神戸から近そうで遠い町、堺。 前に来たのが岸和田の「千亀利寿司」に行った帰り。 えっ!?もう丸4年も経っているのか… 月日が経つのが早すぎる。 堺におもしろい飲食店が3軒集まっており、 1つは穴子寿司の専門店「深清鮓」、 2つ目はせいろそばの専門店「ちく満(このページには未記載)」、 3つ目がこのお店、「ゲコ亭」である。 毎年6〜8月は味が落ちるということで休業し、 炊飯器の監修までしたという名店である。 「ゲコ亭」だけには行ったことがなく、 ご飯を炊くご主人ももう80歳に到達されたということで、 2011年5月に満を持して行くことにした。 南海堺駅を降りて、ひたすら歩いて15分。 結構あっさりと見つかった。 入店してお盆を取り、好きなおかずを取る。 じゃこおろし、ぶりのかまの煮物、ダシ巻き卵、 みそ汁はわかめを選択。 最後にご飯を受け取った。 う〜ん、値段がわからない。 たぶん千円前後かなあと思いながらも、ひと口。 ご飯、ササニシキを使用しているので、粘り気が少なかった。 それでも、おかずに合うこと合うこと。 普通、自分でおかずを選ぶとなると冷めているのかなあ、 という印象があったのだが、 ここのおかずは全部が温かい。 温めなおしでなくて、出来立て。 ダシ巻き卵、みそ汁、ごはんで完結する朝食なんて、 究極ではないだろうか。 ぶりのかまの煮物、本当は身の煮物もあったし、 昨日は自宅でかんぱちのかまの塩焼を食べたのだが、 好物なので取ってしまった。甘さが絶妙だった。 みそ汁もにぼしが入っており、ちゃんとダシを取っていることを 証明してくれた。 ご飯が狙いだったが、 ダシ巻き卵、みそ汁、煮物にも大いに感動した。 ちなみに値段はご飯(\200)、わかめのみそ汁(\100)、 ダシ巻き卵(\200)、ぶりのかまの煮物(\400)、じゃこおろし(\150)だと判明。 至極妥当な値段だと思う。 この後、4年ぶりに深清鮓に行き、 やっぱり穴子のにぎりを注文。 4年前と同じく、ひっきりなしにお客が穴子寿司を購入していた。 この4年間、いろいろあったが、 この界隈では相変わらず名店が頑張っているようである。 次に来るのも4年後だろうか。 (最終訪問日:2011年5月7日) |