深大寺といえば日本そばだが、唯一のラーメン屋が超有名になってしまった。 深大寺は調布駅からバスで15分。 そんな場所でも行列ができる。 昼間の営業は2時45分まで。私は2時15分に到着。 すると、店の前の看板が「営業中」→「準備中」に。 「あっ、売り切れか!?」と思ったが、 店員さんが行列最後尾の私のところまで来て、 「お客さんのところまでなんとかいけると思うんですがねえ。 どうせだったら、食べたいですよねえ。」と言ってくれて 私が昼の部最後のお客になった。 その代わり、私の後ろに並ぼうとしたお客を片っ端から 追い返す役を命じられた。 5人は追い返したと思う。 他のお客がグループだったので、1人の私を先に通してくれた。 店に入るまで食べるラーメンを決めていなかった。 待たされたので、量が多いチャーシュー麺で決定。 麺は平打ち。1050円は結構値が張っている。 しばらくして、平打ちチャーシュー麺登場。 当然、まずはスープから。 やさしいにぼしの味が利いている。 それでいて、チャーシューの脂には負けていない。 チャーシューは分厚いのが4枚ものっている。 24歳男性でもちょっときつかった。 柔らかいジューシーなチャーシュー麺を望むのなら、おすすめできる。 替え玉、チャーシュー1枚など、 量を自由に調整できるので、便利である。 帰り際に店員さんから 「お客さん食べられてよかったね。」と言葉をもらった。 デジカメで撮影しているのを見ていたようで、 「ラーメンを食べ歩いたりしているんですか?」とも質問された。 ここの店の店員さんは他のラーメン屋とは違い、 非常に和やかな雰囲気で働いている。 店員さんがにこやかだと、こっちも食べやすい。 黒五ラーメン、つけ麺、しそ塩麺など、 性格の異なるラーメンが並ぶのでおもしろい。 多くのファンに支持されるのはそのあたりに理由があるのだろう。 ------------------------------------------------------------------------- 深大寺から調布駅前に移転し、府中にも支店を出すまでに成長。 一時期は代々木にもお店があった。 残念ながらマスターが亡くなったとのことだったが、 10年ぶりにお店に入店。 醤油らーめんと餃子を注文。 ここはやっぱりダシがおいしい。 天然素材のやさしい味で、強めの麺との相性がいいなあ。 チャーシューの柔らかさも相変わらずだった。 10年たって、調布駅は地下になり、 私の母校の電気通信大学にも知らない建物が増えて、 私は中堅社員になった。 でも、10年たって、またこうしておいしいラーメンを食べることができて、 よかったなあと思った。 (訪問:2013年9月6日) |