かずら橋の旅

日時2013年10月12日(土)〜13日(日)
目的地徳島・祖谷かずら橋・高知・丸亀・西条酒まつり
目的四国を特急列車で移動して、1泊2日で5県を回る

10月3連休は行楽シーズンで、イベントも集中しています。
JRでも鉄道の日ということで、いろんなお得な切符が出ていますが、
今回は四国を旅行することにしました。
長年行きたかった、徳島の祖谷のかずら橋。
それから、乗りたかった、高知の路面電車。
そして、今年で3年連続となる広島の西条酒まつり。
以上、広い範囲を1泊2日で回りました。

旅行の準備

名古屋駅のきしめん。 新島々から上高地行のバス。

まず、「ぶらり四国路」というJR四国のツアー商品をインターネットで予約しました。
JR四国の特急列車指定席に2日乗り放題、ホテル付きで1人から利用できます。
高知のビジネスホテルで12,000円で取れました。(送料390円)

それから舞子から徳島までは高速バスですが、
これは早割で2割引、2,320円で確保。
最後にJR西日本の1日乗り放題きっぷを3,000円で買いました。
JR西日本のお得な切符はほとんど2名以上が条件になっているのですが、
この秋の切符だけは1人利用OKなので、ありがたく買いました。

1日目:神戸から徳島を経て高知へ

発駅発時刻着駅着時刻備考
高速舞子7:45徳島駅9:00高速バス
徳島12:00阿波池田13:15特急「剣山5号」
阿波池田13:32大歩危13:51特急「南風9号」
大歩危駅14:08かずら橋14:30バス
かずら橋16:10大歩危駅16:32バス
大歩危16:48後免17:33特急「南風15号」
後免17:57安芸18:35ごめんなはり線
安芸20:31後免21:15ごめんなはり線
後免21:19高知21:37土讃線普通
高速バスで徳島へ。 眉山山頂から。 ロープウェイのすれ違い。 三八のラーメン

高速舞子から高速バスで徳島へ。
1時間15分であっという間に到着してしまいました。
ただでさえ安いのに、2割引で乗れました。
途中の鳴門で下車する人が寝ていたので、運転手さんがやさしく起こしてました。
初めて見る光景で感心しました。

徳島ではアニメのイベント「マチ☆アソビ」が開催中でした。
眉山(びざん)山上がステージの1つになっており、
眉山ロープウェイが大混雑。
なんと乗るまでに30分も待ちました。
天気が良いので、山上からは徳島の街が一望できました。

街へ戻り、「三八」で昼ごはん。
550円でおいしいラーメンが食べられて満足しました。
駅ビル地下でスイートポテトを買いました。

正午の徳島駅では、お子さんが勢ぞろい。 剣山のヘッドマーク。 徳島〜阿波池田は緑がいっぱい。 阿波池田で特急「南風」に乗り換えです。 大歩危駅。 かずら橋の入口。 すごく怖いつり橋です。 でこまわし。田楽です。 ゴール地点から。 車も渡れる橋からかずら橋を見ます。 足元の隙間が怖い。 大歩危駅の駅舎です。

徳島からは特急「剣山」で阿波池田へ。
中央の2号車がアンパンマンカーになっていて、お子さんが多かったです。
山と川の自然が満載の車窓を楽しみながら、爆睡しながら阿波池田に着きました。
阿波池田からはやや混雑していましたが、特急「南風」で大歩危へ。
いやあ、やっぱり特急に乗り放題っていいなあと早くも切符の効果を実感。

大歩危駅ではしばらく待って、四国交通の路線バスでかずら橋へ。
かずら橋、現地で一方通行なのを初めて知りました。
しかも、通行料500円って!!!
安全の為に3年に1度架け替えているそうです。
で、念願のかずら橋を歩いたわけですが…

怖すぎて、橋の上で写真が1枚も撮れませんでした。
まず、足元の木と木の間の隙間が広すぎます。
下が見えるのはあまり怖くなかったものの、
足元の不安定さで、恐る恐る前に進むことに。
しかも後ろから慣れた人がどんどん追い越していくし…
もう2度と渡ることはないと思います。
景色的には大自然の橋で映えるんですがね〜

渡り終わって、橋の近くの「いこい食堂」で田楽(でこまわし)と祖谷そばを食べました。
さらに徒歩1分の琵琶の滝を鑑賞。
この滝、ちょうど写真のサイズに収まっていいな〜と思いました。
結局1時間半ぐらいのんびり過ごして、バスで大歩危駅に帰りました。

