14 | 資格王への道 |
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資格の種類 | 国家資格(全国旅行業協会) |
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最低限必要な費用 | \5800(受験料)+送料 |
勉強に要した費用 | \14万(スクール5ヶ月【週1回・全日】+テキスト4冊) |
交通費と食費 | \6万 |
資格取得の合計費用 | 約\21万 |
受験資格 | 特になし |
試験日 | 年1回(9月第2日曜日) |
試験場所 | 大阪工業大学(※2005年の場合) |
特色・長所 | 国内旅行を扱う責任者になれる |
旅行業界では必須の資格です。
旅行業の営業所・代理店で必要な責任者になる権利が与えられます。
(※旅行業者として、営業所内で認定されてから、”管理者”となります。)
ただし、国内旅行しか扱えません。
しかも、旅行業界に行かなければ、ただの紙切れ同然の資格です。
2005年より旅行業法が改正され、
名称も「国内旅行業務取扱主任者」から新しくなりました。
鉄道旅行が趣味なので、取得のチャンスを狙っていました。
JRや国内地理が好きなので、どうにかなるかなと思いました。
年齢、学歴に関係なく、誰でも受験できます。
大学生の受験者が一番多いように思います。
残念ながら、生講義が少ない資格です。
神戸では週末に開講しているスクールがなかったので、
LECなんば校・梅田スカイ校で受講しました。
(その他、大学や地域センターでも開講しているところがあるようです。)
講義期間が半年に及び、人気資格なので、
講義料も結構高値です。
先生と仲がいい生徒さんが多く、楽しい授業ですが、
その生徒さんが雑談で先生と盛り上がってしまい、
かえって授業の支障になるケースもあり、ちょっと困りました。
覚える事項が多く、復習で間に合わなくなりましたが、
演習でしっかり取り戻しました。
演習の小冊子は一問一答形式で、
解説もわかりやすかったので、通勤時に丸暗記しました。
試験はマークシート形式なので、独学でもいけるかもしれませんが、
スクールに通うと、例年の出題傾向がわかるので、
より合格に近くなると考えられます。
問題は引っ掛け問題が多いので、
ひたすら問題を解いて、パターンをつかむことが大切です。
旅行業法:旅行者⇔国(国土交通大臣)の約束事
約款:旅行者⇔旅行業者の約束事
国内実務:JR運賃計算+国内旅行約款+日本地理
の3科目で、各科目60点以上が例年の合格基準です。
つまり、旅行業法や約款で100点を取っても、
国内実務で59点だと不合格となります。
この点が厳しい試験だと言えます。
旅行業法はひたすら暗記です。25問もありますが、
慣れれば、1番得点が取りやすいと思います。
約款は標準旅行業約款から70%程度出ています。
あとはJR、航空、フェリー、宿泊の各約款で20%程度出題です。
正直言って、この20%はどこが出るかわからないので、
前半の標準旅行業約款をしっかり得点源にするのが大切です。
最後の国内実務は受験生の最大の泣き所、JRの運賃計算が出ます。
鉄道ファンの人でも、慣れないと難しいと思いますが、
全く興味がない人よりは有利です。
後半は国内旅行ではおなじみ、あるいはマイナーな観光地問題が50%。
祭の開催時期、民謡なんて出てきたら、
あきらめるしかありません。
問題数が多いので、多く間違っても70%は確保できるぞ!と
強気で行くといいと思います。
解答速報は受験日の夜にはインターネットでわかります。
便利な世の中になったもんです。
国家資格なので、履歴書に書けます。
就職、転職には若干有利になりますが、
都市部には有資格者が飽和状態なので、
地方にしか空きはないようです。
現在の世の中では海外旅行が主流ですので、
「総合旅行取扱管理者」にステップアップしたいところです。
この資格を取得しても副業でお金儲けをすることは一切できません。
また、通信販売で高い教材を売りつける業者もいるようですが、
資格スクールでも最高でも\20万あれば、
授業は受けることができます。
くれぐれも、法外な値段で商売をしようとする業者、
お金儲けをもちかける業者は相手にしないようにしましょう。