冬の能登の旅

日時2013年12月28日(土)〜29日(日)
目的地金沢・珠洲
目的金沢を短時間で観光し、珠洲の旅館で大いにくつろぐ

2013年最後の旅行は約9年ぶりに能登半島の珠洲(すず)に行くことにしました。
のと鉄道の穴水以北が廃止になる直前に訪れた、谷野旅館の食事がすばらしく、
いつか行きたいな〜と思っていました。
今回、青春18きっぷシーズンと自分の休みと旅館の営業日が一致したので、
久しぶりに訪れることにしました。

旅行の準備

今回は谷野旅館の予約をしただけで、後は何もしませんでした。
行きは18きっぷで、帰りは特急「サンダーバード」で移動します。
最近になって、特急「サンダーバード」には、
3日前までに予約すると安くなる「早特3」という切符ができましたが、
列車に乗り遅れると紙切れになってしまうので、今回は買うのをやめました。

1日目:神戸から能登へ

発駅発時刻着駅着時刻備考
尼崎7:37敦賀9:50新快速
敦賀9:53金沢12:24北陸本線
金沢駅東口13:24森山一丁目13:34金沢周遊バス
橋場町(交番前)14:15兼六園下(石川門向かい)14:21金沢周遊バス
兼六園下(石川門向かい)15:05珠洲市役所前18:30珠洲特急バス(到着30分遅れ)
一面の雪景色。 敦賀から金沢まで普通電車で移動。 八番麺屋の味噌味八番麺。 八番麺屋のチキン南蛮。

尼崎から新快速に乗って、一気に敦賀へ。
琵琶湖の北側は吹雪でしたが、5分遅れぐらいで頑張って敦賀に行ってくれました。
敦賀で乗り換えたのは4両編成の普通電車でしたが、
立ち客が出るぐらいの混雑でした。
相変わらずの雪景色でしたが、ほぼ定刻で金沢に到着しました。

金沢では「八番麺屋」で八番麺とチキン南蛮を食べました。
たっぷりの野菜と脂分を補給しました。
向かいの郵便局で切手を買って、
フォーラス横のバスセンター窓口で珠洲特急バスの往復割引券を買いました。
その後、金沢周遊バスで金箔の箔座本店へ。

箔座本店の黄金の茶室。 安江金箔工芸館 ひがし茶屋街。 周遊バスがどこを走っているかわかります。

観光バスのご一行が来られていたので、それに紛れて店内を見てました。
黄金の茶室が圧巻。
金箔が浮かんだお茶までいただいたので、
何も買わないのは悪いな〜と思って、あぶらとり紙を買いました。

次は徒歩10分の安江金箔工芸館へ。
時間がないので急いで見ましたが、金箔の工芸品が豪華でした。
さらに歩いて、ひがし茶屋街を撮影して、橋場町(交番前)で再びバスに乗りました。

金沢周遊バス。 金沢城公園の石川門。 しばらく兼六園の景色です。 日本最古の噴水です。

そして、雪の兼六園へ。
旅行を計画していたときには「兼六園は街中なので、積雪は少ない。」との情報でしたが、
当日は積雪もあり、吹雪もありました。
念願の雪景色を楽しみました。
ただ、雪つりのおかげで、そんなに水墨画みたいな景色でもないのですね。
日本庭園と雪が絶妙のバランスでした。

兼六園下(石川門向かい)のバス停から珠洲特急バスに乗り込みます。
いろんな方面へ行くバスが出発するので、乗り間違いに注意する必要があります。
兼六園から広坂(21世紀美術館前)、香林坊、武蔵が辻と繁華街を通ってから、
金沢駅東口に行くと、30人以上の乗客が!!
よかった〜最初に乗っておいて。
その後も乗客は増え続けて、補助席まで使用することになりましたが、どうにか全員座れました。
途中真っ暗で、雪道で運転手さんが大変だったと思いますが、
30分の遅れで珠洲市役所に到着しました。

