14 資格王への道

FP3級技能士

資格の種類 国家資格(金融財政事情研究会)
最低限必要な費用 \6000(受験料)+手数料
勉強に要した費用 \6000(テキスト3冊)
交通費と食費 なし
資格取得の合計費用 約\4万(2回受けたので…)
受験資格 特になし
試験日 年3回(1月・5月・9月第4日曜日)
受験場所 神戸山手大学(2008年1月)
特色・長所 知らないと困るお金の知識が身につく

概要

FPとは「ファイナンシャルプランナー」の略語です。
年金や保険や相続など、
学校では勉強できないお金の知識を問われる試験です。
3級は初級、2級(またはAFP)で一人前、1級(またはCFP)で一流とされます。
ただ、AFPやCFPは大人気なのですが、
一旦資格を取ってしまうと、継続教育でお金を払って、
資格を維持しなければなりません。
お金の知識を身につけているのに、お金を払うのがバカらしいです。

取得の動機

ニュースの話題で年金が出てきたり、
不動産の広告で「建ぺい率」「容積率」が出てきたり、
社会人になって生命保険に入ったりしました。
でも、その詳しい内容がよくわかりません。
中学や高校で習いませんので、ちゃんと知りたいと思いました。

実は2年前にも挑戦していて、惜敗しています。
「合格率40%」の試験を甘く見すぎていて、
何にも勉強しなかったら、ヤマカンで午前と午後で2問ずつ外して敗退。
あまりにも悔しかったので、
今度はちょっと勉強して受験しました。

受験条件

年齢、学歴に関係なく、誰でも受験できます。
男性の受験生が若干多いです。
年齢層は大学生〜大人まで結構幅広いです。

講座

1回目の受験の時にはLECの「3級楽習講座」を生講義で受けました。
確かに、内容は充実していて受講料も安かったのですが、
いかんせん、知識を教えてくれるだけで、
問題を解くところまでは面倒を見てもらえませんでした。
どの試験でもそうですが、絶対に過去問題は解くべきです。

2回目の受験の時には講座に行くのをやめ、
3級の知識を身につけるために参考書1冊、
過去問を午前・午後で1冊ずつ購入し、勉強しました。
基本情報技術者試験が終わった11月から2ヶ月で基本知識を習得、
1月は過去問に目を通しました。

試験直前の勉強

今回も悪い癖でほとんど机で問題を解きませんでした。
ただ、過去問だけにひたすら目を通しました。
「実技」の勉強の方が、実例形式の問題が出てくるので、
基本知識の復習にもなって、よいかも。

試験の難易度

・ライフプランニング(年齢によって必要なお金の使い方)
・リスク管理(保険、年金)
・金融資産運用(郵便貯金、定期預金)
・タックスプランニング(所得税など)
・不動産(土地、建物)
・相続(遺産相続など)

の6科目が出てきます。
範囲が非常に広いので「広く、浅く」に徹するべきです。
日本語の意味がわかれば、解ける問題も数問あります。

午前問題(学科)

午前は知識問題で、○×が30問、3択が30問です。
合格ラインは6割です。
60問で120分なので、1問に2分しかありませんが、
1時間経過後は途中退室ができるので、
おそらくほとんどの人が退室することでしょう。
勉強しているところが出ていれば、5秒で答えが出ますし、
出てなくても、あてずっぽうで先に進みますし…

午後問題(実技)

午後は計算問題も出てくる3択15問です。(個人資産相談業務の場合)
「実技」ですが、普通にペーパーテストです。
こちらも合格ラインは6割です。
電卓あった方がもちろんいいですが、
なくてもどうにかなるような簡単な計算で問題が解けます。

こちらの方が午前より難易度が高く、時間も1時間と短いので、
本当の勝負という感じです。
途中退室はできません。
いろいろなお金持ちの診断をすることになります。
だって、「遺産相続で株を2700万円」とか
「土地の相続が1億円」とか、平気で出てくるんですもの。
そんなお金持ちが、相談すんな!!!と
冷静に考えればツッコミたくなります。

受験後の感想

試験当日、神戸山手大学は元・女子大だったので、
机や椅子が低いことが判明。
しかも木製なので、長時間の戦いには向きませんでした。

午前は60問なのに、30分で終了。
さんざん見直しをして、のんびりとお昼ごはん。

午後は15問で、源泉徴収や遺産相続の問題もあっさりクリア。
たまたまやっていた計算問題が、そのまま出てきてよかったです。

解答速報

解答速報は受験日の夕方にはインターネットでわかります。
たまに解答の訂正が入るのが、最大の欠点。
私は午前43点/全60問、午後10点/全15問が正解でした。
午前はヤマカンで20問ぐらい○でした。

資格取得後は?

国家資格なので、履歴書に書けます。
やさしい資格なので、履歴書に書いてもアピールにはなりませんが、
他の資格と違って、勉強自体が生活に直結するので、一生役に立ちます。
こういう資格があってもいいのではないでしょうか。
もっと興味が集まってもいい資格だと思います。

本来なら、2級&AFPに進むのが普通ですが、
継続教育の負担が重いので、FPはこれで終わりにします。
確かに、自分を磨くために、いつまでも勉強は必要なのでしょうけど、
そんなに安い費用で済みそうにありません。

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