大昔、麺通団の「恐るべき讃岐うどん」の文庫本で 「今、”びんび家”っていう看板が見えたんですが…」 「そこは徳島じゃあ!」 という文章を読んで、このお店の存在を知った。 ただ、「びんび家」が何の意味なのか、さっぱりわからなかった。 びんびとは方言で「お魚」を意味するらしい。 徳島で夜中にラーメンを食べた帰り、北上する途中で昼ご飯を食べた。 昼13時過ぎ、雨が降っていたが、このお店の前にはそこそこの行列が。 しかも中は結構広くて、たくさん人が入れるのに。 すごい人気だなあ。 新鮮なお魚が食べたいということで、3千円の刺身の盛り合わせを注文。 あと異様に気になったのが「海の幸カレー」であった。 普通、和風のお魚料理店だと、鮨とか、刺身定食ばっかりのはずなのに、 このお店はカレーが3種類あって、 「海の幸カレー」「伊勢エビカレー」「あわびカレー」まである。 これは無視できないな〜、ということで「海の幸カレー」を注文。 まずはお刺身。鯛やたこ、ヒラメまである豪華版。 やっぱり海が近いだけあって、おいしいですな。 3人いたのに、ほとんど1人で食べてしまった。 そして、気になっていた海の幸カレーが登場! なぜか鳴門名物ではない、カニやホタテまで入っていたが、 名物のたこも入っているし、とどめに海老フライがドーンと中央にのっている。 迫力がすごいなあ。 味も魚介のダシが存分に出ていて、そこそこスパイシーでおいしかった。 わかめの味噌汁がセットで付いてくるが、 このわかめが歯ごたえ抜群でおいしい。 今までいろんな港町でお魚を食べてきたが、 関西からこれだけ近いところで、 これだけレベルの高いお魚が食べられるのは新たな発見だった。 次はボーナスが出たときに伊勢えびカレーかな。それとも刺身かな。 遠出しなくても十分に楽しめて大満足だった。 (最終訪問日:2016年10月22日) |