お手製の往復割引券。 車窓から近江町市場。 谷野旅館の豪華な夕食。

9年ぶりの谷野旅館でしたが、
1日目の夕食は香箱かにを中心に、お刺身、あんきも、たら白子、牛ステーキなど、
次から次に豪華なおかずが勢ぞろい。
釜飯は炊き立てでこれまた絶品。優雅な夕飯でした。
お部屋は洗面所付、8畳間+ソファーの部屋で、豪華なお部屋でした。
2日目の朝食は自家製のカニクリームコロッケやいろんなおかずが出てきて、
ご飯はおひついっぱいに出てきました。
9年前同様にすべてたいらげました。
いろりのあるお部屋でお会計(11500円)を支払いましたが、
バスの時間が迫っていたのでゆっくりできませんでした。
これまた9年前と同じ失敗をしてしまいました。

2日目:能登から神戸へ

発駅発時刻着駅着時刻備考
珠洲市役所前9:00金沢駅西口11:41珠洲特急バス(出発8分遅れ、到着定時)
金沢13:11大阪16:04特急「サンダーバード88号」
朝から吹雪の珠洲市役所前。 珠洲特急バス。 蕎麦やまぎしで田舎そば。 金沢駅前。 金沢は新幹線で大盛り上がり。 金沢で新幹線が見られる日も近いです。 北陸は雪景色。 琵琶湖も雪景色です。

雪が積もっていて、バスの出発は8分遅れましたが、定刻で金沢駅に到着しました。
最初は福井でおそばを食べようかと思っていたのですが、
気が変わって金沢駅の近くでおそばを食べることにしました。
このお店、「蕎麦やまぎし」がすばらしくて、行ってよかったと思いました。
天ぷら等のおかず系メニューがいっさいなく、営業は昼のみ。
そういう店は行っておいて損はないと思っているのですが、
そばの味わいが強くておいしかったです。

金沢駅では2015年春に東京からの新幹線が走るということで、ポスターが貼られていました。
あと1年半で東京から金沢まで2時間半で行ける時代がやってきます。
それをしっかりと見届けたいなと思います。
金沢百番街で和菓子を買って、帰りは臨時特急「サンダーバード88号」に乗って帰りました。
お客さんはそれほど乗っておらず、18きっぷと違って極楽でした。

旅行を終えて

1泊2日で金沢、珠洲を急いで回りました。
金沢では短い時間でしたが、金箔のお店と雪の兼六園を満喫できました。
能登半島では9年ぶりに谷野旅館でお世話になり、おいしいご飯を食べることができました。
総額は3万円程度で、18きっぷのおかげで安く旅行ができました。

Special thanks !!
・珠洲特急バス(意外とお客さんが多かったです。補助席まで使ってどうにか全員着席しました)
・兼六園の雪景色(金沢は積雪する日が少ないみたいですが、当日は雪が降りました。庭師さん、ありがとうございます。)
・蕎麦やまぎし(金沢駅徒歩3分でおいしいおそばが食べられました)

Thanks !
・箔座本店(金箔の浮かんだお茶、ごちそうさまでした)
・谷野旅館(豪華なご飯、ごちそうさまでした)
・臨時特急サンダーバード88号(18きっぷに比べると極楽でした。空席多かったですし)

バカヤロー !!!
・谷野旅館から珠洲市役所バス停まで徒歩10分なのに、道に迷った自分


おまけ・ミニ知識

・金沢駅の「金沢百番街」の八番麺屋の向かいに郵便局がある。土日も営業している。
・「金沢百番街」にはクロネコヤマトの営業所があり、荷物が送れる。
・「金沢百番街」には100円でコップ1杯試飲ができる日本酒の店がある。
・ひがし茶屋街に至る道には散水栓があり、雪が溶けるようになっている。
・兼六園にも一部の道にわらで編んだようなすべり止めがある。
・金沢には多数の美術館があり、複数訪問する際には割引券がある。また1年有効の券もあるらしい。
・金沢駅から繁華街の武蔵が辻、香林坊、広坂を経由して兼六園へ行くバスが走っている。(JRと北陸鉄道)土日は100円。
・珠洲特急バスは兼六園下(石川門向かい)から出発する便があり、広坂、香林坊、武蔵が辻を経由し、金沢駅へ向かう。
・珠洲特急バスに乗車する際には金沢駅フォーラス横のバスセンターで往復割引券を買うのがお得。片道2630円だが、往復券で4730円。
・当日は年末だったので、雪でバスが遅れた。珠洲市役所の時点で30分遅れだった。
・昼間特割きっぷで特急の自由席に乗れるので、金沢〜京都、京都〜大阪と分割して乗車券を買えば、特急に安い価格で乗れる。



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