「白龍」

じゃじゃ麺・中(\450)。 6割食べて、混ぜた後。 最後は卵スープで。 盛岡駅から歩いて20分。 盛岡では2軒でじゃじゃ麺を食べ、どちらもおいしかったのだが、
ずっと心残りだった。
発祥の店とされている、このお店に入ったことがなかったのだ。
なぜ、このお店に入れなかったのかというと、
定休日が日曜・祝日で、営業していなかったから。
今回も北海道へJRで行くという、とんでもない旅の往路に
無理やり行くことにした。

2008年、この年は結構寒かった。
河川敷には雪が積もり、歩道橋からは雪が溶けて下に落ちてくる。
そんな中、盛岡駅から橋を渡り、アーケードを通り抜け、
神社の角を曲がると、行列が見えた。
え〜、昼2時なのに、これだけ並んでるの!?
移動と食事時間を合わせて1時間20分取っていたのだが、不安になった。
本店の2軒隣が分店だが、やっぱり本店で食べたかった。

30分ぐらいして、ようやくお店に入った。狭すぎた。
急いで、じゃじゃ麺・中とチータンを注文。
料理している人がそのまんま見える。見えすぎて、こっちが緊張。
カウンターとテーブルの間のスペースが狭いので、
テーブルのお客は自分で麺を受け取る。
なんだか、讃岐うどんのお店に来たみたいだなあ。

さあ、発祥の店の味は…
麺が今までと違い、結構太め。
コシはあんまりないが、もちもちしていて温かい。
みそはあんまりのっておらず、
一口食べただけではインパクトが足りなかった。
ただ、店員さんのアドバイスの通り、
「よ〜く混ぜて、薬味のにんにくとラー油を入れてください。」
を実行すると、劇的に味が変わった。
元からしょうがは入っているのだが、
にんにくとラー油のパンチ力とみその味がすごく強力に結びつき、
どんどん麺が進む。
よく考えれば、みそは少なくて薄い味だったので、
うどんをしょうがとにんにくとラー油で食べているようなものだったが、
それだと、きゅうりとかねぎが邪魔になってしまうので、
やっぱりみそがいい働きをしているのだろう。
\450にしてはボリュームがあり、非常にお得だと感じた。

最後は卵を割って、みそを少し入れてもらったチータンでシメる。
う〜ん、麺に比べると、インパクトが弱いかな。
みそもあんまり溶けなかったし。
それでも最後には汗をかいてしまった。

外に出ると、やっぱり寒いままだった。
寒いし、空腹→じゃじゃ麺食べて、温まる→外に出たら、また寒い→また、食べる
というサイクルができているような気がした。
家で再現できるのか、やってみたい。

(訪問日:2008年2月9日)