おろしそば・加賀温泉ツアー

日時2008年10月5日(土)
目的地鯖江、加賀温泉、敦賀
目的普通電車で無理なく旅行する

今年も「西日本1日乗り放題きっぷ」が発売されました。
今までは無理して、特急を補助で使ったりしていましたが、
今回は原点に返って、普通電車で行けそうな場所の
鯖江と加賀温泉に行ってきました。
金沢は知っているし、遠いですから。

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往路

発駅発時刻着駅着時刻備考
垂水6:52尼崎7:31快速
尼崎7:37敦賀9:50新快速
敦賀9:54鯖江10:34北陸本線普通
鯖江12:24福井12:39北陸本線普通
福井12:46加賀温泉13:20北陸本線普通
だいこん舎のおろしそば。 佐野蕎麦のおろしそば塩味。
鯖江駅。 特急「雷鳥」を見送り。見るだけなら美しい。
ようやく北陸本線にもまともな電車が。 そしてオンボロ電車も。

北陸へ抜けるにはおなじみの朝1番の敦賀行き新快速で敦賀へ。
4分接続で次の普通電車へ。
鯖江には11時前に着き、順調な滑り出しです。
地図を持って横断歩道で信号待ちしていると、知らないおばちゃんが、
「兄ちゃん、迷子け?」と声をかけてきました。
「ええ、そば屋を探しているんです。」と言うと、
「そばなら、このお店がうまいでぇ。」と歩いていくではありませんか!
「いやぁ、店決まってるんで…」とこちらが言うのもまるで無視。
「このお店はそば以外にもカツ丼とかあるで。」
「このお店はそばだけだ。でも、まだ準備中だなあ。」
と言った後に、
「私はそばあかんけどな。うどんの方が好きや。」
と言われてしまいました。完璧にペースに巻き込まれてしまいました。
さらに「そこにいい寺があるんや。一緒に行かんか?」と誘われましたが、
「いいえ、普通電車の旅で予定がありますんで…」と言って逃げました。
危なく、鯖江でおばちゃんとデートするところでした。

おばちゃんに教えてもらった「佐野蕎麦」で律儀にそばを食べましたが、
ものすごくおいしかったです。
雑誌で有名な「だいこん舎」と比べても、全く引けを取らない味。
おばちゃん、おそるべし。
さらに普通電車を乗り継いで、加賀温泉へ。

発駅発時刻着駅着時刻備考
加賀温泉駅13:35山代温泉総湯13:49キャン・バス
山代温泉総湯14:24那谷寺14:39キャン・バス
那谷寺15:23日本自動車博物館15:32キャン・バス
日本自動車博物館16:52加賀温泉駅17:21キャン・バス

加賀温泉は芦原温泉とは違い、「山代・山中・片山津・粟津」の4つの温泉を合わせて、
加賀温泉と呼ぶみたいです。
駅前はアルプラザ(平和堂の大きい版)、ケーズデンキがあって、
このあたりの街では一番の盛り上がりです。
加賀温泉は駅からかなり遠いところで4つの温泉があり、
体験型施設がいろいろ散らばっています。
それを無理やり循環しているのが「キャン・バス」で
ありがたいことに電車の到着にあわせて運行しています。
なので、20分間隔だったり、1時間経っても来なかったりと、
しっかり時間を調べてないと痛い目にあいます。
いまどき珍しく、女性の車掌さんが乗務していて、
バスガイドの役割も果たしています。
沿線の観光地のパンフレットを配ったりしていて、なかなかの気配りです。

山代温泉総湯。 新しい山代温泉総湯の建設地。

まず、山代温泉の総湯へ。
「1年後に新しい総湯ができる。」ということを、バスガイドさんから聞きました。
も〜う、家出る前に言ってほしかった…
総湯は\420。中のロッカーで\100。
湯船は広いが、銭湯感覚の場所なので、石鹸やシャンプーはありません。
気軽に温泉を楽しんだ後、温泉卵を購入。
ただ、スプーンも何にも渡してくれなかったので、
ブロックで温泉卵を割って食べました。
絶妙な硬さで中身が飛び出ずに食べられました。
総湯の近くにはおみやげ屋がたくさんあるのですが、
土曜日の昼間なので、人通りがほとんどありません。
お店は開いていたのですが、行った時間が悪かったです。

