「漁師料理 九絵」

なめろう付九絵定食(\2200)。 煮魚も大きい。なめろうもおいしい。 刺身が大きい。 東急大岡山駅から徒歩2分です。 朝6時に西明石発の始発新幹線に乗って、品川へ。
3年ぶりに東京に来たぞー。
このお店はテレビドラマ「孤独のグルメ」で見てから、ずっと行ってみたかった。
高校時代からの友人にわざわざ来てもらって、
東急大岡山駅から徒歩2分のこのお店に入店。
都心からそんなに遠くないところで豪快な魚料理が食べられる。

12月最初の土曜日、11時30分の開店の時点ですでに10人待ち。
1巡目で座敷に座れた。
でも、常連さんは次々にお客さんが来るのがわかっているので、
座敷で隣を開けずに座ってくる。
そして、常連さんのとんかつ定食が先に登場。
9割魚料理だが、なぜかとんかつがあるのだ。
隣で豪快に食べていたので、その圧力に圧倒されてしまった。

私たちは2人ともなめろう付九絵定食を注文。
お客さんみんな定食を頼むので、作るのに時間がかかり、
40分待って、ようやく定食とご対面。
大きな刺身に大きな煮魚、中央になめろう、
あと野菜の煮物にご飯に味噌汁と、お昼から魚のフルコース。
これは迫力あるぞー。

まずは煮魚。大根が真っ黒になっていて、
とても味がしみこんでいた。
大根で冬なので、ぶりかな?と思っていたが、マグロのカマだそうだ。
身の分量が大きくて、これだけでご飯1膳食べられるレベル。
中央のなめろうはかんぱち。
あじとかいわしとかは多いが、かんぱちのなめろうはすごいな。
これもご飯と、もし許されれば日本酒が止まらないなあ。

最後は大きな寿司ネタか?と思うぐらいの刺身が6切れと大きな尾頭付きの海老。
わさびをたっぷり付けたしょうゆでいただくと、
抜群のおいしさ。
これで本当ならご飯3杯はいけるところであるが、
お代わりを頼める余裕がないぐらい、多くのお客さんが来ていて断念。
普通の土曜日でも30人程度入っているのはすごいな。

テレビドラマ「孤独のグルメ」と同じく、
「わさび(を渡すお客さん)はどこかな?」「それはとんかつだからソースなんだよ!」
「大将はいつも朝から晩まで働いて、金儲けとは縁がない。」
と言った、店員さん同士の見事な連携漫才が楽しめる。
「これはマグロのカマで市場から仕入れているのでおいしい。」
と大将が丁寧に解説を入れているのも、「孤独のグルメ」と同じ。再現率がすごい。
魚料理がおいしいのは、東京湾と近い場所にあることとは関係ないと思うが、
それでもこんなにおいしい魚料理が東京で食べられるのがすばらしい。
めったに来られない場所だけど、すごいお店だなあ。

(最終訪問日:2022年12月03日)