第2のふるさと、東村山に久しぶりに帰ってきた。 2007年9月以来だから、約3年も来れなかった。 行きたい食べ物屋が山のようにたまっていたので、 満を持して訪問することにした。 東京はおいしいものがたくさん集まるので、 寿司屋も当然のように多い。 でも、港町ではないので、素材的には大丈夫かな?と 心配だった。 ラストオーダーが22時までのこのお店に入ったのは 21時を過ぎていた。 カウンターに常連さんが4人いたので、 テーブル席に着席できた。 寿司屋のカウンターが苦手なので、とても助かった。 「きき酒師のいる寿司屋」なので、ぜひ日本酒を飲みたかった。 昼間はワインで焼肉だったのだが、 その辺は忘れて、地元東村山の豊島屋酒造の「屋守(おくのかみ)」を 小グラスで注文。 おおっ、飲みやすいっ、おいしい。 こんな日本酒が東村山にあったのか!というぐらいの衝撃。 アルコールは苦手だが、日本酒はおいしい。 続いて、お通し登場。 ホタルイカとたこと子持ち昆布。 これも一品ずつしっかり味があっておいしい。 明日があるので、最初の日本酒で少しずつつまんだ。 メインのお寿司は松にぎりを注文。 どれも抜群においしかったのだが、 このクラスのにぎりで出していいのか!?と驚いたのはトロ。 築地のお寿司屋だと3000円クラスのにぎりで出てくるんですけど・・・ 築地でも安いが、さらに安く食べられたのでびっくり。 年取ると、脂が乗っているよりも身のうまさで勝負して欲しい、 今日この頃。 本日のカルパッチョで出てきたのは真鯛。 オリーブ油で最高の素材が引き立つ。 珍しいなあ、寿司屋でカルパッチョ。 あとはお好みにぎりでたいらぎ、奥地あじ、あおやぎ、 穴子、コハダを注文。 はまぐりがなかったのが残念。 松にぎりでたれつきの穴子だったので、 お好みではゆず塩で。 細かい配慮が効いている。 とどめに天使の海老の塩焼き。 カウンターの人も同じ質問をしていたが、 海がきれいなところで取れたので、「天使の海老」だとか。 身も殻も抜群。 お支払いは豪快に食べたので5250円だったが、 すべておいしい料理で、文句なしだった。 親切に日本酒や食べ物の紹介をする若大将、 元気一杯で粋な大将、 寿司屋のいいところが全開のいいお店。 なんで、東村山にいるときに行かなかったのかというと、 当時はホームページ文化がなくて、 口コミでしかおいしいお店情報がなかったからである。 ラストオーダーの時間が終わっても、 次々に来る注文をさばいていて、本当に頭が下がる思いだった。 おいしい料理を丁寧な接客で迎えてくれるありがたいお店である。 近くに欲しい…けど、お財布が大変になりそう。 (最終訪問日:2010年5月1日) |