親戚の家に向かう、西武バスの立34系統に乗っていると 「次は久米川通り、うなぎとすっぽんのはや幸入り口〜♪」と 車内放送されるお店。 ただ、存在は20年以上前から知っていたものの、 入店するのは31歳で人生初。 すごいなあ、同じところでうなぎ屋をやっているのは。 うなぎをさばくところから始まるので、 時間がかかるのは調査済みだったが、 それでも昼間に入店した。 きも焼きは並と上があるのだが、 「並の方が肝と皮の両方の味が楽しめる。」とおすすめしてくれたので、 並を注文。とはいえ、両者の値段差は50円。 確かに生っぽい食感だが、臭みが全くないので不思議。 酒の肴にピッタリ。 それから登録商標べんけい焼き。 こちらはにらと皮肉の塩焼。 これまた絶品。これだけで一杯いける。 店で捌いているからできる料理なのだが、 メインはうな重なので、 きも焼きともども、注文は少ないみたいである。 注文から30分後、最後にうなぎ1匹分のうな重(梅)到着。 柔らかいのに、香ばしい。理想形である。 相対的に昼ごはんには高いだろうが、 うな重で考えてみると、2000円いっていないのがありがたい。 私は昼なので、お酒を飲まなかったが、 ちょこちょこ食べて一杯飲んでいる人も実際にいた。 確かに気持ちは非常によくわかる。 これだけ味わえて3000円台なら安いと思った。 創業39年、うなぎ以外にも どじょう、すっぽん、かえる(!?)も扱うすごい店。 夏にはいけすがうなぎで一杯になるので、 どじょう料理はそれ以外のシーズンでしかできない。 東京都ベスト3にランクされるのは納得できる。 (最終訪問日:2010年5月3日) |