「東村山グルメ日記」でまた気になるお店を見つけてしまった。 週4日営業で、たれ焼きではない焼き鳥屋さん。 特製にんにく味噌が絶品だとか。 最初の訪問は持ち帰りでお願いした。 名前を聞かれて、 「ピノキオに似てるね〜、おもしろいねえ。」と言われた。 ここまではいつもの通り。でも、この先が違った。 「ここのカウンターの板は檜なの。」 「亡くなった息子の一文字(私の名前と同じ)を取って屋号にしてるの。 縁だねぇ〜。」 と言われた。 しばらく時間が経って、焼きたての焼き鳥を取りにいくと、 「あつあつで一杯飲むと最高だから、またいらっしゃい。」と言われた。 これだけでもあったかいなぁ〜という印象を持った。 肝心の焼き鳥は全種類1本ずつを購入したが、 めちゃくちゃボリュームがあり、 こんなに安くていいの?と心配になったぐらいだった。 ----------------------------------------------------------- 新潟出張の翌日に東京で友人の結婚式があり、 絶好のタイミングでこのお店に訪問できた。 とりあえず、焼き鳥と煮込みは頼むつもりで、注文した。 お酒は梅酒ロックを選択。 トップが豚レバだったが、半生加減が絶妙で、 臭みもなく、いきなりレベルの高さに驚いた。 これで\120なのは反則だ。 塩焼きそのままでもおいしいが、 特製にんにく味噌がまたおいしい。 手羽先は普通においしく、かしらも弾力に驚き、 てっぽうも噛み切れるぐらいの歯ごたえだった。 中盤戦で煮込みをいただく。 こんにゃく、豆腐は入っているものの、ほぼ小腸の煮込み。 一味やにんにくが合う、味噌仕立ての絶品。 後半戦でつくね、豚バラ、なんこつと鳥はつを注文。 なんこつ、身が適度についていておいしかった。 鳥はつも5個もついているのに\200を切る。 串物で\200するものが一品もなく、 それでいて、このうまさ、この分量はすごすぎる。 結局、ごはんものが一品も食べられなかったが、 梅酒ロックと焼き鳥8本、もつ煮込みまで堪能して、 お会計は\2200だった。 バス代払って「青葉町二丁目」まで行って、帰ってきても、十分安い。 地元の人に支持されているだけはある。 帰るとき、お店の人だけでなく、 お客さんにも「おやすみなさい。」と言われた。 こんな厳しい世の中にもこれだけあったかい店はあったのである。 近くにいると、たぶん通ってしまいそうなお店。 まだ食べていない「かき鍋」もあるので、 たぶんまた行くと思う。 (訪問日:2011年10月25日) ----------------------------------------------------------- というわけで、4ヶ月後にまた来てしまった。 今度は高校時代の親友と計3人で。 狙い通りに、手前の6人がけのテーブルに座れた。 かき鍋、かき高騰で今年の提供はないとのこと。 非常に残念だったが、「もずく鍋」と焼き鳥をそれぞれ注文。 「もずく鍋」、天然のもずく使用で歯ごたえがすごい。 和風だしにわさびが浮いている、おそらくここでしか食べられない一品。 豆腐もたくさん入っていて、体に優しいお鍋だった。 そのほか、ほっけが大きく、 厚揚げも特製みそたっぷりで登場。 おなか一杯食べても、お酒を飲んでも、 やっぱりお会計は\2200。 財布にもやさしいお店は2012年も健在だった。 来年こそ、来年こそはかき鍋、食べたいなあ〜。 (訪問日:2012年2月25日) ----------------------------------------------------------- 気が付けば、前入店してからもう3年半。 東京には何回も来ていたが、なかなか日程が合わなかった。 本当は真冬に鍋を食べたかっただが、思い切って真夏に入店。 今まで2回はテーブルで着席だったが、今回は初めてカウンターに着席。 前回同様、飲み物は日本酒・澤乃井辛口を注文。 そして、お店のお母さんがおすすめを教えてくれたので、 串焼きの豚レバ、かしら、ねぎまを注文。 焼き物が焼けるまでは串につけるにんにく味噌でお酒を飲んでと。 まず、豚レバ登場。限定品で食べられたらラッキー。 食中毒問題でレバを出す店は減ったが、 刺身でも食べられるぐらいの新鮮なものなので、何の臭みもなく、 歯ごたえが抜群。相変わらずおいしかった。 かしらも歯ごたえが楽しめて、ねぎまも鶏肉のおいしさが際立っていた。 最後にあっさりともずくを注文。 天然もので歯触りがこりこり。 じゅんさいも一緒に入っていた。 わさびとポン酢で日本酒との相性も良かった。 今回は2軒目にカレー屋に行きたかったので、控えめにした。 上の記事を見たら、ものすごく食べてるな〜自分。 年齢を感じずにはいられないが、今回もとても楽しめた。 完全に常連さんが決まっているようなお店なので、 私みたいな、たまに訪れるお客にはハードルが高いが、 それでもご主人とお母さんは優しく接してくれるいいお店である。 いつまでも頑張ってほしいなあ。 (訪問日:2015年7月25日) ----------------------------------------------------------- 気がつけばコロナをやり過ごして、前入店してから8年半。 このお店も休業したり、いろいろあったみたいだが、 転職のご褒美旅行でどうしても豚レバを食べたかった。 営業時間は食べログでは17時になっていたが、 実際は17時30分から。営業日は木・金・土・日。 結局、帰りの新幹線の指定席を遅らせて強引に入店。 お品書きも飲み物、もずく酢やもずく鍋、おにぎりと焼き物で厳選されていた。 ウーロン茶ともずく酢、あとは焼き物5本。 焼き物はテッポ(大腸)、つくね、かしら、豚レバ、豚バラの5本。 生から焼くので30分かかるので、常連さんは先に電話してから30分後に来店するらしい。 まずもずく酢登場。久米島産で歯ごたえ抜群。 わさびがアクセント。 その後、焼き物で豚レバとかしら登場。 この豚レバの焼き加減が絶妙で、にんにく味噌との相性が抜群。 真っ先に売り切れる一品だが、開店直後ならありつける。 あまりにも人気なので、いきなり5本頼む人もいるらしいが、 みんなの財産だから、1人1本にして欲しいなあ。 あとのつくねもサイズが大きめで、軟骨の歯ごたえが楽しめる。 続いて、テッポ、かしら、豚バラ登場。 どれも歯ごたえ抜群。そして、にんにく味噌が合うんだなあ。 お酒が合うのはわかっているのだが、 こちらも中年でコレステロール高めだし、 この後新幹線で関西に帰るので今日はウーロン茶。 女将さんに「またいらっしゃい」と言ってもらえるのは相変わらず。 滅多に来られないけど、また食べられたら良いな。 (最終訪問日:2024年4月12日) |