早朝に神戸を出発し、長野を経由して、長岡にたどり着いた。 日本三大花火のひとつ「長岡花火」を見るときがついにやってきた。 その前に現場でお腹が減らないように、腹ごしらえ。 長岡の名物は濃い味のスパゲティ「イタリアン」だが、 味が合わないのにたくさん食べるのが怖かったため、却下。 インターネットで見つけたこのお店に決定。 このお店、昼休みもなしで営業している頼もしいお店。 ただし、この日は花火のせいか、夕方17時30分で閉店だった。 メニューを見てもなかなか本格的な中華料理のラインナップ。 でも、値段が全く怖くない。 麻婆豆腐とごはん…、と注文していたら、 店員さんが麻婆豆腐丼があると教えてくれた。 じゃあ、ということで、それを注文。 極上杏仁豆腐も注文。 杏仁豆腐は高いほうと安いほうがあるが、高いほうで。 このお店は「あんにんどうふ」ではなく、「しんれんどうふ」と呼んでいた。 汁なし坦々麺も非常に興味があったが、 ここ最近、麺ばっかり食べていて、 ひき肉も麻婆豆腐とかぶるので、泣く泣くパス。 しばらくして、麻婆豆腐丼登場! おおっ、これすごいぞ!真っ赤で真っ黒。 店員さんが「辛いですけど、大丈夫ですか?」と心配しただけあった。 食べてみると、おおっ、しびれるようなじんわりとした辛さ。 こりゃご飯がないと食べられない。 山盛りの麻婆豆腐丼なので、食べても食べてもなかなか減らない。 これは汁なし坦々麺を頼まなくて正解。1人分としては十分な量。 しっかり四川流の味付けだった。 こんな本格的な味が\750で食べられるなんて、とっても立派。 隣の女性客はこれを”大辛”で頼んでいたが、大丈夫だろうか… 普通でも十分辛いのに。 辛いものの後なので、デザートの杏仁豆腐の甘さが心地よかった。 この杏仁豆腐も甘いけど、さっぱりしていておいしかった。 まさか長岡でこれだけ本格的な麻婆豆腐が出てくるとは思わなかった。 値段と分量だけ見たら、立川の「陳建一麻婆豆腐店」より上かも。 来年以降も長岡花火を見ることがあれば、再訪したい。 激辛料理で気合いが入りまくり、 雨予報もぶっ飛ばし、長岡花火を見られたことはいい思い出になった。 (訪問:2008年8月3日) ------------------------------------------------------------------ もう歳を取ったので、花火大会に行く体力はないが、 ここの麻婆豆腐は忘れられなかった。 気が付けば6年半の歳月が過ぎていた。 長野から喜多方へ移動するのに無理やり長岡に寄り、このお店に入店。 マーボー丼と極上杏仁豆腐を注文。 出てきたマーボー丼、昔と盛り付けが変わっていてカレーライスのような感じだったが、 味は変わっていなかった。 この鮮烈な辛さ、昔と同じ。 ご飯が進みまくって困る。 デザートの極上杏仁豆腐も抜群においしかった。 消費税が8%になったが、ほとんど値上げせずに、 このレベルの麻婆豆腐が700円台で食べられるのは本当にありがたい。 5代目に代替わりして、6代目候補も順調に育っているようで、 創業120周年のお店は今後も安泰のようである。 次はいつ来れるかなあ。 (訪問:2015年4月29日) |