後免駅。これも珍しい名前です。 やなせたかしさんのキャラがここにも。 かつおのたたき。さすが本場。 鳥の足。クリスマスのような雰囲気です。

再び特急「南風」で後免(ごめん)へ。
これまた全国的に有名な面白い名前の駅です。
後免からはごめんなはり線で安芸へ向かいます。
わざわざ安芸の居酒屋「大衆のれん 白牡丹」で夕飯。
テレビでいろいろ放送されていて、わざわざ夜に合わせて入店しましたが、
何を食べても大当たり。
かつおのたたきは厚さ1cmもあり、食べごたえがありました。
近くのドラッグストアで飲み物を購入し、
高知駅へ戻り、コンフォートホテルで泊まりました。

2日目:高知と丸亀と西条酒まつり

発駅発時刻着駅着時刻備考
高知9:13丸亀11:01特急「南風8号」
丸亀11:59児島12:17特急「南風10号」
児島12:40岡山13:02快速「マリンライナー」
岡山13:11西条15:23山陽本線(糸崎で乗り換え)
西条16:50岡山19:00山陽本線(三原と福山で乗り換え)
岡山19:56姫路21:21山陽本線
はりまや橋。 後免行きの路面電車。 路面電車の本数はかなり多いです。 高知城。 青い空と高知城。 ひろめ市場でかつおの刺身。 日曜市は今日も活気があります。 高知駅前から路面電車が走ります。 高知でおなじみ坂本竜馬像。 高知家で観光キャンペーン。 吉田類さんも高知出身です。 階段なしで路面電車に乗れます。 前面展望が楽しめます。 小歩危もばっちり。 沿線も緑がいっぱいです。 単線なので、特急列車の行き違いがあります。

2日目、旅行なのに朝6時半に起床し、朝ごはんを食べて、高知城へ。
高知駅前から念願の土佐電鉄に乗車しました。
思ったより長距離で走っていて、本数も多いので、
しっかり生活の一部になっているんだなあと思いました。
はりまや橋停留所で乗り換える際に、はりまや橋もきっちり撮影。
そして、街中の路面電車もきっちり撮影。
タイミングが良くてうれしかったです。

そこそこ歩いて、いい天気の下、高知城を撮影。
高知城から、名物の日曜市を見物。
野菜と果物が多いですが、文旦と大きな梨(新高梨)が目立ってました。
高知から特急「南風」で一気に丸亀に帰ります。

特急「南風」では下り(高知方面)しか前面展望が楽しめないと思っていましたが、
上り(岡山方面)の自由席側でも前面展望が楽しめました。
おかげで大歩危・小歩危や山の中を縫って走る様子を満喫できました。

猪熊美術館。 現役?の美術館内のピンクの電話。 瀬戸内海の島々がきれい。 橋の下って、意外と展望が狭いですね。 昼ごはんのさんまの握り。 遠くに鷲羽山ハイランドが見えます。

丸亀でわざわざ降りたのは猪熊美術館に行くためでした。
三越の包装紙のデザインで知られる猪熊先生、
現代アートの巨匠らしいのですが、
私に芸術センスがないため、あまりよくわかりませんでした。
1時間しか滞在できなかったので、昼ごはんはうどんではなく、
駅隣接のスーパーでさんまのにぎり寿司1パックを買いました。

丸亀から特急「南風」に乗り、JR四国と西日本の境界駅である児島へ。
前面展望で瀬戸大橋の風景が見たい、という夢も叶いました。
瀬戸内海の島々もきれいでした。
児島駅のホームの上でお昼ごはんです。

焼き牡蠣4個。 やっぱりそばは売り切れ。 ソーセージとコップ1杯の原酒で計200円。 白牡丹の煙突。 豪快な世羅牛の丸焼き。 来年の西条駅に期待です。 地域限定ロールケーキ。 麺屋匠のラーメン。

児島からは特急乗り放題ではなく、普通乗り放題の切符に交代。
というわけで、普通電車だけで児島から西条へ移動しました。
しかし、岡山から西条までの普通電車が少なく、
西条に到着したのは15時23分。

酒まつりも終わりかけということで、
「高橋名人のそば」「白牡丹のにごり酒の無料サービス」は終了していたものの、
閉店セールが始まっていて、

・賀茂泉の焼き牡蠣(2個500円が4個500円に)
・亀齢酒造の大吟醸(おちょこ1杯 300円)
・西条鶴のふるまい酒(おちょこ半分 無料)
・トムミルクファームの牛乳(コップ1杯 100円なのに、大サービスで無料!)
・屋台の松茸ごはん(1パック 400円が300円に)
・屋台の世羅牛丸焼き(1パック 500円)
・白牡丹の蔵元原酒(コップ1杯 100円)
・白牡丹のソーセージ(1串 100円)

合計1,800円で大満足できました。
3年連続でおそばが食べられなかったのは残念でしたが、
いつでも大人気なので予想はしておりました。
それよりも牛乳無料は本当にいいの!?ってかえって申し訳なかったです。
来年行くことがあれば、ちゃんと何かを買います。

