さんふらわあ きりしまの旅

日時2019年6月7日(金)〜6月8日(土)
目的地油津商店街、鵜戸神宮、飫肥、青島神社
目的さんふらわあの新造船に乗り、宮崎県の神社をめぐる

2018年9月に就航した「さんふらわあ きりしま」、
すごく魅力的な新造船だったのですが、
運航からわずか数ヶ月で検査のためにドック入り。
ほぼ同時に就航した「さんふらわあ さつま」もドック入りしたため、
1度引退した船を復活させるという事態になっておりましたが、
このたび、ようやく安定して運航していたので、
念願の乗船となりました。
志布志到着後は宮崎に向かうJR日南線に乗って、
沿線の観光地を巡りました。

旅行の準備

さんふらわあの予約はインターネットでできるのですが、
料金を予約番号とアクセスキーを使用してコンビニで払い、
それから船室を予約して、
当日も乗船手続きするために予約番号とアクセスキーが必要でした。
メールは携帯電話でも受信しておいた方が便利です。
予約した船室は「スーペリア」、上から3番目のクラスの結構豪華な部屋です。

それ以外は南宮崎から鹿児島中央を経由して、
関西に戻る列車を予約しました。
本当はもう1泊して、鹿児島の宿題(西大山駅と知覧周辺)を攻略したかったのですが、
やることが多く、自分の身体を休めるために、今回はあきらめました。

行程:さんふらわあ乗船、日南線を南から北へ

発駅発時刻着駅着時刻備考
大阪港17:55志布志港8:55フェリー「さんふらわあ きりしま」
志布志港9:15志布志駅9:20タクシー(770円)
志布志9:25油津10:35日南線
油津駅11:40鵜戸神宮12:05タクシー(3200円)
鵜戸神宮12:39飫肥城下13:21宮崎交通バス(900円)・13分遅れ
飫肥15:07青島15:50日南線
青島16:48南宮崎17:10特急「海幸山幸」
南宮崎17:40鹿児島中央19:43特急「きりしま17号」
鹿児島中央19:51姫路23:08新幹線「みずほ612号」

さんふらわあ・船内

出航30分前、大阪南港のポートターミナルで乗船手続きし、
最終の無料連絡バス(17:30)に乗り、
さんふらわあ きりしまの目の前に着きました。

本当にバタバタしていましたが、
さすが新造船、すべてがきれいでした。
「スーペリア」の部屋にはベッド以外に、
テレビ、トイレ、洗面台、シャワーが付いていて、
ビジネスホテルと変わらない設備で驚きました。

船内には大浴場、シャワー、レストラン、売店、展望デッキ、
海が見える椅子、キッズルーム、ドックラン…といろいろありました。
最上階は8階なので、本当に大きな船でした。

さんふらわあ・夕食とその後

夕ご飯はバイキングで2000円。
刺身や揚げ物、ご飯にカレーにデザートと当然食べ放題です。
ついつい食べ過ぎてしまいました。

大浴場は一度に10人程度入れて、海が見られます。
洗い場も9人程度あり、そこそこ広いです。

展望デッキからは景色が見えて、
天気が良いと夜は星空が見られますが、当日は残念ながら曇天のため、
星は見られませんでした。

今回初めて瀬戸内海ではなく、太平洋を経由するフェリーに乗りましたが、結構揺れました。
寝てても揺れがわかる程度でした。
夜10時で特にやることもなく、疲れていたので、早めに就寝しました。

さんふらわあ・朝

朝になると良い天気になっていました。
風もものすごかったですが。
朝ごはんも620円でバイキングです。
営業時間が短いので、注意が必要です。
大浴場も朝は利用できます。

フェリーは到着後15分ぐらいは下船できないので、
「志布志駅に9:25までに着けるかな〜」と心配でしたが、
9:15に志布志港の目の前に止まっていたタクシー1台を運よく捕まえることができ、
志布志駅に9:20に到着しました。

日南線を北へ

志布志から油津に向かう日南線は1日8本。
いかにも二階堂の焼酎のCMみたいな景色が広がっていました。
木の枝がディーゼルカーに当たりまくりです。

油津商店街

油津は広島カープと西武ライオンズのキャンプ地に近く、
2018年はひょっとしたら日本シリーズで対決するのでは、
と思われていましたが、残念ながら実現しませんでした。

