「わぶ」

世界一のカキフライで2022年で50周年。 カキフライ、アジフライ、牛すじカレーの定食(\2230)。 カキフライとアジフライ、山脈感がすごい。 牛すじカレー、味わい深い。 カキフライ断面がこれまたすごい。 新宿駅南口から徒歩5分。迷わず行けます。 コロナの間に自宅でカキフライのおいしい店を検索していたら、
世界一のカキフライを公言しているお店が新宿にあることを知った。
ただ、営業は平日のみ。
仕事柄、平日がお休みになることがほぼないのだが、
金曜日が振替休日で、コロナ陽性者が少しずつ減って、
群馬県へ工場見学の予約が取れたので、平日に新宿へ行けるチャンスがやってきた。
ただ、昼で定食を食べるか、夜でお酒飲むか最後まで迷った。
初めての店だしなあ、夜は予約が取れなくて敷居が高いかもと思い、昼を選択。

2023年2月、最後の金曜日。
新宿南口もたいぶ風景が変わったなあと思いつつ、
今まで行ったことのない、南西の方向へ歩くこと5分、
代々木二丁目交番の隣にお店を発見。
10時50分ぐらいに到着したが、すでに3人待ち。
慌てて、行列に加わると、11時にはすでに10人待ちに。
普通に勤務している人なら、昼休みは12時のはず。
やっぱり都心は人が多いし、いろんな人がいるんだな。

4人目のお客だったので、当然1巡目で入店。
基本はカキフライ定食で行くとして、あじフライを付けてもらい、
せっかくだから、牛すじカレーも付けた。
昼からフルコース。旅行の醍醐味。
店内では大型テレビでABEMAのプロレスチャンネルで武藤さんの引退試合を放映。
ああ、居酒屋さんでも普通のテレビ番組ではなく、インターネットの動画を見る時代になったのか〜。
本当に時代を感じた。

基本的にカウンターでも、テーブルでもパーティションがあって、
相席で人が座るので、あっという間に満席に。
12時頃来て、座れるかどうかは微妙な状態だな。
そして、次から次にカキフライ定食が運ばれていく。
隣の女性はWカキフライ定食を頼んでいて、お店の人に
「当店のカキフライは召し上がったことございますか?4個だと300gぐらいなんですけど・・・」と言っていた。
すごいな、1人で一気に300gのカキ!分量よりもカキの強さで負けそうだな。

しばらくして、カキフライ+あじフライ定食と牛すじカレー登場!
山盛りキャベツを添えて、爆弾のようなカキフライ2個とあじフライが3枚。
これはすごいぞ〜。味わって食べないと〜。
まずはカキフライ。小さなカキの大集合。
食べても食べてもカキに当たる。
タルタルソースとレモンもいいが、中濃ソースでも間違いない。
カキフライってレアだと当たる可能性があるし、火を通しすぎると味がなくなるので、
難しい料理だと思うが、見事な火加減。
そして、あじフライもしっかりと弾力があって、くせもなく、バリバリ行ける。
それに異色の牛すじカレー。コクがあって、なぜ黒いのかは聞きそびれたが、これまたおいしい。
カキ→あじ→カレーでどんどん食べていけるのだが、いかんせんもう43歳。
昔はこの後でもう1軒行っても平気だったが、これはさすがに頼みすぎた。
あじフライかカレーのどちらかでちょうど良い分量だったなあ。
変な意味で分量を少なく見積もりすぎた。
サービス精神旺盛で、定食のボリュームも多めで、
ごはん・みそ汁・キャベツ・漬物・タルタルソースはお代わり自由。
これは近所だったら、通ってしまうな〜。

店主の方はお忙しい中、お客さんへの気配りもしっかりしていて、
「外に並んでいるお客さんの柵出した?」とか
「テーブルの方、申し訳ございませんが、次の人に詰めて座ってもらいますので、奥へどうぞ。」とか、
とにかくしっかりと指揮を執りつつも、次々と定食を出していてすごいなと思った。
そして、「今日はお客さんが一杯だな〜、王様のブランチにでも特集されたか?」とか、
「すみません、カード使えないんで。原価ギリギリでやってますんで、ごめんなさいね〜。」
という会話も店の雰囲気を良くしてるなあ。

12時前に食事終わりでお店を出ると、すでに行列15人。
ランチも人手不足で隔日営業らしいので、余計に人気が高いのかな。
新宿駅から歩ける距離で、この値段、分量ならそりゃ並ぶよね。
平日に新宿にいるチャンスは滅多にないが、
機会があれば、また行きたい。

(最終訪問日:2023年02月24日)