2013年年末、能登旅行の帰りに金沢に寄った。 当初の予定では福井でそばを食べる予定であったが、 気が変わって、金沢でそばを食べることにした。 今の時代、インターネットでおいしいおそば屋さんが探せるので、 本当に便利になった。 金沢駅から歩いて行ける距離にいいお店があるということで、さっそく訪問した。 金沢駅東口からリファーレへ歩き、右にリファーレが見えるところで左折。 あら、こんなところにおそば屋さんがあったなんて。 入ってみるとカウンターとテーブルで10人も入らないような店内であった。 まず食券を購入。 このお店、3種類の盛りそばが基本で、 それ以外の天ぷらとか、きつねとか、そのような料理がない。 潔くて、そういうお店はおそらく当たりである。 おそばの味が強いものがいいと判断し、田舎そばを注文。 しかも大盛のLサイズで。 最初にかりんとうをかじりながら、おそばを待った。 しばらくして、外からお客が入ってきて、 お持ち帰り用のおそばを4人前持って行った。 そのため15分程度待ち、ようやく田舎そばを受け取った。 一目見たときに「あれ?田舎粗挽きが来たのかな?」と思うぐらいの 豪快な太さと見た目のおそばだった。 一口食べると、おそばの味が濃い、期待通りのものだった。 薬味はねぎ、紫大根おろし、珠洲の塩と3種類もあって、 紫大根はご主人が育てている無農薬の自慢のものだとか。 辛さが強烈だった。 最後にはそば湯とそばがきが出てきた。 そばがきは初めてだったが、おもちのようなおもしろい食感だった。 常連が多いお店で、ご主人と親しげに会話していたが、 私が店を去る時には「お待たせしてすみませんでした。」と声をかけてくれた。 昼間の3時間しか営業していないお店だったが、 予定を変更してよかったと思った。 (最終訪問日:2013年12月29日) |