ただ、その時に恐ろしすぎて頼めなかった料理があった。
本場四川の麻婆豆腐。
激辛、と書かれているのが恐ろしかったのである。
それから5年、ずっと行きたかったがグループでないと入る勇気がない。
関東旅行で夕食を食べるチャンスが到来したので、勇気を出して入店。
最初は単品をたくさん頼もうと思っていたが、
面倒だったので、「ファミリーセット」を中心に、
追加で四川麻婆豆腐を注文。あと白ごはんと。
ファミリーセットは3〜5人前という割には10500円と安価である。
内訳を見ると、北京ダックとかふかひれ入りスープがあるのだが。
ただ、看板メニューの四川麻婆豆腐は入っていなかったので、
わざわざ別に頼んだ。
しばらくして前菜登場。
くらげ、焼き豚等のおなじみの面々。
続いて牛肉の炒め物、シュウマイ、蒸し餃子が登場。
おおっ、4品連続で肉ばっかし。
今、流行の野菜のメニューなんて一切出てこない。
いい意味で本格的。
どれも味付けはビールにあうような感じ。
ここまで来るとご飯が欲しいなあ。
と思っていたら、北京ダックやエビチリが出てきて、
ついに四川麻婆豆腐とご対面！
さすがにここまで来るとごはんがないと厳しいので、
むりやり白ごはんをよそってもらった。
エビチリは辛さが標準で、ぷりぷりで絶品。
一方の四川麻婆豆腐は山椒が全力できいていて、
舌がしびれまくりの本格派。
日本人好みの麻婆豆腐とは別物。
期待通りの辛さでびっくりした。
そのしびれを和らげるように
かに肉入りチャーハンとふかひれ入りスープが登場。
チャーハン、もう少し早く出てくれたら、
さらによかったのになあ。
こういうお店って、ごはんが遅いのはなんでだろう。
ごはんにあわせて味の濃いおかずを食べたい人もいるだろうに。
「コーヒーは食後ですか？」って訊くのと同じで、
「ごはんは終盤ですか？」って訊いたらいいのになあ。
最後にタピオカミルクが出てきて、豪勢な夕ご飯は終了。
大人4人で飲み物入れて1人4千円で済んだら、立派なものだ。
しかもおなかいっぱい。
ファミリーセットは大人ばっかりの3〜5人なら食べきれるが、
子供2人を入れてファミリーセットだったら、
絶対に食べ残すぐらいの分量。
食べ盛りの子なら別だけど。
長年の宿題がこれでまた1つ片付いた。
長い間食べたかったものが食べられて、とても満足した。
（最終訪問日：2010年9月18日）
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（追伸：2013年8月18日）
テレビ東京「出没！アド街ック天国」で
大江アナウンサーがアメリカに行く前の回、横浜中華街のときに
大江さんのお気に入りとして取り上げられたのが、この麻婆豆腐。
うれしいなあ〜、大江さんのお気に入りをすでに食べていたなんて。
これ、本当に激辛なので、自信のある人だけ食べてほしい。