久しぶりに帯広にやってきた。 天気も快晴で北海道なのに30℃を超えていた。 帯広の名物といえば、豚丼。 現地の人におすすめの店を紹介してもらった。 帯広駅からレンタカーを借りて、 十勝大橋を渡って、しばらく走ると左にこの店が現れた。 メニューは豚丼の松、竹、梅が基本。 「ぱんちょう」と違って、ここは普通に松が一番高い。 竹を注文。テーブルに麦茶があって飲み放題。 調理場を背にしているので気がつかなかったが、 豚を炭火で焼いているらしい。 出てきた豚丼、一面に豚肉が敷き詰められていた。 豚肉だし、しつこいかなと思っていたが、 一口食べたら案外香ばしかった。 余計な脂がほとんど落ちている。 しかもこのたれが若干甘め。 「ぱんちょう」は若干厚めの豚肉を使っていたので、 ちょっと炭火の威力が発揮されていないかな、 と感じていたが、ここは薄切りの豚肉なので、 香ばしさとうまみのバランスがちょうどいいのである。 牛丼に近いと言うよりは、 うな丼のうなぎを豚肉に変えたもの、というイメージである。 明らかに「ぱんちょう」よりおいしい豚丼である。 いいものを紹介してもらった。 レジの横に 「同じような豚丼の店が並ぶ帯広で、 当店を選んでいただいてありがとうございました。」 という一言が書かれていた。 おいしいものを作るのに、謙虚な姿勢に感心した。 (訪問:2004年7月18日) |