購入図書年間順位(2013年)

2013年に購入した本の中でとても役に立ちそうな本を紹介しています。
今年は意外と本を買いました。
しかも、同じ著者のものを多数。
今年はジャンルがバラバラですね〜
それでは、書評をどうぞ。
※本の縮尺率は実物大とは関係ありませんので、ご了承ください。

第1位:「働く」とはどういうことか

年間休日140日、残業禁止、ホウレンソウ(報告、連絡、相談)禁止…
と今までの日本の常識を覆すような未来工業の創業者・山田昭男さんの本です。
「休みまくって、だらだらしなさい」というわけではなく、
時間を無駄に使わず、休みを増やすために、
みんなで工夫して働こう、という考え方の本です。

しかし、人間は怠け者です。
そこで、未来工業さんではいろんな制度を創設して、
社員のやる気を引き出す工夫をしておられます。
仕事だけでなく、人生そのものも充実させるという考え方が
すばらしいと感じました。

第2位:本当の正義はかっこいいとは限らない

2013年、アンパンマンの生みの親、やなせたかし先生が亡くなりました。
私が高知を旅行して、キャラクターをたくさん見た直後に亡くなったということで、
なんだか信じられませんでした。

やなせ先生がアンパンマンを生み出したのは50歳を過ぎてからでした。
それまではいろいろなお仕事をされていて、
三越の包装紙のデザインにもかかわっていたことも初めて知りました。
本当の正義のヒーローはかっこよく相手を倒すことばっかりではなく、
傷つくことがあったり、
悪者が滅びないから正義があるのだ、というお話もあり、
当初の予想よりも非常に深い内容でした。

第3位:経費に強いと、会計がおもしろくなる

会計にしろ、自分の貯金にしろ、
どうしても「収入」の方に目が行きがちですが、
この本では出ていく方の「支出」に注目しています。
そして「支出」の中で仕事に少しでも関係があるものは「経費」となります。
必要のある費用として計上できるということで、
自分の手持ちの財産を減少できて、税金の節約につながります。

やりすぎた場合は追徴課税等で罰を受けますが、
経費として認められるかどうかは重要だったんだな〜と実感しました。

第4位:自分に少しは優しくなろう

今年も大量に買ってしまいました、鎌田先生の本。
生死にかかわるところで病と闘う人たち、
それを頑張って支えようとする人たちのお話を聞いていると、
温かい気持ちになるのと同時に、自分が元気なうちは頑張ろうと思います。

あとは無理しすぎないようにしよう、とも思います。
自分にもたまには優しくしておかないと、だめになっちゃうかも。

第5位:番外編も完結

番外編も終了し、完全にシリーズが終了してしまいました。
「生徒会の一存」、いい作品でした。
名場面が画集でよみがえります。

第6位:ローカルルールが1冊の本に

大阪おかんルールの本は「僕の妹は大阪おかん」という5分アニメになりました。
その本の神戸版です。
いやあ〜、「とくれん」や「学校の廊下は土足でOK」とかが
本になると感慨深いものがありますね〜。
なお、「とくれん」は神戸市の小学校給食で出てきたみかん味のゼリーのことですが、
大丸須磨店(地下鉄名谷駅すぐ)には常備されています。
凍らせると抜群においしいです。

第7位:過去の苦労があってこそ、スターになる

小さい時から野球一筋で頑張ってきた人たちでも、プロ野球選手になるのは大変なことです。
また、プロ野球選手になれたとしても、ずっと大活躍するわけではありません。
監督、先輩選手、スタッフ、家族等々、いろいろな人の支えがあって、
再び活躍することが多いのも事実です。

一番好きだったお話はデーブ大久保氏が西武から巨人にトレードした際、
太りすぎを指摘されすぎて、遠慮して食事していたときに、
当時の巨人の藤田元司監督が、たまたま同じレストランで食事をしていて、
「太っていたっていいじゃないか。あんなに厳しい練習をしているんだから。
おーい、ボーイさん、ステーキを焼いてやってくれ!」
と優しい言葉をかけてくれたエピソードです。
これだけ選手を思ってくれたら、監督のために活躍したい!って思いますよね。

第8位:北海道のスターにも苦労はあった

まえがきに「立ち読みをしている諸君、レジへ持っていきなさい。」と書かれていたので、購入。
今や俳優として大活躍の大泉洋さんの本です。
もう、どうでしょう第1作から20年ぐらい経つんですね〜

最新作のアフリカ旅行もおもしろかったですが、
「前の作品よりもおもしろくしなければならない。」というプレッシャーは大きいといいます。
自然にやっているように見えて、かなり苦労しているんだな〜と思いました。

第9位:豪華列車復活の兆し

2013年はJR九州の「ななつ星 in 九州」をはじめ、
近鉄の「しまかぜ」が伊勢に向かって走り始め、
東北や南九州でも「食堂車列車」が登場しました。
豪華な列車の旅が見直されているのは、頼もしい限りです。

JR西日本やJR東日本でも豪華寝台列車が計画されているようですが、
うまくいってほしいものです。

第10位:横浜から川越、所沢までが直通運転

ついに、横浜から渋谷、新宿、池袋を経由して、
川越や所沢まで1本の電車で行ける時代がやってきました。
所沢から1時間半寝たら、みなとみらいや中華街なんて、本当に夢のようです。
渋谷駅は地下にもぐりすぎて不便になったそうですが、
それ以上に利点が多い直通運転であると信じたいです。

番外編:さよなら、海文堂書店

2013年、もうすぐ100周年を迎えるというところで、
神戸の書店、海文堂書店が閉店しました。
その名の通り、海、船の書籍が多い、特徴のある本屋さんでした。
また、ブックカバーやしおりは店独自のものであり、
非常にかっこいいデザインでした。

お店からの最後のあいさつで、
「みなさん、本屋で本を買ってください。
このままでは本屋さんはなくなってしまいます。」
という言葉がありました。

確かに、今の時代はAmazonはじめ、
通信販売で書店に行かなくても本が入手できるようになりました。
値段としては店で買うのと全く変わりませんが、
探す手間が全くなく、
しかも自宅まで運んでくれるというのは強力な利点です。
これに対抗するためには、専門書に強い等、
特色のあるお店を目指すしかありませんが、
その特色のあるお店の代名詞である海文堂書店が閉店してしまったことが、
強烈に印象に残りました。

とはいえ、本屋さんには毎日のように新しい本が並んでいますから、
本の需要は落ちているとは思いません。
Amazonが便利すぎるので、どうしても利用してしまいますが、
本屋さんも利用していきたいな〜と思いました。

というわけで、久々に鉄道の本が出てきているものの、
パソコンや食べ物屋さんの本がない状態ですね。
来年もご期待ください。