西条には帰りの電車の都合上、1時間半しかいられませんでしたが、
いい感じで酔っぱらいました。
また、広島カープがクライマックスシリーズ2戦目でリードしていたため、
広島ファンの盛り上がりが最高潮。
とてもいい雰囲気で、大満足でした。
ただ、帰りの電車が三原まで座れなかったので、そこは不満でしたね〜。

岡山駅ではローソンで念願の「中国四国地域限定 ロールケーキ」が買えたので、
思わず店員さんにありがとう!と感謝を申し上げました。
あと、岡山駅に移設していた麺屋匠でおいしいラーメンが食べられて、
これまた満足しました。
しかし、2日連続で日本酒を飲み、ラーメンを食べるなんて珍しいですね。

旅行を終えて

2日で徳島、かずら橋、高知、丸亀、西条を回りました。
あわただしい旅行でしたが、行きたいところにはすべて行けました。
丸亀と瀬戸大橋の景色が楽しめたので、これで四国の宿題が2つ終わりました。
天気が良くて、大きなトラブルもなく、
非常に充実した旅行でした。

Special thanks !!
・四国途中下車の旅「ぶらり四国路」(普通のフリー切符よりも宿泊付きで安いです)
・特急「南風」(前面展望がすばらしく、意外と速い。本数も1時間に1本あります。)
・大衆のれん 白牡丹(かつおも鳥の足も最高です)
・西条酒まつり(どれもよかったですが、特にトムミルクファームの牛乳)
・ローソン岡山駅前店(地域限定ロールケーキ、ありがとうございました)

Thanks !
・高速バス 舞子→徳島(1週間前予約だとさらに安く移動できます)
・マチ☆アソビ(徳島の盛り上がりは想像以上でした)
・四国交通バス 大歩危駅〜かずら橋(特急の時刻に合わせてバスがあります)
・土佐電鉄(本数が多くて頼もしい)
・丸亀駅隣のスーパー
・岡山駅の麺屋匠

バカヤロー !!!
・かずら橋(怖かったです)
・山陽本線の普通電車(お客が多かったのに、増発・増結はありませんでした)


おまけ・ミニ知識

・舞子→徳島のバスは8割ぐらいの乗車率。3連休初日にもかかわらず、遅れなし。
(1週間前の予約なら2割引)
・徳島のアニメイベント「マチ☆アソビ」は眉山山頂をはじめ、各地でトークショーやライブが行われる。撮影・録音禁止。
・「マチ☆アソビ」の開会式は眉山山頂で行われるため、ロープウェイが大混雑。1回20人程度の乗車で、7分間隔で運転。
(当日は9時20分から並び始めて約30分待ち)
・四国の特急「剣山」「南風」の指定席は1車両のうちの数列。背もたれシートの色で区別している。
・四国の特急は2〜3両と短いものがあり、運が悪いと座れない。
・大歩危駅からかずら橋までのバスは2社で運転しており、四国交通のバスも駅前ロータリーから出発する。
・大歩危駅〜かずら橋のバスは、4〜11月の観光シーズンでは増発される。
・かずら橋バス停からかずら橋までは徒歩8分程度。かずら橋の通行料は500円。
(40分あれば、かずら橋を渡ってバス停へ戻れるが、自然やおみやげを見るとなると1時間以上必要。)
・後免駅では1本の普通列車が分割して、土佐山田行と奈半利行に分かれる場合があるので注意。
・安芸駅の近くにはドラッグストアが多数あり、買い物には困らない。
・土佐電鉄の路面電車は市内均一料金で190円。高知駅から高知城前へはかずら橋で乗り換え。
・高知の日曜市は朝8時ごろからほとんど開いている。野菜や果物が中心だが、焼鳥やさつま芋の天ぷらも売っている。
・ひろめ市場も日曜朝8時から一部のお店が開いていて、かつお刺身が食べられて、
かつおたたきや芋けんぴがおみやげで買える。宅急便で送れる。
・特急「南風」では、上り岡山方面の先頭車(自由席)でも前面展望が楽しめる。
・特急「南風」の車内販売は琴平〜丸亀の区間のみ。
・丸亀駅隣のスーパーではお総菜やお弁当が買える。
・西条酒まつりで駅東側の酒蔵のみ回った場合の所要時間は約1時間。
・西条酒まつりから帰る際に、広島方面には臨時列車が出るものの、三原方面には臨時列車がない。
・岡山駅ビルには飲食店、お土産屋、惣菜屋が並んでいて、非常に便利。
・岡山〜姫路の普通電車の中には1、4両目:ボックスシート、2、3両目:転換クロスシートの編成のものがある。



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