14 資格王への道

日商簿記3級

資格の種類 民間資格(日本商工会議所)
最低限必要な費用 \2040(受験料)
勉強に要した費用 \1万6千(スクール8日【全日】+テキスト1冊+問題集2冊)
交通費と食費 \1万5千
資格取得の合計費用 \3万5千
受験資格 特になし
試験日 年3回(2月、6月、11月)※日商3級の場合
受験場所 神戸大学(※2004年の場合)
特色・長所 知名度抜群!経理担当でなくても社会人の知識として活用できる

概要

おなじみ、誰でも聞いたことのある入門資格です。
簿記とは「帳簿記入」の略です。
会計の基礎の基礎が学べます。

取得の動機

会社員になって倉庫在庫システムを組むにあたり、
「売掛金」「前払消費税」など聞き慣れない単語が山ほど出てきました。
伝票と関わりがある、これらの言葉の意味が知りたいと思い、
取得を決意しました。

日商簿記3級のレベル

下は商業高校の学生から、上は立派な大人まで
あらゆる人が受験する3級。
個人商店で行う取引を対象としており、
「売掛金」「買掛金」「当座預金」「減価償却費」…など
基礎的な言葉の意味がわかるようになります。
ただ、初歩の初歩ですので、履歴書に書けるレベルではありません。
ここがちょっと残念。

スクール

どの資格スクールでも必ず講座がある、花形資格です。
しかもどこもキャンペーン中で、生徒獲得に熱心です。
LEC(東京リーガルマインド)神戸校で受講しました。
生講義5日、問題演習2日、全国模試と総まとめ講座がセットで、
1万5千円で教えてくれます。
価格の割に、内容は充実しています。
過去問題集も1000円で販売しています。
予習は必要ありませんが、きっちり復習はするべきです。
私は復習が途中から間に合わなくなりましたが、
問題演習で丁寧に解説してくれたおかげで、
どうにか遅れを取り戻せました。

試験の難易度

おそらく独学でも取得できると思いますが、
本1冊読むだけでは、なかなか理解しにくいと思います。
現金が手に入るから左(借方)、などという考え方は
訓練すれば身につくので、
結果的にはスクールで勉強して、
時間をかけずに取得する方が効率的だと思います。
試験は100点満点で70点以上が合格。平均合格率は30%前後です。
3級は入門編ですが、意外と合格率は低いんです。

なお余談ですが、試験申込、合格発表は
インターネットでも見られます。
(神戸商工会議所の場合)
便利な世の中になったもんです。

資格取得後は?

はっきり言って、履歴書にも書けませんし、
これ1つで転職・独立はできません。
でも、会社でよく聞く言葉は理解できます。
この後の簿記2級や税理士、公認会計士などの
基礎編になるわけですから、
そっち方面を目指すのであれば、
取得して損はないでしょう。
なお、電卓をたたくスピードは確実に速くなります。

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