「津国屋」

酔鯨で乾杯。 いわしの刺身(\610)。 砂肝のピリ辛煮。 かきのグラタン(\670)。 いかわたのグリル焼き(\770)。 鮭茶漬け(\490)。 慶応義塾大学の近くにあります。 神奈川県茅ケ崎のお仕事が終わり、
夕飯は平日しか空いていないこのお店で一杯呑むぞ!と
気合を入れて田町駅を降りた。
世間は忘年会シーズンで、駅界隈は多くの人でにぎわっていた。
田町駅から慶応義塾大学の正門の前を通り、しばらく歩くと年季の入った建物が。
この付近だけ、時がとまっているのでは?というぐらいのたたずまい。
店に入ると、よかった、カウンターは空いていた。

日本酒の品ぞろえが豊富だが、
お任せしたら「辛口でも大丈夫ですか?」と言われて、酔鯨が出てきた。
「吉田類の酒場放浪記」でおなじみの高知のお酒である。
刺身はまぐろといわしが同じ値段で610円だった。
普通はみんなまぐろを選ぶだろうが、ここはいわしを選択。
脂がのっていて、抜群だった。大正解。
続いて、砂肝のピリ辛煮をいただいた。
ごま油かラー油のきいたピリ辛味で、これまたお酒が進む。

ここで変化球で、かきのグラタンをいただいた。
このお店、洋食メニューもあって、メンチカツもあったが、
冬場限定のかきのグラタンを選択した。
このホワイトソースが本格的。
中には極細のスパゲッティが入っていて、絶品。
いやあ、このレベルだと十分に洋食屋さんに勝てますなあ。

最後に鮭茶漬けと「本日の味噌汁」を注文したが、
残念ながら、本日の味噌汁がないとのこと。
490円の本日の味噌汁、
本当なら何が入っていたのだろうか〜気になる〜。
気を取り直して、いかわたのグリル焼きをいただいた。
赤みそといかみそのハーモニーでこれまたお酒にぴったり。
常連さんだとフランスパンに味噌をつけて食べるのだとか。それも合うなあ。
最後は鮭茶漬けで締めた。

普通、居酒屋さんって常連さん以外には厳しいものだが、
一見さんの私にも、
「今日のいわし、脂のってるでしょう〜」とか、
「荷物は貴重品だけ抜いて、このラックに置いておいてね」とか、
とても気づかいをしてくれるありがたいお店だった。
また来てくださいね〜と言われたが、
残念ながらこのお店、土曜休日祝日がお休みで、
もうしばらくは来れそうにない。
万が一、慶応義塾大学にお仕事で来ることがあれば、また寄りたいなあ。

(最終訪問日:2016年12月16日)


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