「麺屋猪一 本店」

出汁そば白醤油(\1400)。 出汁そばの拡大。 炙り帆立と豆腐のだしマヨ丼(\550)。 河原町駅から徒歩5分、寺町通を南に歩きます。 お世話になった先輩の食事会の会場に行く前、
夜中の京都河原町で長い行列を見つけた。
たぶん食べ物屋さんだけど、何のお店だろう?
と思って調べてみたら、ラーメン屋さんだった。
周辺にもたくさんラーメン屋さんはあるが、突出して長い行列だった。
ミシュランビブグルマンに8年連続で選出され、
近くに支店も出したようだ。

転職直前、大型連休の初日の土曜日、
開店30分前の10時30分にお店に到着。
すでに外国人のお客さんを中心に18人待ち。
まあ、これなら2巡目ぐらいに入れるかなと思い、行列に加わった。
開店まであと10分というところで、店員さんから日本語で話しかけられ、
メニューを受け取った。
外国人のお客さん対象だからか、河原町の中心だからか、
出汁そば(ラーメン)は並でも1400円の強気設定。
その他、飲むサラダとか、小さい丼もあって、何を頼むか迷った。

11時開店で入店したら、
1巡目では着席できず、店内の長椅子コーナーで待機。
カウンター9席、テーブル4人掛けが2組で定員は17名。
でも、前の外国人のお客さんは2名様なので、カウンターが1席空いている。
ここで店員さんが英語で
「次のお客が1人で、順番が前後してしまうが、カウンター席に通して良いか?」と
外国人のお客さんに質問してくれて、了承をいただいたので、
こちらも「Thank you very much」と言って、カウンター席に着席。
それにしても、なんで私がアジア系でなくて、日本人客だってわかったのかな〜
と思って店内を見回した。
そうか〜、マスクしてたのが私だけだったのか。

出汁そば白醤油、炙り帆立と豆腐のだしマヨ丼を注文。
他にもいろいろ料理はあるが、
「人気メニューなので、良い注文だと思いますよ。」
と店員さんにも言われてひと安心。
紙エプロンも用意されていたので、使わせてもらった。

最初に出汁そば白醤油が登場。
本当に透き通った和風のだしで、
厚さ0.01mmの極薄かつお節がポイント。
かつお節がお箸でちぎれるのは初めて見たな。
薬味で原了郭の黒七味や山椒があるのが、さすが地元と思った。
とろろ昆布も用意されているが、だしが本当に繊細で、
むしろ薬味が邪魔になってしまう。
私は薬味を入れずにこのまま食べる方が好きだった。
和風だしで竹の子が入っていて、いかにも京都風のラーメンだなあ。
でも、京都のラーメンって普通は醤油の強いラーメンなのが不思議。

もう1つの炙り帆立と豆腐のだしマヨ丼は、
おぼろ豆腐か裏ごしした豆腐とマヨネーズが少し和えてあって、
ピリ辛のラー油がかかっていた。
これも斬新でおいしいなあ。

外国人のお客さんが多いので、
店員さんはきっちりと英語で対応していてすごいなと思った。
店内の撮影は料理のみ、と書かれているので、
料理の写真は心おきなく撮影できて、安心した。
あと、やはり和牛の炙り系の料理も外国人のお客さんには人気が高いみたい。
普通の土曜日なら10時半に到着して、11時40分ぐらいに食事が終わるので、
夜に来るよりも楽かもしれないな。
次はだしそば黒醤油を食べに来てください、とお会計の時に言われたので、
機会があればぜひ食べてみたい。

(最終訪問日:2024年4月27日)