駒ヶ根の旅

青春18きっぷを3回分購入したので、
お盆休みの1日目と2日目を使って、駒ヶ根に行ってきました。
駒ヶ根は自然豊かなところで、養命酒の工場があります。
あとは千畳敷カールで、ハイキングができるということで、
ついでに行ってきました。

旅行の準備

駒ヶ根周辺でホテルを取りたかったのですが、
この時期はホテルの予約が取れませんでした。
ということで、電車で20分離れた、
伊那北駅のファインデイズホテルに宿をとりました。
あとはお店の地図を印刷するぐらいで、他は何もしませんでした。

1日目

伏見稲荷、昼ごはん、熱田神宮

朝10時過ぎに京都の伏見稲荷神社を参拝しました。
お盆で参拝客は意外と多かったです。
御朱印をもらって、本殿に参拝して、すぐに稲荷駅に戻りました。

新快速で米原へ。米原〜大垣はお客が多くて座れませんでした。
大垣からは楽々座って、金山まで行けました。
名古屋でお昼ごはん、といえば、
何度も行っている「ソロピッツア」ですが、
大須本店が水曜日で定休日だったので、初めて矢場町の支店に行きました。
とはいえ、地下鉄でひと駅隣に行くだけなのですが。
支店でも上質なピザがいただけて大満足です。

金山から熱田へ行き、熱田神宮へ。
熱田駅から熱田神宮の本殿までは10分ぐらい歩きました。
ここでは御朱印は「お気持ちで」の金額だそうですが、
通常通り300円で御朱印を頂きました。
前を通りかかりましたが、名鉄の神宮前駅はにぎやかですね〜

JRの熱田駅に戻ると、寸前で普通電車に逃げられましたが、
34分間で熱田駅〜熱田神宮を往復して、参拝するのは無理でした。
でも、ホームで16分待っている間に、名鉄電車が7〜8本通り過ぎてくれたので、
「パノラマスーパーだ！」「空港行き特急だ！」という気持ちで、
全く飽きませんでした。

夢の超特急展

JR名古屋高島屋でお盆期間に「夢の超特急展」が開催されていました。
今年は東海道新幹線が開業50周年ということで、
その一環として、お膝元の名古屋でイベントが開催されたようです。
圧巻は中央のジオラマ。
東京タワー、名古屋タワーズ、大阪の通天閣、太陽の塔、なんば高島屋が完全再現されていました。
富士山の横を鉄橋で走る、という粋な演出も。
僕も鉄道模型を動かしているおじさんになりたかったな〜

高島屋の地下では今日の夕飯を購入して、
これから18きっぷで駒ヶ根を目指します。

名古屋から駒ヶ根へ

1か月前の大雨で、南木曽駅近くの橋脚が流され、
中央西線が復旧したのは1週間前のことでした。
「え？橋なんて流されたっけ？？」というぐらい、完璧に復旧してました。
橋の場所はわかりましたが、本当に幅が狭かったですね〜
一生懸命工事をしてくれた方々に感謝いたします。
中津川〜塩尻も転換クロスシート車で楽勝でした。
夜7時に隣の人が下車し、夕飯をいただきました。
柿安の牛めしもサラダもおいしかったです。

塩尻では4分の乗り継ぎで辰野へ。
辰野駅前には何にもありませんでしたが、
次の飯田線に乗って伊那北へ。
これまた転換クロスシート車で幸運でした。
伊那北駅前のファインデイズホテルで一泊です。

2日目

千畳敷カール、無情の雨

朝6時に起床し、飯田線に乗って駒ヶ根へ。
駒ヶ根ではまだ駅員さんがいない時間帯だったので、
車掌さんに18きっぷの印を押してもらいました。
7年ぶりぐらいに訪れる駒ヶ根、あんまり記憶に残ってませんでした。
特に何もすることもなく、7時発のバスでしらび平へ。
菅の台バスセンターでバスがほぼ満席になりました。
天気が悪いにもかかわらず、朝7時台でこれだけのお客さんが乗ってくるのが驚きです。

ロープウェイで標高2,600mの千畳敷カールへ。
千畳敷駅は朝8時だとは思えないぐらい、多くの登山客でにぎわっておりました。
しかし天気は土砂降り。
カッパがないので、傘を差しながら、遊歩道を一周しました。
晴れていれば最高の景色なんでしょうが、霧でほとんど見えません。
足場も悪く、残念な結果に終わりました。
1時間で遊歩道を一周して、9時発のロープウェイで下山です。
しらび平で菅の台行の臨時バスに乗り、菅の台まで帰ります。

菅の台

菅の台では、こまくさの湯でお風呂に入った後、
5分ほど歩いて、特産物が並んでいる「駒ヶ根ファームス」へ。
奥のすずらんハウスでは、牛乳、ジェラート、ヨーグルトが購入できる他、
パン屋も併設されていました。
しかも、お盆休みなのに、牛乳の瓶詰作業まで見学できました。
パン屋で牛乳と駒ヶ根名物のソースかつを使ったカツサンドを買い、
駒ヶ根産黒ゴマ100％使用のごまのジェラートを買いました。
どちらもおいしくいただきました。

