形式まで決定。
TOTO「Z-MRシリーズ」
http://www.toto.co.jp/products/toilet/t00028/01.htm
しかも、現場検証のその日の夕方に見積もりまで持ってきてくれました。
すごいな〜、仕事が早い!!
決定してくれた便器はタンクが付いていましたが、
以前よりかなりコンパクトで、かっこいいトイレでした。
しかも節水で、水の使用量が従来の半分で済みます!
すごい、さすが最大手!
ただ、最後の選択が待ってました。
便座を自動で開閉するかどうかを決めなければなりません。
普段は便座は下ろしたまま。
でも、将来、歳を取って腰に負担がかかってしまうと、
便座をいちいち手で上下するのはしんどいかもしれません。
こんな小ネタでも家族会議して、
「3万円も高いお金をかけて全自動にしなくていい!」という父の一言で
便座は手動になりました。
これで、完璧に注文する形式が決定しました。
最初は2日間の予定でしたが、頑張ってくれたので1日で済みました。
何しろ工事中はトイレが使えません。
そこは母と妹が交代で家にいることで
どうにか頑張ってくれました。
便座を取ってしまったら、なんだか不思議な気分です。
床、壁も工事してもらって、便器・便座も交換してもらいました。
仕事が終わった後に帰宅して、自宅のトイレの電灯をつけました。
もう外から見てわかります。
部屋が5倍ぐらい明るくなってました。(我が家比)
壁を白くするだけで、これだけ変わるんだなあ。
中に入ってびっくり!
便座がコンパクトになっています。
壁に水を流す、ウォシュレット等のリモコンスイッチが付いています。
温度や水勢、位置に至るまで、このリモコンで設定します。
水を流すのはタンクのレバーでもリモコンでも可能になっていました。
紙ホルダーも2つになっていたので、
1つが紙切れになっても大丈夫。
ただ、これまで芯なしペーパーを使っていましたが、
時代の流れで芯ありペーパーになりました。
芯ありペーパーにすることで、紙の交換が楽になりました。
床はフローリング風ビニールシートを貼ってもらいました。
廊下よりもトイレの床のほうが高い位置になってしまったので、
その段差を解消するためにスロープをつけてもらいました。
私が個人的に一番心配していたのが、
「新しいトイレって水が多くためてあるから、
用を足すときに跳ね返らないかなあ???」
ということだったんですが、今回のタイプは水たまりの面が少なく、
跳ね返りはゼロではありませんが、それほど気にならない程度でした。
全部で27万円程度で、そのうち便器・便座関連が20万円。
そうです、ウォシュレットが結構するんです。
壁、床で4万円。工事費用が3万円程度でした。
最初は壁、床を換えることを考えていませんでしたが、
提案してくれてよかったです。
初日は塗料のにおいが残ってましたが、徐々に収まりました。
節水、ということもあって、たまに全部流れないことがありますが、
2回流しても、元のトイレの1回分ですから、それほど気にはなりません。
やっぱり水道トラブルに悩まないのっていいですね〜。
部屋の雰囲気が明るいので、本当に快適です。
あとはラジオ等の復活があれば、さらに快適になるでしょう。
なお、工事後1年は業者の方が不具合の修繕をしてくれるそうです。
8月18日に下見して、数回打ち合わせした後に、
9月10日にトイレが交換できたので、
非常にスムーズに作業をしていただきました。
ショールームで親切に説明してくれた方と、
すばやい対応で工事をしていただいた業者の方には
本当に感謝の気持ちでいっぱいです。