「レストラン サカキ」

江戸前穴子のフライ(\1260)。ごはんとスープ付き。 東京駅から徒歩10分。歩いてでも行く価値はある。 サラダ。これだけでもおいしそう。 瑞穂の芋豚のカツカレー(\1300)。 ルウもとんかつも絶品です。 おいしいお店の雑誌をよく立ち読みするのだが、
載っているほとんどのお店は東京都内。
それでも、だいたい土曜日には営業しているのだが、
このお店は平日にしかランチをしていない。
前にも平日に来たのだが、1食目のうどんでお腹いっぱいだったため、
泣く泣く食べるのをあきらめた。
今回、やっと再訪することができた。

いかにもOLのランチタイムというところに、
普段着の旅行客が入店。すごい違和感があった。
メニューを見るとすでにカレーとハンバーグが売り切れ。
東京駅の近くだとは思えないぐらいの価格設定で、
ランチは\2000を超える料理がない。
江戸前穴子のフライがあったので、よろこんで注文。
まずコンソメスープが出てきて、そのあとにメインの料理が登場。
うわぁ、さすが江戸前穴子。かなりの大きさ。
横のタルタルソースもたっぷりとある。
野菜も盛りだくさん。
分量が少ないんじゃないかという予想が完全に外れた。
穴子の衣がサクサクで、フライがとてもおいしかった。
穴子も肉厚。タルタルソースがよく合う。
野菜がたくさんあるので、栄養バランスもいいはず。

非常に満足だが、たぶん平日の昼にこんなところにいることはないので、
もう2度と行けないだろう。
食べられて良かった。

(訪問日:2007年9月26日)

---------------------------------------------------------------------------

時は過ぎて、気が付けば8年半後の2016年5月。
ゴールデンウィークの平日休みで東京にいた。
平日でランチと言えば、このお店。
前回は入口付近のテーブルでご飯を食べたので気が付かなかったが、
奥もたくさんテーブルがあった。
なのに13時を過ぎても4組待ち。
13時40分がラストオーダーだったので、
すでにハンバーグやエビフライ、ミックスフライも売り切れに。
残り物には福がある、かどうかはわからないが、カツカレーを注文。
正式名称は「瑞穂の芋豚のカツカレー」。
しかし、東京駅や銀座駅から近いのに\1,300という設定がすごすぎる。

まずは付け合わせのサラダとドレッシングが登場。
カレーの付け合わせでもまともなサラダが来るのね。
旅行中は野菜が不足するので、これはありがたい。
しばらく経ってから、カツカレーが登場!!
おおっ、カレーがポットに並々と。
これを少しずつ、ライスにかけてひと口。
ルウがよく煮込まれていて、スパイスも深い、洋食屋さんのおいしいカレー。
牛肉がとろけるように柔らかくてシチューみたいですな。
そして、とんかつ。これがソースをかけて食べても、カレールウで食べても絶品。
朝7時半でサンドイッチを食べてから6時間ぶりの食事だったので、
こんなボリュームたっぷりのごはんがありがたい。
カレールウがたっぷり注いであるので、ごはんだけが残ることはない。
相席だった隣の男性は私よりだいぶ早く平らげていたが、
私はゆっくりとカツカレーを楽しんだ。

普通、東京でこのレベルのカツカレーを出して、
しかもサラダもついているとなると、\2,000近くかかっても全くおかしくない。
それを税込みで\1,300で出してくれるなんて、本当にありがたいと思う。
13時過ぎても行列ができているのも納得である。
隣のテーブルの人はビーフカレーを注文していたが、
カツがない代わりに大きめの牛肉がごろんと入っていた。
平日の昼に東京にいる可能性、本当にゼロに近いので、
次来れるのはまた8年後かもしれないが、
何年後でもこの安くておいしいランチは続けていただきたいなあと思った。

(最終訪問日:2016年5月2日)