宇都宮は餃子の町、というのは日本の常識になった。 宇都宮の成功例はB級グルメで町おこしという流れの先駆者となった。 日光からの帰り、宇都宮で餃子を食べようと、この施設に入店。 しようとしたが、もう行列が50人! ああどうしよう、解散の時刻が迫っているのに・・・ それでも回転が早いことを信じて、行列に並んだ。 「来らっせ」には2つあり、1つは今回並んだ常設店5軒のほう。 もう1つは日替わりでいろんなお店の餃子が食べられるほうである。 今回は常設店のほうに並んだが、行列もそれだけ長い。 パンフレットを見たが、いまいちシステムがよくわからなかった。 40分ぐらい待って入店。 入店時間が20時で、ラストオーダーが20時半。 あわてまくる一行。 「みんながそれぞれ頼みたい餃子を2人前ずつ頼もう!」としたが、 5店舗、ほぼ同じ品揃えで、どれがいいのかよくわからないのである。 仕方ないので、とりあえず少なめに、 かといって、時間が迫っているので、 焼餃子と水餃子が4人前ずつ来るように注文を調整。 4人がそれぞれ別の店舗へ行き、 餃子2人前とライス1人前を注文するように指示を出した。 席に帰るなり、いきなり「みんみん」の焼餃子が到着。 あれ?注文してから1分しか経ってないよ!? でも、ありがたく、みんなで餃子をいただいた。 焼きたての本格派。非常においしかった。 それから立て続けに各店の焼餃子、水餃子を堪能。 グループなので、変化球のネタの餃子はあまり注文しなかったが、 「龍門」のしそ餃子はさっぱりしていておいしかった。 「好楽」の水餃子は宇都宮スタイルでどんぶりに入って登場。 一連のメニューが揃った時点で、 また気に入った餃子が見つかれば、そのつど注文できる。 つまり、好きな餃子を好きなペースで無理なく注文できるので、 非常にすばらしいシステムだと思った。 ごはんも1人前が\150で統一されているが、 付けあわせがザーサイだったり、浅漬けだったりと バラバラでおもしろかった。 システムの説明をすると、 入店時に人数を告げて、テーブルかカウンター席に座る。 店内の構成はフードコートみたいに、 いろんな餃子屋が中央に集結しているので、 お客が各店舗に行って注文し、料金を先払いする。 最大の違いは、お店の人が餃子を席まで持ってきてくれることである。 だから、お店の前でお客が立ったまま待つことがない。 それで運ばれてきた餃子をおいしく食べて、 お客は食器を片付けないで、店を出ることができる。 つまり、各店舗は自分の店のお皿を間違いなく 片付けなければならない。 店側には少し大変かもしれないが、 お客にとっては非常にありがたいシステムになっている。 餃子の質はもちろん高く、1人前の価格も2〜4百円台なので お会計では何にも怖くない。 お気に入りの餃子があれば、また同じ店に行って 追加注文することができるわけだ。 グループで訪れていろんな餃子を食べるのにはとても好都合。 また来たときにはゆっくり食べたいなあと思った。 (最終訪問日:2010年9月20日) |