緑と赤の色合いがきれい。 本当に落ち着いた空間。
本当ならもみじの名所。 優雅な白鳥とバックの岩のコンビ。
三重塔。

岩がよく見えます。

次に那谷寺へ。
もみじの名所ですが、10月だとまだ早かったです。
全力で境内を散歩し、次のバスに間に合いました。
岩の形がとても変わっていました。

ダイアナ妃が乗った車。

カネゴンみたいな車。

図書館みたいな外観。 キャン・バス。
なんでマックスコーヒーが石川県に?

その次が日本自動車博物館。
個人のコレクションなのに、500台所蔵。すごすぎます。
中にはベンツ・ボルボ・ジャガーとか、
「自動車ショー歌」で出てくる車が山ほど並んでいました。
車に詳しいわけではありませんが、迫力に圧倒されました。
それにしても、ベンツとかかっこいい車って、
他の車に混じって1台際立っているから、かっこいいんですよね。
全部が珍しい車なら、ありがたさが半分以下です。
脇役のはずのトイレも、世界のいろいろな形のトイレが勢ぞろい。
もう参りました。

午後半分で3ヶ所回りました。
忙しかったんですが、非常に充実していました。
他にも世界のガラス館や九谷焼の施設など、いろいろとあったみたいでした。
山代温泉の総湯が新しくできたら、また行ってみたいです。
にしても、加賀温泉の駅前でMAXコーヒーがあったのは、なぜ!?

帰路

発駅発時刻着駅着時刻備考
加賀温泉17:30敦賀19:07北陸本線普通
敦賀20:14長浜20:40特急「しらさぎ16号」
長浜20:42神戸22:44新快速
神戸22:45垂水23:02各駅停車
海の幸♪お刺身。 こちらは浜焼さば。

加賀温泉駅ではほとんど時間がなかったので、
おみやげも何にも買いませんでした。
昼ごはんがそば2連発なので、夕飯は海の幸を食べました。

本当なら、恐怖の終電リレーで普通電車だけで家には帰れたのですが、
周りが真っ暗で早く帰りたかったので、特急の力を借りました。
にしても、「しらさぎ」、26分乗車で\1380か〜。高いわ〜。
でも、検札に来ないからと言って、キセルするわけにはいきません。
ちゃんとお金を払って乗りました。
長浜で新快速、神戸で各駅停車と順調に乗り継ぎして、
家に帰りました。

旅行を終えて

1日だけでしたが、\14000も使ってしまいました。
\1万で抑えたかったのに、残念です。
原因はいろいろありますが、
「おみやげを\1300買ったこと」「夕飯で\3800も使ったこと」
「特急しらさぎに\1300払って乗ってしまったこと」の3点です。
これらがもう少し抑えられたら、さらによかったですが、
普通電車で頑張ったおかげで、
通常の交通費分のお金でご飯も観光も楽しめました。
山代温泉の総湯ができあがったら、また行ってみたいです。

Special thanks !!
・鯖江のおばちゃん
・佐野蕎麦
・日本自動車博物館

Thanks !
・だいこん舎
・加賀温泉のキャン・バス
・まるさん屋

バカヤロー !!!
・接続が悪すぎる北陸本線の列車ダイヤ


おまけ・ミニ知識

・鯖江駅は中心地からちょっと離れているが、そば屋は点在している。
・加賀温泉のキャン・バスは車掌さんがいろいろ教えてくれる。
・山代温泉総湯は2009年8月中旬に新しい施設が完成予定。
・山代温泉は温泉以外にも施設が点在していて、ハシゴするのはキャン・バスが便利。
・那谷寺はもみじで有名。
・日本自動車博物館は1時間20分あっても全部は見られないほど広い。
・北陸本線の普通電車は特急通過待ちが多く、接続もよくない。



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