駒ヶ根ファームスの観光案内所で丸八タクシーを呼んでもらい、
養命酒の駒ヶ根工場に向かいました。

養命酒　駒ヶ根工場

30分毎に工場見学が始まるのは知っていたのですが、
11時35分に到着してしまい、むりやり11時半からの回に入れてもらいました。
環境が良い立地で、敷地の70％が森林だそうです。
配管パイプや電線は地下に埋め込まれていて、雪対策も万全でした。
盆休みなので、さすがに製造ラインは動いていませんでしたが、
機械は窓ガラスごしに見ることができ、動いている様子は映像で説明してもらいました。
夏休みの特別企画で生薬庫も見せてもらい、養命酒に使用している生薬のにおいも体感できました。

併設のカフェでキーマカレーと特製ゼリーをいただきました。
お盆休みなのに、見学させていただいてありがたかったです。
マイカーで来られている見学客も多く、
養命酒の試飲ができない「ドライバー」の札を下げている人も多かったです。
再び丸八タクシーを呼び、駒ヶ根駅に帰ります。

塩尻　ワイナリーめぐり

駒ヶ根から辰野経由で塩尻へ。
塩尻駅から17分ほど歩いて、「井筒ワイン」「五一わいん」のショップを訪ねました。
斜め向かいに建っていて、ワインの試飲は無料。
数種類のワインが楽しめますが、車で来ている人は当然試飲ができません。
コミュニティバスは本数が少ないので、
道中、ワインの紙袋を持って歩いている人とすれ違ったりしました。

塩尻からは特急「しなの」、新幹線「ひかり」の力も借りて、
神戸へ帰りました。

旅行を終えて

2日で使ったお金、おみやげ込みで4万円でした。
高かった〜。ロープウェイ、バス、タクシーでほぼ1万円。
往路の18きっぷのみで移動した自分には拍手を送りたいですが、
帰りの「しなの」「ひかり」で7千円使ったのは地味に痛かったです。

天候が悪くて、千畳敷カールのハイキングは残念な結果に終わりましたが、
養命酒を飲み、ワインを飲み、ひたすら飲んだ2日目。
これだけ体を使ったのも珍しいなあと自分で思いました。

Special thanks !!
・往路の在来線の接続の良さ（特に名古屋→中津川→塩尻→辰野→伊那北と全く無駄がなかったです）
・中央西線の復旧に全力で取り組んだ方々（復旧していなければ、旅行が成立しませんでした）
・ファインデイズホテル（伊那北駅前で何の文句もないホテル）
・駒ヶ根のすずらんハウス（カツサンド、牛乳、ヨーグルトが絶品）
・塩尻の井筒ワインと五一わいん（ワインの試飲が大サービス）
・JR名古屋高島屋（2日間のご飯、ここで調達しました）

Thanks !
・盆休みに働いていた皆様
・伏見稲荷と熱田神宮（どちらもJRの駅から徒歩圏内で、楽に参拝できました）
・伊神切手社（名古屋駅地下街エスカのチケットショップ）
・駒ヶ根の丸八タクシー

バカヤロー !!!
・2日目の雨
・帰りの在来線の接続の悪さ（往路が良すぎたので、帰りは残念でした）

おまけ・ミニ知識

・伏見稲荷はJR稲荷駅から徒歩2分。本殿でお参りするだけなら40分で十分。
　千本鳥居まで行くなら、さらに時間が必要。
・熱田神宮はJR熱田駅から徒歩10分。本殿でお参りして帰ってくるまで50分は欲しい。
　ただ、名鉄の神宮前からだと40分で十分。
・JR中央西線の中津川〜松本の普通電車、運が良ければ転換クロスシート車で移動できる。
・伊那北駅前にはファインデイズホテルと居酒屋ぐらいしかないが、ホテルはおすすめ。
・JR飯田線の辰野〜駒ヶ根は1時間に1本程度。運が良ければ転換クロスシート車で移動できる。
・駒ヶ根〜しらび平のバスは30分に1本だが、多客時には臨時バスが出る。
　菅の台バスセンターからの乗客も多いため、菅の台〜しらび平の臨時バスも出る。
・しらび平〜千畳敷のロープウェイも30分に1本だが、多客時には臨時便も出る。
・千畳敷カールの遊歩道は1周1時間あれば十分。足場はかなり悪い。リュックで行くこと。
・菅の台の温泉施設・こまくさの湯から駒ヶ根ファームスまで徒歩5分ぐらい。
・菅の台の駒ヶ根ファームス奥にあるすずらんハウスの乳製品、カツサンドはおすすめ。
・駒ヶ根ファームスでタクシーを呼んでもらって、養命酒駒ヶ根工場までタクシーで20分、3千円。
・養命酒駒ヶ根工場では見学は予約不要。30分間で見学ができる。
　工場見学、カフェでお茶、健康の森の散歩で約2時間あれば十分。
・養命酒駒ヶ根工場から駒ヶ根駅まではタクシーで15分、2,500円。
・塩尻駅から井筒ワイン、五一わいんまでは徒歩17分。タクシーだと5分とのこと。
・井筒ワイン、五一わいんともに試飲可。井筒ワインはジュースも試飲可。
・塩尻駅のホーム上の売店では、井筒ワイン、五一わいんの一部が買える。