「大衆のれん 白牡丹」

かつおのたたき(\850〜)。 白牡丹焼(\380)。 えびマヨサラダ(\580)。 鳥の足(\800〜)。 安芸駅から歩いて5分です。 なすのたたき(\380)。 牛スジとトマトの辛口シチュー ガーリックトースト付(\630)。 高知県の安芸といえば、阪神タイガースのキャンプ場として有名。
今では2軍キャンプのみだが、今でも阪神ファンは多い。
そんな町にBS-TBS「吉田類の酒場放浪記」と
テレビ東京「ローカル路線バスの旅」の両方に登場した居酒屋さんがある。

後免(ごめん)駅から土佐くろしお鉄道のごめん・なはり線で40分ほど、
安芸駅に到着し、そこからしばらく歩くとお店が見つかった。
時間は18時半。土曜日だったので、入れるとは思っていたが、
幸運なことにカウンターはすべて空いていた。
ただ、テーブルはすでに満席。
パターンとしては珍しいのではないだろうか。

前回の居酒屋さんの教訓で、
「食べたいものは先にまとめて頼む」という方針で、
日本酒をお願いした後、お店のおすすめばっかり4品をまとめて注文。
お通しのサラダを食べながら、1品目を待つ。
1品目は高知の名物、かつおのたたき。
10月ということで、戻りかつおのシーズンなのか、
ほのかに温かいたたきで、脂ののりが抜群。
普通のかつおのたたきに比べたら、味の濃さが段違い。
地元では生にんにくが添えられるので、さらに強烈。
最初からノックアウト状態である。

続いて、白牡丹焼きが登場。
鶏の砂肝とレバーをにんにく醤油で炒めたもの。
半々ぐらいの割合かなあと思っていたが、明らかに砂肝の方が多かった。
にんにく醤油と鶏の砂肝とキャベツの相性がこれまたいい。
ビールが進みそうなおつまみ。

3品目はえびマヨサラダ。
サラダなので、これが1品目に来るかと思ったのだが予想が外れた。
えびマヨのえびが大きくて、食べごたえがあった。
マヨネーズがあまりしつこくなくて、食べやすかった。

最後に鳥の足が登場。
まさかの最終品目で骨付き鶏肉が豪快に1本出てきた…
しかもナイフとフォークが添えられて。
これはお酒よりもご飯だな、と思って、あわててお茶漬けを注文。
お茶漬けがさっと出てきたので、ご飯とともに鶏肉を食べた。
こちらは甘めのしょうゆたれで、食べやすかった。
分量が多くて、こんがり焼けていたのでおいしかった。

日本酒1杯とこれだけ食べられて3,800円程度なら安い。
さすが大衆のれん、味が本格的で安いのがすごかった。
他にもナスのたたきとか、復興祈念でさんまの塩焼きなど、
食べたいメニューはたくさんあった。
これで「吉田類の酒場放浪記」で取り上げられたお店、3軒とも大当たりである。
(他の2軒は広島の「本家鳥好」と東京の「車屋」)
店員さんもやさしくて、1人でも入りやすかった。
あと、高知県だからといって、他のお客さんから無理やりお酒をすすめられることもなかった。
いい旅の思い出ができた。

(訪問日:2013年10月12日)

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室戸岬を20年ぶりに訪れた後、安芸まで移動し17時過ぎにこのお店に入店。
安芸市のナスは日本一ですと書かれていて、
前回頼まなかったなすのたたきを注文。
なすがみずみずしくて、柔らかくて甘かった。
なすではないみたいだった。
あまりにもおいしくて、お代わりしてしまった。
それ以外に牛スジとトマトの辛口シチューもガーリックトーストに抜群の相性で、
おいしかった。
やっぱりすごかった、このお店。
なすって本物はこんなに味が違うのか〜とびっくりした。

(最終訪問日:2017年4月22日)

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