「とり慎」

豚レバと手羽先。 かしらとてっぽう。 煮込み。にんにくや一味が合います。 つくね。 豚バラとなんこつと鳥はつ。 青葉町商店街にあります。 もずく鍋。 ほっけ。 厚揚げ。 もずく。 豚レバ(\170)とつくね(\170)。 かしら(\170)と豚バラ(\250)とテッポ(\150)。 「東村山グルメ日記」でまた気になるお店を見つけてしまった。
週4日営業で、たれ焼きではない焼き鳥屋さん。
特製にんにく味噌が絶品だとか。
最初の訪問は持ち帰りでお願いした。
名前を聞かれて、
「ピノキオに似てるね〜、おもしろいねえ。」と言われた。
ここまではいつもの通り。でも、この先が違った。
「ここのカウンターの板は檜なの。」
「亡くなった息子の一文字(私の名前と同じ)を取って屋号にしてるの。
縁だねぇ〜。」
と言われた。
しばらく時間が経って、焼きたての焼き鳥を取りにいくと、
「あつあつで一杯飲むと最高だから、またいらっしゃい。」と言われた。
これだけでもあったかいなぁ〜という印象を持った。
肝心の焼き鳥は全種類1本ずつを購入したが、
めちゃくちゃボリュームがあり、
こんなに安くていいの?と心配になったぐらいだった。

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新潟出張の翌日に東京で友人の結婚式があり、
絶好のタイミングでこのお店に訪問できた。
とりあえず、焼き鳥と煮込みは頼むつもりで、注文した。
お酒は梅酒ロックを選択。

トップが豚レバだったが、半生加減が絶妙で、
臭みもなく、いきなりレベルの高さに驚いた。
これで\120なのは反則だ。
塩焼きそのままでもおいしいが、
特製にんにく味噌がまたおいしい。
手羽先は普通においしく、かしらも弾力に驚き、
てっぽうも噛み切れるぐらいの歯ごたえだった。

中盤戦で煮込みをいただく。
こんにゃく、豆腐は入っているものの、ほぼ小腸の煮込み。
一味やにんにくが合う、味噌仕立ての絶品。

後半戦でつくね、豚バラ、なんこつと鳥はつを注文。
なんこつ、身が適度についていておいしかった。
鳥はつも5個もついているのに\200を切る。
串物で\200するものが一品もなく、
それでいて、このうまさ、この分量はすごすぎる。

結局、ごはんものが一品も食べられなかったが、
梅酒ロックと焼き鳥8本、もつ煮込みまで堪能して、
お会計は\2200だった。
バス代払って「青葉町二丁目」まで行って、帰ってきても、十分安い。
地元の人に支持されているだけはある。

帰るとき、お店の人だけでなく、
お客さんにも「おやすみなさい。」と言われた。
こんな厳しい世の中にもこれだけあったかい店はあったのである。
近くにいると、たぶん通ってしまいそうなお店。
まだ食べていない「かき鍋」もあるので、
たぶんまた行くと思う。

(訪問日:2011年10月25日)

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というわけで、4ヶ月後にまた来てしまった。
今度は高校時代の親友と計3人で。
狙い通りに、手前の6人がけのテーブルに座れた。
かき鍋、かき高騰で今年の提供はないとのこと。
非常に残念だったが、「もずく鍋」と焼き鳥をそれぞれ注文。
「もずく鍋」、天然のもずく使用で歯ごたえがすごい。
和風だしにわさびが浮いている、おそらくここでしか食べられない一品。
豆腐もたくさん入っていて、体に優しいお鍋だった。
そのほか、ほっけが大きく、
厚揚げも特製みそたっぷりで登場。

おなか一杯食べても、お酒を飲んでも、
やっぱりお会計は\2200。
財布にもやさしいお店は2012年も健在だった。
来年こそ、来年こそはかき鍋、食べたいなあ〜。

(訪問日:2012年2月25日)

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気が付けば、前入店してからもう3年半。
東京には何回も来ていたが、なかなか日程が合わなかった。
本当は真冬に鍋を食べたかっただが、思い切って真夏に入店。
今まで2回はテーブルで着席だったが、今回は初めてカウンターに着席。
前回同様、飲み物は日本酒・澤乃井辛口を注文。
そして、お店のお母さんがおすすめを教えてくれたので、
串焼きの豚レバ、かしら、ねぎまを注文。
焼き物が焼けるまでは串につけるにんにく味噌でお酒を飲んでと。

まず、豚レバ登場。限定品で食べられたらラッキー。
食中毒問題でレバを出す店は減ったが、
刺身でも食べられるぐらいの新鮮なものなので、何の臭みもなく、
歯ごたえが抜群。相変わらずおいしかった。
かしらも歯ごたえが楽しめて、ねぎまも鶏肉のおいしさが際立っていた。

最後にあっさりともずくを注文。
天然もので歯触りがこりこり。
じゅんさいも一緒に入っていた。
わさびとポン酢で日本酒との相性も良かった。

今回は2軒目にカレー屋に行きたかったので、控えめにした。
上の記事を見たら、ものすごく食べてるな〜自分。
年齢を感じずにはいられないが、今回もとても楽しめた。
完全に常連さんが決まっているようなお店なので、
私みたいな、たまに訪れるお客にはハードルが高いが、
それでもご主人とお母さんは優しく接してくれるいいお店である。
いつまでも頑張ってほしいなあ。

(訪問日:2015年7月25日)

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気がつけばコロナをやり過ごして、前入店してから8年半。
このお店も休業したり、いろいろあったみたいだが、
転職のご褒美旅行でどうしても豚レバを食べたかった。
営業時間は食べログでは17時になっていたが、
実際は17時30分から。営業日は木・金・土・日。
結局、帰りの新幹線の指定席を遅らせて強引に入店。

お品書きも飲み物、もずく酢やもずく鍋、おにぎりと焼き物で厳選されていた。
ウーロン茶ともずく酢、あとは焼き物5本。
焼き物はテッポ(大腸)、つくね、かしら、豚レバ、豚バラの5本。
生から焼くので30分かかるので、常連さんは先に電話してから30分後に来店するらしい。

まずもずく酢登場。久米島産で歯ごたえ抜群。
わさびがアクセント。
その後、焼き物で豚レバとかしら登場。
この豚レバの焼き加減が絶妙で、にんにく味噌との相性が抜群。
真っ先に売り切れる一品だが、開店直後ならありつける。
あまりにも人気なので、いきなり5本頼む人もいるらしいが、
みんなの財産だから、1人1本にして欲しいなあ。
あとのつくねもサイズが大きめで、軟骨の歯ごたえが楽しめる。
続いて、テッポ、かしら、豚バラ登場。
どれも歯ごたえ抜群。そして、にんにく味噌が合うんだなあ。

お酒が合うのはわかっているのだが、
こちらも中年でコレステロール高めだし、
この後新幹線で関西に帰るので今日はウーロン茶。
女将さんに「またいらっしゃい」と言ってもらえるのは相変わらず。
滅多に来られないけど、また食べられたら良いな。

(最終訪問日:2024年4月12日)