久米川駅と八坂駅の間の商店街にあるお店。 親戚の家に行くのに、久米川駅からバスが待てず、 歩いていくたびにお店の前は通過していた。 気にはなっていたが、実際に入店したのは今回が初めてである。 関東では一般的なのかもしれないが、 このおそば屋さん、おそばもおいしいが、一品料理が充実していて、 お酒とともにあてを楽しむお客も多いそうだ。 おそばを味わうのなら冷たいおそば、というのが大原則だと思っていたが、今は真冬。 おすすめ、という文字に負けて温かいおそばのかき南蛮そばを注文。 本当は天ぷらとか一品料理にもひかれていたが、 この後親戚の家で何か出てくると察知して、控えめに注文。 出てきたおそば、大きいかきが4つものっていた。 広島産の極上品。この時期にぴったりだった。 温かいおそばであったが、それに負けない力強いおそば。 ダシも想像より醤油辛くはなく、すべて飲み干せた。 薬味も京都の原了郭の黒七味を使っているという、徹底ぶり。 こんな素晴らしいお店が久米川にあったんだ〜。すごいなあ。 近くにあったら通えるのにな〜。残念。 30名程度入れば満員のお店であるが、 ひっきりなしにお客が来たり、予約をお願いする方がいらっしゃったりと 大人気のようである。 週末では営業時間よりも前におそばが終わることもあるとか。 やっぱり夕方ぐらいにふらっと寄って、 一杯呑んでおつまみを食べ、そばで締めるのが粋な使い方だと思うが、 そんな夢はかなうのだろうか。 とりあえずは、次の夏に穴子天ざるそばを食べたい。 (訪問日:2015年1月11日) -------------------------------------------------------------------------- 仕事を頑張って、半年後の夏、念願の穴子天ざるそばを食べに再び久米川にやってきた。 いやあ、本当に来ることができるとは。自分の行動力にびっくり。 11時過ぎ、のれんがかかった5秒後に入店。 その日最初のお客さんになって、おしながきで穴子天ぷらを探したが…ない。 穴子天ぷら、あると思ったんだけどなあ〜と、 勇気を出して店員さんに聞いたら、 海老やハゼなどオールスターの天ぷらの盛り合わせが付く、 江戸前天せいろならあるとのこと。 20分前にメルポーチで朝食のサンドイッチを食べたばっかりだったが、 ここまで来たんだ、と覚悟を決めて、江戸前天せいろを注文。 それから続々と男性客ばっかり入店して、あっという間にテーブルが埋まった。 相変わらずすごい人気だな〜。そして、せいろ(ざるそば)大人気だな〜 しばらくして、江戸前天せいろとして、山盛りの天ぷらとせいろそばが登場。 天ぷらの船盛りや〜、ここまで豪華な天ざるそば、人生初である。 そばつゆと天つゆが別盛りになっているのが、通だなあ。 せいろそばをひとすすり。 いやあ、そばの味がしっかりしているな〜。つゆの強さもしっかりしていておいしい。 そして、天ぷら。穴子、海老、ハゼ…すごいなあ、オールスターの迫力。 最後のオレンジの球状の天ぷらを見て、何だろう!?と思っていたら…プチトマトだった。 はい、わからずに噛みしめて爆発させてテーブルを汚したのは私です。 冬の温かいそば、夏の冷たいそば、どちらも絶品だった。 ああ、近くにあれば通えるのになあ。 お手軽な価格でここまで本格的なおそばが食べられて、最高の気分だった。 (訪問日:2015年7月25日) -------------------------------------------------------------------------- 前回訪問から2年。 親戚宅の家具移動を手伝った帰り、母と一緒に入店。 開店の11時から1分後に入店したが、すでに先客がいた。 しかも5分後には満席になってるし。 祝日パワーおそるべし。 母はもりそば、私はすだちそばを注文。 今までテレビではいろんな店で出していたすだちそば、 実物を食べるのは初めてだ。 出てきたすだちそば、あごがキュッとなるぐらいの満杯のすだちスライス。 その上のシャーベット状になったダシがすばらしい。 本当にあっさりの極致。 暑い夏にはぴったり。 お店を出るときには12時前なのに、すでに2組待ち。 優雅だな〜祝日の昼から宴会やっていたテーブルもあったし。 年中いろんなおいしいものが楽しめる、素晴らしいお店だと思う。 (訪問日:2017年7月17日) |