「洋食の店 もなみ」

まずコーンスープがおしゃれなカップで登場。 ハンバーグとえびふらい2匹(\850)。ライス、スープ付きでこの価格。 ハンバーグと海老フライが楽しめるのはお得。 空堀通商店街の入口付近、すぐそこです。 阪神・淡路大震災は多くの命だけでなく、多くの味も奪っていった。
この店は六甲にあったのだが、震災で大阪の空堀通商店街へ移転した。
この店を情報誌で知ってから5年後、講演会2日目の昼食に訪れた。
神戸牛のハンバーグを楽しみに谷町6丁目駅から空堀通商店街に向かった。
ところが、現地に着いたとき悲劇は起こった。店が取り壊されていた。
そんなアホな、新聞でもテレビでも多く取り上げられていたのになんで、
そう思いながら空堀通商店街を探し回った。なかった。
途方にくれて現地に戻ったとき、小さな看板が目に付いた。
「建て替えのため、仮店舗にて営業してます。」

一安心して谷町6丁目駅まで戻り、北へ少し歩くとちゃんと看板があった。
仮店舗なので、店内は狭い。昼食ピーク時を過ぎたはずなのにほぼ満席。
予定通り、ハンバーグとエビフライのセットを注文。
目の前には芸能人のサインがたくさん。
特に山田まりやの写真とサインが多かった。
まずスープが登場し、続いてご飯とメインが登場。
ハンバーグを一口食べると表面がこんがり焼けているのに、中が柔らかい。
神戸牛使用のハンバーグは肉の甘味があった。
かかっているソースはトマトこってりのデミグラスソースではなく、
みりんがきいた照り焼き風のもの。
小さなエビフライが2尾ついているが、これも食べ応え十分。
しっかりと噛み応えのある本物。自家製のタルタルソースがよく合う。
これだけついてて、ご飯とスープ付きで\850。文句なし。
メニューは全て肉料理なので、他の洋食屋とは一線を画している。
おかずが多く、男性でも満足する量だが女性客が多い。
最後にご主人が「ハンバーグはお口に合いましたか?」と尋ねてくれた。
「はい、おいしかったです。ごちそうさま。」と答えると
「近くにお越しの際にはまたどうぞ。」と言ってくれた。
神戸の味が遠くに行ったのは大きな損害だが、頑張って欲しいと思う。

新店舗になって、再び訪れた。
ハンバーグの大きさもおいしさも、変わっていなかった。
(最終訪問日:2003年10月18日)

【定休日】月曜日
【営業時間】
朝11:00〜昼2:00
夕方5:30〜夜10:00
【超略地図】
地下鉄谷町6丁目駅3番出口から
南へ徒歩2分。
空堀通商店街に入ってすぐ。
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