神戸市バスの旅〜その1

日時2007年4月28日(土)
目的地神戸市内
目的神戸市バスに乗りまくり、神戸の魅力を再発見する

1日乗車券を使って、神戸市バスを乗り回してきました。
「吉田町」「大日丘住宅前」「鶴甲団地」など、
神戸市バスではおなじみの地名を直接見てきました。
意外とおもしろかったですよ。
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全行程

発駅発時刻着駅着時刻備考
新長田駅10:10新開地10:58113系統・新開地で食事
新開地11:40吉田町1丁目11:533系統・吉田町1丁目で小休止
吉田町1丁目12:00地下鉄長田駅前12:133系統
地下鉄長田駅前12:29大日丘住宅前12:484系統・大日丘住宅前で小休止
大日丘住宅前12:48神戸駅13:244系統・トラブルでカード交換
神戸駅13:56三宮駅前14:287系統
元町1丁目14:54阪急六甲15:292系統
六甲口15:40鶴甲団地16:0036系統・鶴甲団地で小休止
鶴甲団地16:01阪神御影16:3036系統
阪神御影16:39六甲口16:5316系統
六甲口17:01石屋川車庫前17:0492系統
石屋川車庫前17:08三宮神社17:3592系統

1本目:113系統(新長田→新開地)

113系統。1時間に1本 新長田〜板宿〜新開地〜神戸駅なので、11系統の延長版です。 新開地の象徴、神鉄ビル。

最初は5系統で新長田から板宿まで移動して、
11系統で板宿から新開地まで移動しようと思いましたが、
新設されたばっかりの113系統が運良くやってきたので、
これで新開地を目指すことにしました。
ですが、1時間に1本、しかも新設なので、
地元には浸透してなかったみたいでした。
お客の質問に冷たく応対する運転手も嫌な感じでした。
系統を増やすのではなく、もっと上手な案内の方法はなかったのでしょうか。
板宿〜神戸駅の11系統は同一ルートで本数も10分に1本になります。
道は広めですが、カーブ+坂道がかなり多いルートでした。
途中の停留所で結構乗りましたが、
湊川公園で多数の下車がありました。
新開地で天ぷらそばと味噌味の豚まんを食べました。

2本目:3系統(新開地→吉田町1丁目→地下鉄長田駅前)

3系統。神戸市バスでは数少ない完全循環バスです。 吉田町では止まらずに、もう1周してくれます。 長田神社前の象徴、鳥居型の看板。

続いて3系統の南半分に乗車。
地下鉄海岸線が開通した影響で、ほとんど乗降客なしでした。
昔は和田岬の工場勤めの方のメインルートになっていたバスでした。
やっぱり北半分のお客が多いみたいですね。
途中に神戸中央市場がありました。
吉田町1丁目は神戸のホームズスタジアム前で、
ヤマダ電機やニトリもあります。
道幅が広く、交通量も少なく、停留所でのお客も少ないのに、
昼は15分間隔での運転です。
吉田町1丁目では7分ほど停まりましたが、車両交換はなし。
そのままのバスで地下鉄長田駅前に行けました。

3本目:4系統(地下鉄長田駅前→大日丘住宅前→神戸駅)

4系統。末端が循環になっているパターンです。 神戸駅を出てから戻るまで1時間以上。 謎の看板。

続いて、4系統に乗車。
TSUTAYAで時間をつぶして、8分後のバスに乗ろうと思っていたら、
ものすごい長蛇の列ができていました。
しかたなく、もう8分待ちました。
地下鉄長田駅前で大半のお客が入れ替わります。
が、それでも全区間にわたって混雑しています。

丸山から始まる循環部分が強烈に印象に残りました。
恐ろしく狭い道。これならバスがすれ違えません。
カーブと坂道の連続。
なのに、このバスは昼間8分間隔で走っています。
昭和を思い出させるような電気屋やお店の雰囲気。
お寺にあった「夢をなくさないで」という謎の看板。
大日丘住宅前、といっても普通の住宅でした。
お客が多いので、もっと大規模な住宅を想像していましたが。
「だいにちがおかじゅうたくまえ」、と初めて正式な読み方がわかりました。

神戸駅でトラブルに巻き込まれました。
なんと、1日乗車券の日付が間違って印字されているとのこと。
私は全く悪くないのに、運転手に怒られる羽目になりました。
神戸駅の案内所のおばちゃんのおかげで
なんとか1日乗車券を変えてもらえました。
いや〜、本当に神戸市バスのシステム、運転手は最低で残念です。
路線は魅力的なんですけどね。

4本目:7系統(神戸駅→三宮駅前)

神戸駅バスターミナルの象徴。 奥が湊川神社。 八角形のターミナル。 7系統は神戸の観光スポットを走ります。 7系統。三宮からさらに遠くの磯上公園方面へ行きます。 新旧の観光地を経由します。

1日乗車券を交換してもらい、仕切り直しで7系統に乗車。
神戸駅から新開地、異人館、三宮と神戸の魅力満載の経由地。
神戸駅から三宮駅まではJRで3分ですから、
その間を10倍以上の時間をかけて遠回りして走っています。
昼間の本数も8分間隔で結構多いです。
山本通3丁目から坂道を降りる時に両端に異人館が見えるのが、
非常に神戸らしいなあと感じました。
普段は歩いて通っている三宮にバスで到着するのが
不思議な感覚です。
時間の関係で磯上公園に行くのをあきらめて、
三宮駅前で降りました。

