11 二流書店

購入図書年間順位(2017年)

2017年に購入した本の中でとても役に立ちそうな本を紹介しています。
今年はまあまあ本を買ったものの、やっぱり12月にまとめて読むことになりました。
それでは、書評をどうぞ。
※本の縮尺率は実物大とは関係ありませんので、ご了承ください。

第1位:JRになって30年

瀬戸大橋と青函トンネルが昭和63年に開通し、
1本の線路で本州と北海道、四国、九州が結ばれてから30年。
時刻表もいろいろと様変わりしました。
快速「海峡」、新幹線の食堂車、毎日走る寝台列車…
全部なくなるなんて誰が想像していたでしょうか。
ダイヤ改正ごとに大きなニュースを集約してくれているので、
資料的な価値も高い一冊です。

第2位:完成度の高いデザインのものは大切に使われる

水戸岡先生なしでは、現在の鉄道界の盛り上がりはなかったことでしょう。
奇抜過ぎても、独自性がないものでも世間には受け入れられないのが、
デザインの仕事の難しいところです。
公共の施設で完成度の高いデザインのものは
利用者側で大事に使おうとする意識が芽生えるというご意見に納得です。
JR九州の特急「つばめ」、「ソニック」、「白いかもめ」、「ゆふいんの森」…
どれも知名度が高い列車で、
鉄道ファンでなくても一度は乗ってみたいと思われているたいした列車です。
新幹線「つばめ」は「さくら」や「みずほ」と違って和の趣が満載なので、
わざわざ選んででも乗りたい車両です。

第3位:白い恋人はどのように復活したのか

石屋製菓の白い恋人は北海道みやげの代表選手です。
しかし、賞味期限偽装問題で、一時期は全部のおみやげ屋さんから撤退する事態に。
あらゆる改善策を実施し、今ではGinza sixに新規出店するまでに回復しました。
歴史が長い会社だからこそ陥りやすい問題と、その改善策が参考になりました。

第4位:簡単なレシピがいっぱい

手に入る食材で、簡単に一品が作れるレシピがいっぱいです。
これなら作れるかな。

第5位:個性派居酒屋さんがたくさん

今年も出たワカコ酒の作者さんの本。
連載漫画もたくさん持っていて、働き過ぎなのが心配です。
広島の居酒屋さん、人情があってよいですね〜。
この本では紹介されておりませんが、「うにクレソン」、いつか食べたいです。

第6位:常識を疑え

ビートたけしさんは多彩な人で、事故の影響で滑舌は悪くなりましたが、
エッセイに映画にまで幅を広げて、お正月もたくさんテレビに出ていました。
過激な言動が多くて、カットされることが多いみたいですが、
昔は抗議されることもなかったし、そのまま流してたけどなあ。
表彰状の全文掲載がおもしろかったです。

第7位:関西の鉄道旅は楽しい

近鉄や京阪、南海の特急に新型車両が登場した以外にも、
レトロな阪堺電車や、たま電車の和歌山電鐵など、
いろいろと面白い電車がいっぱいです。
それにしても、鉄道会社の駅員さんの衣装っていろいろあるんですね。

第8位:偉大な昭和の大スター、植木等

今年、NHKのドラマにもなった小松政夫さんの自叙伝。
その中でも師匠である植木等さんは大きな存在で、
スターだったんだな〜と感じさせる本です。
今のテレビは予算も時間も人員も限られていて、制約も多くて、
昔よりはかなり厳しい状況になっています。
昔のテレビ番組とか時代劇は豪華なつくりなので、再放送でも飽きません。

第9位:優勝しなくても日本一

クライマックスシリーズに出てきたら、やっかいだった千葉ロッテマリーンズ。
その黄金時代に、正捕手だったのが里崎選手でした。
とりあえず、チャンスに強くて、ただではアウトになりませんでした。
「嫌な仕事はいつまでも終わらないから、いやいや一生懸命やる」ことは実践しています。

第10位:中華料理の三本柱

歳を取って昔ほどは食べられませんが、
やっぱり麻婆豆腐と餃子には魅力があります。
赤い色で脂っぽいのはやめられそうにありません。

第11位:くすりの働きを知る

医薬品の成分と主な働きを絵で解説してくれます。
カタカナが多くて、役割を名前で表現していない薬は多いので、
とても勉強になります。

情報がすぐに入る世の中なので、
欲しい本がだんだん少なくなっているような気がしますが、
来年もご期待ください。

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