そばといえば、越前おろしそば。 あの噛み応えのあるそばと大根おろしのさっぱり感。 完全にはまってしまった。 今回は比較的駅に近い、このお店を訪れた。 武生や鯖江とは違い、 王子保(おうしお)には普通電車しか停まらない。 しかも1時間1本しか電車がなく、本線とは思えない過酷な条件。 昼前の11時に訪れた。 結構店内は広く、座敷や個室まであった。 他のおそばもあるが、おろしそば大を注文。 天ぷらにも目が行ったが、 この後で豪華な食事を食べる予定なので、敬遠。 最初でお湯が沸いていなかったせいか、 意外と時間がかかっておろしそば登場。 つゆとそばが別々のタイプである。 ねぎとかつおぶしをそばにかけて、一口。 見た目どおりの超強力な噛み応えのあるおそば。 うどんか?と思うぐらいの断面で、しっかりとおそばが食べられる。 つゆの大根おろしがやっぱり強烈。 辛い大根じゃない大根おろしでおろしそばを作ると、 物足りない結果になるのだろうか。 なお、大盛りにするとつゆも2杯来る。 1杯目が薄くなったら、2杯目で食べたらいいわけで、 これはなかなかの配慮だなあと思った。 最後はそば湯、といきたいところだが、 おろしそばの最大の弱点で、大根おろしが邪魔をして、 そば湯が全然おいしくないのである。 こればっかりは全店共通なので、しょうがない。 値段と分量から考えると、非常においしいおろしそばだった。 普通電車との接続を考える方が大きな問題かもしれない。 (訪問:2008年12月28日) --------------------------------------------------------- 2008年以降、何度も訪問しているが、 その度に辛い大根おろしにノックアウトされている。 でも、このかみ応えのあるそばが抜群においしいので、 やっぱりこのお店は外せない。 コロナウイルスワクチン接種も終わり、 2021年最初の旅行は福井のおろしそば巡りに決定。 最初の1軒として、王子保駅から歩いて、11時過ぎに入店。 座敷が予約で埋まっていた。 入口には検温センサー、カウンターにはアクリル板。 コロナウイルス対策も万全。 越前そば三昧チケットを使って、 ミニサイズのおろしそばを注文。 出てきたおろしそば、いつも通り、極太のそばだった。 辛み大根の辛さは四川麻婆豆腐と違って、本当に強烈。 どうやったら、こんなに辛くなるんだろう。 持ち帰りも1人前つゆ付きで600円で販売している。 いつも年末で来ることが多いので、次は買おうかな。 店周辺は歩道がものすごく狭い道路で、 交通量が多いので、車に気をつけて訪問して欲しい。 (訪問日:2021年10月30日) --------------------------------------------------------- 北陸新幹線敦賀開業前に再度訪問した。 北陸本線が第三セクターになると、 同じ線なのに青春18きっぷでは乗れず、 自動的に運賃が余計にかかる。 それまでに1度は行っておきたかった。 最初に来てから16年経ってるんだなあ。 今ではおろしそば小も750円かかるようになった。 時は流れたが、そばの味が強い、太い麺は健在。 他の地域でもおいしいそばを色々食べたが、 このお店のインパクトが強すぎて、全然驚かない。 普通のおそば屋さんなので、昼時には多数のお客が訪れるが、 皆さんが食べている蕎麦は、普通の蕎麦ではないんですよ、 と言いたいぐらいの麺。 隣はドラッグストアになっていたが、 道中の歩道の狭さは相変わらず。 北陸新幹線が開通したら、いろいろ変わるのかな。 (最終訪問日:2024年3月7日) |