5本目:2系統(元町1丁目→阪急六甲)

始発は元町1丁目です。 2系統。神戸市バスのエースです。 布引を通って、阪急六甲へ行けます。 阪急六甲に到着したバス。 出発ターミナルが特徴的です。

LEC神戸本校でパンフレットを探しましたが、
特に目立ったものはなく、そのまま元町1丁目へ。
元町1丁目で、2系統に乗車。
三宮に行ったら、必ず1度は見るという本数の多さ。
でも、元町1丁目発の昼間の本数は4系統や7系統と同じ程度で、8分間隔でした。
昔からお客さんが多かった路線です。
元町1丁目で乗って、三宮の阪神前で降りていたお客もいました。
三宮周辺では大きなターミナルがないのですが、
点在した停留所でお客を拾っていました。
布引は新神戸駅の最寄停留所でそこそこの下車。
あと、青谷で結構下車。
お客の入れ替わりが激しく、なかなか先に進みません。
バスの運転はストレスがたまるので、
運転手の対応も悪くなるのかもしれませんね。

阪急六甲はいかりスーパーもあって、高級な雰囲気。
阪急六甲ではいろいろなバスが発着するのですが、
2系統専用の乗り場が電車の駅のまん前にあります。
あとの停留所は点在しています。

6本目:36系統(六甲口→鶴甲団地→阪神御影)

兄弟路線の36系統と16系統。 なぜかローマ字表記もあります。 鶴甲からの下り坂。いい眺め。 阪神御影は昔ながらの駅前。

少し南に歩いて、六甲口から36系統に乗車。
六甲からは神戸大学側(北側)に2本の似たようなバス路線が
設定されています。
広大な神戸大学のキャンパスに合わせて、
西側と東側に別々の路線があり、
36系統は鶴甲団地へ、16系統は六甲ケーブル下に行きます。
朝は大学生の輸送でかなりの本数になります。
昼間も5分〜10分間隔で走る、重要な路線です。
いつも、資格試験では16系統で神戸大学を目指すので、
今回は36系統に乗車することにしました。

路線のパターンは4系統と同じで、末端部が循環です。
阪神御影を出て、戻るまで1時間程度というのも似ています。
神戸大学ではいろいろなキャンパスの前に
停留所が設けられており、
土曜日でも乗降があります。
鶴甲団地ではあまり乗降がありませんでした。
鶴甲から坂を下りていくときに海が見えるのが
最大の見所でした。
いいなあ、神戸大学の人って、こんな景色も楽しめるのか〜。
神戸大学から阪急六甲、JR六甲道、阪神御影と南北のターミナルを縦断。
灘区役所を抜けると、国道2号線を走り、
ラーメン激戦区と御影公会堂のそばを通ります。
終点の阪神御影では十分な折り返しスペースが確保されていないので、
駅周辺の細い道を駆使して、進行方向を変えます。
本当はここで昼食その2の予定だったのですが、
お店が昼休み中で断念。

7本目:16系統(阪神御影→六甲口)

16系統。神戸大学対策で本数はかなりの数です。 南北の重要な足。

阪神御影からは16系統で六甲口に戻ります。
こちらはJR六甲道始発で六甲ケーブル下まで走る区間便もあります。
ラーメン屋とか、ピザ屋の前を通り抜け、六甲口へ。

8本目:92系統(六甲口→石屋川車庫前)、9本目:(石屋川車庫前→三宮神社)

92系統。こちらも本数がおおいです。 三宮から王子動物園を通って石屋川車庫へ。 車庫前なのに、車庫が見えません。 停留所も普通... 三宮神社でバスの旅終了。 お疲れ様でした。

最後に六甲口から92系統で石屋川車庫へ。
今までの傾向で石屋川車庫でそのまま乗って三宮に戻れると
勘違いしていましたが、強引に下車させられました。
石屋川車庫前なのに、石屋川車庫がバス停から見えません。
折り返しですぐ今のバスが返ってくるのかなと思いましたが、
来たバスは全く別のバスでした。
バスの経路の近くにテニスコートがやたらとありました。
王子動物園と布引を通って三宮へ。
中心地から王子動物園に直接行けるのは便利。
三宮神社に着いて、今回の神戸市バス旅行が終了しました。

旅行を終えて

7時間かけて神戸市バスを乗り倒しましたが、
結局全区間を乗ることはできず、かなりの宿題が残りました。
路線も魅力的、本数も多く、新たな発見もあった反面、
運転手の冷たい態度には本当にあきれました。
運転手の態度が明らかに向上した山陽バスとはえらい違いです。

今度は地下鉄・市バス1日乗車券を使って、
ワイドに神戸市内を回ってみたいな〜と思いました。

Special thanks !!
・神戸駅の案内所のおばちゃん

バカヤロー !!!
・神戸市バスの運転手、ほぼ全員


おまけ・ミニ知識

・全区間にわたって、坂とカーブがものすごく多い

・お客は短距離の利用が多く、半数以上は敬老パス利用者

・全区間で信号が多すぎて、バスがなかなか先に進まない

・さらに新開地や三宮などの市街地に入れば、渋滞と路上駐車で先に進まない

・両端が終着駅となっている場合、運転手は40分程度の連続運転となる。

・片方の端が循環運転となっていて、始発駅に戻る場合は1時間程度の連続運転となる。

・観光地路線としてのおすすめは7系統

・バスファン向けとしてのおすすめは4系統


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