油津商店街は古い商店街が再生した成功例、ということで、
近年注目されている場所です。
確かに、新しいお店が多かった気がします。
「ena」で極上プリンを食べました。
時間があれば「漢プリン」食べたかったなあ。
あぶらつ食堂は朝早くて開店していなかったので、
「二代目湯浅豆腐店」で麻婆豆腐膳をいただきました。

10分後のバスに乗る予定でしたが、鵜戸神宮の滞在時間が27分しかないので、
大事をとって、タクシーで移動し、滞在時間を延ばす作戦を取りました。
タクシーの運転手さんから地元に観光情報が聞けて良かったです。

鵜戸神宮

鵜戸神宮は海の近くにあり、洞窟に本殿がある珍しい神社です。
運玉を海に向かって投げて、穴に入れば幸運だとか。
私は最初からあきらめましたが。
由緒ある神社ですが、現代風のカフェがあったり、
昔ながらの茶屋があったり、意外とにぎわっていました。

ただ、洞窟に行くまで階段があるのと、
本殿から鵜戸神宮バス停に向かうのには800段の緩い階段を上下する必要があり、
往復バスで参拝するのはかなりきついと感じました。
特に雨が降った場合はかなりきつそうです。
タクシーで浮かした10分、ありがたかったです。

バスの発車時刻前に鵜戸神宮バス停に着きましたが、
バスが13分遅れ。外国人10名以上の下車があって、びっくり。
ここまで観光客が来るのか〜と驚きました。
バスは鵜戸神宮から油津待合所(油津駅の隣)、日南駅を経由して、飫肥城下に向かいます。

飫肥城址と城下町

飫肥城下でバスを降り、観光案内所で「あゆみちゃんマップ」を700円で購入。
協賛店5店で100円相当のおみやげと交換でき、
3つの観光施設を見学できます。
飫肥城址のしあわせ杉でパワーをもらった後、
・「おび天 蔵」でさつま揚げ2個
・「卵の厚焼きこだま」で厚焼き卵
・「スーパーとむら 飫肥店」でささみの唐揚げ
・「貞松酒店」で焼酎のワンカップ
・「なかつや駅前店」で手作りワンカップアイス
と交換しました。
あと交換対象外でしたが、
スムージーカフェ菜菜でマンゴースムージー(700円)を飲みました。

これだけいろいろなお店で交換ができるとうれしいですし、
上手に観光として成り立っているなあと思いました。
しかし、「スーパーとむら 飫肥店」のささみの唐揚げ、
普通のスーパーのお総菜売り場でもらってきて、
レジで引換券1枚で交換してくれるなんて、すごいなあ。
大きくておいしかったです。

なお、厚焼き卵屋さんは数軒ありますが、
14時過ぎで、ほとんどのお店は完売でした。
名物で朝早くから営業しているので、昼過ぎにはなくなるようです。

青島神社

飫肥から青島まで日南線で移動し、大学卒業旅行で来て以来の青島へ。
鬼の洗濯岩、懐かしいなあ〜
こちらも海に面した神社で、南国ムード満点でした。
駅から歩いて20分程度ですが、途中で歩道橋があるので、
時間に余裕をもって動いた方が良いと思います。
神社に続く道にはマンゴーデザートや肉巻きおにぎりのお店や、
おみやげ屋さんが並んでいました。

青島からは観光特急「海幸山幸」で南宮崎へ。
JR九州独特の車内ですが、満員で自由席にも座れませんでした。
とはいえ、立席でも観光気分が味わえて幸せでした。

帰り道

南宮崎では30分しかありませんでしたが、
南宮崎駅から徒歩3分の「宮交シティ」に行って、
スーパーのイオンで九州地魚握り寿司を購入。
その後、目の前のやきとり持ち帰り専門店「市兵衛」で
地鶏の炭火焼、やきとり3本を買いました。
「市兵衛」では手羽餃子もチキン南蛮もしおむすびも販売しており、
温めてもらえるので、ここ1軒だけで食料の買い足しは間に合います。

