日時 | 2013年4月28日(日)〜30日(火) |
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目的地 | 函館、札幌・豊平峡温泉 |
目的 | 新幹線「はやぶさ」グランクラスと寝台特急「北斗星」に乗る |
寝台特急「北斗星」は1988年3月に青函トンネルが開通したときから
上野〜札幌を走り始めました。
青い車体で、個室寝台主体の編成、食堂車では豪華なフランス料理が楽しめるなど、
「トワイライトエクスプレス」や「カシオペア」の原型になった列車でした。
今まで札幌に行く機会は何度もありましたが、
個室が取れない、休みが十分に取れない等でずっと乗る機会を逃していました。
10連休となった2013年のゴールデンウィーク、
25年越しの夢を叶えるときがやってきました。
ゴールデンウィークの飛行機は高いので、
行きは320km/h運転で売り出し中の「はやぶさ」に乗ることにしました。
グリーン車の上をいく、「グランクラス」に乗車しました。
まずは1か月前に北斗星のB寝台1人用個室「ソロ」を確保。
開放式寝台と料金が同じですが、鍵がかかる安心感は大きいです。
同時に夕食のフランス料理も予約。
「はやぶさ」は最後までグランクラスに乗るかどうか迷いましたが、
西明石発6時の「のぞみ」に乗り、
東京発9時半の「はやぶさ」に乗ることを決意。
これで当日は4時起きになりました。
発駅 | 発時刻 | → | 着駅 | 着時刻 | 備考 |
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西明石 | 6:00 | → | 東京 | 8:53 | 新幹線「のぞみ100号」 |
東京 | 9:36 | → | 新青森 | 12:35 | 新幹線「はやぶさ9号」グランクラス |
新青森 | 12:45 | → | 函館 | 14:58 | 特急「スーパー白鳥19号」 |
函館 | 19:41 | → | 南千歳 | 22:27 | 特急「スーパー北斗21号」 |
南千歳 | 22:37 | → | 新千歳空港 | 22:41 | 普通列車 |
最初に西明石6時発の「のぞみ」で東京へ。
ゴールデンウィークにもかかわらず、自由席は5割程度のお客さんでした。
富士山が非常にきれいに見えて、幸先がいいです。
東京で40分ほど余裕があったので、赤レンガの駅舎を見学。
9時半になり、いよいよ「はやぶさ」グランクラスとご対面です。
1席1万円の特別料金がかかりますが、18席中17席埋まってました。
贅沢な座席で、軽食とドリンクのサービスを楽しみました。
まったく遅れることなく、函館到着。
朝早く出発したおかげで、函館で4時間半の滞在時間を確保できました。
まずは五稜郭の「あじさい」で塩ラーメンを食べ、
五稜郭タワーから景色を楽しみました。
続いて、市電で移動し、湯の川温泉「湯元 啄木亭」で日帰り温泉を楽しみ、
「ハセガワストア 湯の川店」でやきとり弁当をいただきました。
市電で函館駅に戻り、「ラッキーピエロ 函館駅前店」で
チャイニーズチキンバーガーをいただきました。
3品食べましたが、安いのにおいしくてびっくり。
久しぶりの函館を満喫しました。
夜に函館から新千歳空港へ移動して、「万葉の湯」で宿泊です。
しかし、飛行機に用もなく、
ひっそりとした新千歳空港に行くのはちょっと不思議な感じでした。
発駅 | 発時刻 | → | 着駅 | 着時刻 | 備考 |
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新千歳空港 | 8:17 | → | 札幌 | 8:53 | 快速「エアポート」 |
札幌 | 9:16 | → | 真駒内 | 9:36 | 札幌市営地下鉄 |
真駒内駅 | 10:00 | → | 豊平峡温泉 | 10:45 | 無料送迎バス |
豊平峡温泉 | 12:44 | → | すすきの | 14:10 | じょうてつバス |
札幌 | 17:12 | → | 上野 | 9:38 | 寝台特急「北斗星」 |
「万葉の湯」新千歳空港店、値段と質が文句なしでした。
たぶん、また使うでしょう。
1日の最初の快速で札幌へ。
パンを購入するために寒い中、店を探し回りました。
豊平峡温泉へは路線バスか無料送迎バスがあるのですが、
真駒内駅発の無料送迎バスを選択。
45分の距離を運んでくれるのに、無料なので大盤振る舞いです。
札幌各地のホテルを回るので、すでにお客さんが10名程度乗っていました。
豊平峡温泉到着後、食事と温泉がセットになった割引券をもらったので、
先に食事をとりました。
豊平峡温泉の名物の1つ、インド人シェフによる本格的なインドカレーを楽しみました。
ナンがふわふわで大きくて、カレーのスパイスが本格的。
インパクトは十分でした。
温泉は無加水・循環なしの本物の温泉でした。
匂いはそれほど強くないのですが、
後日タオルが黄色に染まっているのを見て、
温泉の威力を思い知りました。
食事が順調に終わったおかげで、1時間半で予定が終わり、
あとは大広間で30分ほど休憩していました。
予定より1時間早いじょうてつバスですすきのに帰りました。
すすきのでは観覧車に乗り、景色を楽しみました。
