「ぶた丼 たむら」

ぶた丼の竹(\900)。炭火焼の香ばしい豚肉に甘いたれがよく合う。 帯広駅から車でしばらく行った音更町にある。 久しぶりに帯広にやってきた。
天気も快晴で北海道なのに30℃を超えていた。
帯広の名物といえば、豚丼。
現地の人におすすめの店を紹介してもらった。
帯広駅からレンタカーを借りて、
十勝大橋を渡って、しばらく走ると左にこの店が現れた。

メニューは豚丼の松、竹、梅が基本。
「ぱんちょう」と違って、ここは普通に松が一番高い。
竹を注文。テーブルに麦茶があって飲み放題。
調理場を背にしているので気がつかなかったが、
豚を炭火で焼いているらしい。
出てきた豚丼、一面に豚肉が敷き詰められていた。
豚肉だし、しつこいかなと思っていたが、
一口食べたら案外香ばしかった。
余計な脂がほとんど落ちている。
しかもこのたれが若干甘め。
「ぱんちょう」は若干厚めの豚肉を使っていたので、
ちょっと炭火の威力が発揮されていないかな、
と感じていたが、ここは薄切りの豚肉なので、
香ばしさとうまみのバランスがちょうどいいのである。
牛丼に近いと言うよりは、
うな丼のうなぎを豚肉に変えたもの、というイメージである。
明らかに「ぱんちょう」よりおいしい豚丼である。
いいものを紹介してもらった。

レジの横に
「同じような豚丼の店が並ぶ帯広で、
当店を選んでいただいてありがとうございました。」
という一言が書かれていた。
おいしいものを作るのに、謙虚な姿勢に感心した。

(訪問:2004年7月18日)