南宮崎駅で「e5489(JR西日本のインターネット予約)」の切符の引き替えを行い、
南宮崎→鹿児島中央→姫路で特急と新幹線を乗り継いで帰宅しました。

特急「きりしま」で先ほど購入したお総菜を食べましたが、
「市兵衛」の地鶏の炭火焼、予想以上においしかったです。
小で300円でしたが、居酒屋さんだと1000円近くしそうなぐらいの味と量。
これならやきとり3本に加えて、炭火焼を大にして、
チキン南蛮と手羽餃子も買うべきだったかな〜と後悔しました。
居酒屋さんに行く時間がなく、地鶏の炭火焼も食べるのが無理かなあと思っていましたが、
期待以上の味で本当にありがたかったです。

旅行を終えて

1日半で使ったお金、5万5千円でした。
さんふらわあ、個室でベッドで寝られて、トイレ・シャワー付きで
2食付いて、大浴場に入れて、大阪→鹿児島を2万円で移動できるなんて大サービスです。
星空まで見えたら、おつりが出たんですがね〜
新幹線は宮崎→神戸で6時間で帰れるのは速いですが、2万2千円します。
座席は快適ですが、ベッドには負けますし、大浴場は当然ないし、
長い時間を許すことができれば、フェリーの圧勝。
もしも次にフェリーに乗ることができたら、
グループでより豪華な個室に乗りたいかなあ。
日南線の観光地は移動が不便だったものの、豊かな自然と人の優しさを感じました。

Special thanks !!
・さんふらわあ きりしま(豪華な個室と15時間でも飽きないサービスで満喫できました)
・志布志港→志布志駅のタクシー(乗換時間10分の大ピンチを救ってくれました)
・油津駅→鵜戸神宮のタクシー(時間が短縮できて、楽しい現地情報も聴けました)
・飫肥城下町の「あゆみちゃんマップ」(100円相当の5軒分のおみやげ、すばらしい)
・南宮崎、宮交シティの前の持ち帰りのやきとり屋さん「市兵衛」(安いのに本格的な味で衝撃を受けました)

Thanks !
・油津商店街の二代目湯浅豆腐店(11時過ぎで唯一食事できました)
・特急「海幸山幸」(青島→南宮崎を楽に移動できました)

バカヤロー !!!
・初日の天気(雨でフェリーから星空が見えず)


おまけ・ミニ知識

(さんふらわあ きりしま関連)
・当日、席に空きがあれば、たぶん差額支払いでグレードアップできる。
・レストランは営業開始直後だと満席のため、1時間ぐらい待つ必要あり。
・レストラン及び浴室の営業終了は意外と早いので、必ず確認する。
・天気がよければ展望デッキから星空が見えるが、強風に注意。
・レストラン及び浴室は翌朝も利用できる。
・志布志港から志布志駅まではタクシーで5分。だが、タクシーは1台しか待っていない。

(日南線関連)
・志布志駅には切符販売機がないため、車内で買う。
・油津商店街の飲食店の営業開始は11時から。でも11時きっちりに開いている店は少ない。
・油津駅から油津商店街までは徒歩5分。
・油津待合所バス停は油津駅の目の前。タクシーも常駐。
・油津駅から鵜戸神宮まではタクシーで25分、3200円。タクシーだと長い階段を通らなくてよい。
・鵜戸神宮の参拝にバスを使う場合は緩い800段の階段がある。片道10分程度だが、雨の日はつらい。
・鵜戸神宮から飫肥城下までは油津駅経由で40分程度、900円。
・飫肥待合所バス停と飫肥駅は徒歩20分ぐらい離れている。
・飫肥名物厚焼き卵は14時過ぎになるとほとんどのお店で売り切れ。
・飫肥城下町「あゆみちゃんマップ」では100円程度の引換券5枚と3つの施設に入館できる。
・飫肥駅にはタクシーが常駐している。
・青島駅から青島神社までは徒歩20分。距離は短いが歩道橋もあり、そこそこ歩く。
・南宮崎駅から宮交シティまでは徒歩3分。イオンで買い物ができる。


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