そのあと、回転ずしを軽く食べ、地下鉄で1駅分移動。
バスセンター前駅からは右へ進むと日本酒の酒蔵「千歳鶴」、
左へ進むとサッポロビールに施設「サッポロファクトリー」です。
今回は「千歳鶴」のミュージアムショップへ行き、
試飲をたくさんしてから特別純米のお酒と酒粕アイスを買いました。
札幌駅に戻り、おみやげを購入してから、
寝台特急「北斗星」を待ちます。
今回はB寝台1人用個室「ソロ」が取れました。
ベッドしかありませんが、窓側には座って景色が見られるように工夫されていました。
居住性から言えば、トワイライトエクスプレスのB寝台1人用個室「シングルツイン」よりも
よかったような気がします。
ディナータイム2回目の19時40分から、食堂車へ。
フランス料理のフルコースをいただきました。
うれしいのは、食堂の係の方から名前で呼ばれること。
すごいなぁ〜、こんなにお客様扱いしてくれるなんて。
お料理はおいしいのはもちろん、
これだけ揺れまくっている車内で、盛り付けに工夫がしてあって脱帽です。
ドリンクは別料金ですが、サッポロクラシック(生ビール)を注文して、
記念写真まで撮ってもらって大満足です。
車内は揺れが大きいので、なかなか寝られませんが、
食べる以外は特にやることがないので、ゆっくり休憩できました。
翌日は携帯電話の電池切れで目覚ましが鳴らなくてあわてましたが、
どうにか7時半に起きて、朝食をいただきました。
食堂車、みんなあんまり利用していないみたいで、もったいなあと思いました。
いまや食堂車がある列車は貴重です。
朝食の後にはシャワーを浴びて、終着駅上野に向かいます。
上野駅では北斗星以外に、新型スーパーひたちや草津など、
普段見られない列車が見られました。
東京駅に移動して、荷物を預けてから、
前から行きたかった赤坂サカスへ。
TBSの放送センターを見て、おおっ、本物だ〜と1人で感動してました。
その場でTBSラジオを聴くと、毒蝮三太夫氏があいかわらずのトークを展開してました。
赤坂→(千代田線)→明治神宮前→(副都心線)→小竹向原→(有楽町線)→平和台
と東京メトロを乗り継いで、昼ごはんのお店へ。
平和台ではテレビ東京「モヤモヤさまぁ〜ず2」で紹介された麻婆豆腐を食べに「桂林」へ。
激辛麻婆豆腐定食が990円で食べられて満足しました。
そこから東村山の親戚宅へ顔を見せて、
西武池袋線で池袋に帰ってきました。
横浜から走ってきた快速急行小手指行に乗って、
ああ、1本の線路でつながったんだなあと実感しました。
あと、飯能が舞台のアニメ「ヤマノススメ」のブルーレイ発売のポスターが
いろんなところに貼られていました。
池袋では宮城ふるさとプラザに行って、
蔵王のクリームチーズスプレッドと、日本酒の「浦霞」「一ノ蔵」を買いました。
25年の夢を叶えた今回の旅行。
豪華に移動したせいで3日で10万円以上使いましたが、
忘れられない思い出になりました。
やっぱり、食堂車はすばらしいです。
寝台列車を走らせるには夜に働かなければならない人が多くなり、
どうしてもJR各社には負担になってしまうのですが、
なくして欲しくないなあと強く思います。
Special thanks !!
・函館のグルメ(あじさいの塩ラーメン、ハセガワストアのやきとり弁当、ラッキーピエロのチャイニーズチキンバーガー)
・万葉の湯 新千歳空港店(1泊3千円なのに温泉と朝食付きです)
・豊平峡温泉(食事と温泉、じょうてつバスと温泉等、割引制度が充実しています)
・北斗星 B寝台1人用個室「ソロ」と食堂車「グランシャリオ」
Thanks !
・函館の湯元 啄木亭(入浴で700円、貸タオルで200円。安い)
・宮城ふるさとプラザ(池袋で宮城の名産品が買えます)
バカヤロー !!!
・北斗星のカードキー(エラー出まくりです)
・グランクラスでは飲み物はアルコールも含めて飲み放題。でも朝からアルコールはしんどい。
・函館駅から湯の川温泉へは市電で30分。昼間の本数は6分に1本。
・湯の川温泉の市電の停留所とバス停はかなり離れている。
・やきとり弁当で有名なハセガワストアは函館駅近くには見つからない。少し離れている。
・一方、ハンバーガーで有名なラッキーピエロは函館駅近くにある。
・新千歳空港に最後に着く電車は10時半着。飛行機は終了しているが、万葉の湯には行ける。
・豊平峡温泉へは真駒内駅から無料の送迎バスが出ているが、すでに札幌市内のホテルを経由しているため、席がかなり埋まっている。
・札幌駅から豊平峡温泉へ路線バスも出ている。バスと温泉がセットになった券もある。
・送迎バスに乗ると、温泉と食事がセットになった割引券を配ってくれる。
・豊平峡温泉には車で来る人も多く、昼時には食堂に行列ができる。朝早くに行ったほうがよい。
・北斗星のソロはベッド専用(座席の形にならない)ため、背中には負担がかからない。
・北斗星のツインデラックス(A寝台2人用個室)はカシオペアの人気が高いため、空席が目立つ。
・北斗星のトイレ、洗面台は昭和そのまま。掃除はされているが、使いにくい。
・北斗星の食堂車はフルコースのディナーだけでなく、予約不要で食事ができるパブタイムがある。
・北斗星の食堂車、朝食ではドリンクのみの注文も可能。
・東京メトロ、小竹向原駅では副都心線と有楽町線、西武線と東武線方面の乗り換えがやりやすい。