前回、10月に蒜山を訪れたとき、 岡山駅前をうろうろしていて、発見したお店。 「小豆島」は瀬戸内の小さな島だが、 ラーメン屋さんにしては斬新なデザインのお店だったので、 いつか入りたいなあと思っていた。 2012年1月、18きっぷの消化で、 相生→岡山を在来線で移動して、 相変わらずげんなりして、岡山駅に到着。 他のお店のラーメンも頭にあったが、 50分しか時間がなかったので、あっさりと入店。 11時開店で、入店は11時半なのに、15人ぐらいすでに入っていた。 メニューも1行目の醤(ひしお)そばで。 ラーメン屋さんとは思えないカフェのようなデザインで、 後日ホームページで見ると開店して半年とのこと。 まだ新しいお店だったんだなあ。 出てきた醤そば、魚と鶏の濃厚なダブルスープで、 こってり感がちょうどいい。 決め手は小豆島特産のしょうゆ。 スープと麺の相性抜群。 しかも、チャーシューが分厚くて、 脂身もしっかりあってジューシーで、 スープに負けていない。 今までこってり系のラーメンは敬遠していたが、 このラーメンはアリだなあと珍しく感動した。 岡山のラーメン屋、結構今までいろいろ行っているが、 どの種類にも属さない味。 まだこんな新しい味があったんだ、ということで、 久々に大当たりを引いた感じでうれしかった。 次はこの店であっさり系のラーメンを食べたい。 ----------------------------------------------------------- ちょうど3ヶ月後、広島に行く用事ができ、 新幹線を岡山で降りて、また入店した。 高島屋から歩いて1分のところにあるのだが、 それまでに他のラーメン屋が2軒もある激戦区である。 予定通りあっさり系の土庄(とのしょう)そばを注文。 ラーメン屋はほとんどの場合、店内が暗いのだが、 店内が明るいのは安心する。 出てきた土庄そば、ゆずの香りがすごくする。 見た目にもあっさり系だとわかるラーメン。 鯛のスープがベースになっており、 あっさりしているのに飽きが来ない味。 瀬戸内の鯛だからできる味だと思った。 そのあっさりしたスープと旨味が十分のチャーシューで、 相変わらず大当たりの味。 醤そばだけでも十分勝負できると思うが、 これだけ完成度の高いラーメンを2種類用意できるのは、 かなりの強みだと思う。 ----------------------------------------------------------- 2014年元旦、最上稲荷に初詣に行き、その帰りに立ち寄った。 高島屋ほか、周りのお店がお正月休みの中、頑張って営業していた。 入店するとさらにメニューが増えていたが、 基本に戻り醤そばを注文。 いや〜やっぱりおいしいな〜。 おいしいスープにジューシーなチャーシューで大満足。 久しぶりに食べられてよかった。 正月のおみやげでカイロまでもらった。 ありがとうございました。 (訪問日:2014年1月1日) ----------------------------------------------------------- 2022年11月、仁淀ブルーの旅から帰って岡山駅で下車して、 このお店に行くと・・・うわっ、家系ラーメンのお店になっとる! 仕方なく、そのときには岡山駅の「麺屋 匠」でラーメンを食べた。 よく調べると、岡山駅から徒歩5分のイオンモール岡山に移転していたことを知った。 2023年元日、四国水族館からの帰りに岡山駅で下車して、 イオンモール岡山の6階へ。 おおっ、確かに移転していた。 夜18時20分に入店。 メニューはそのままだが、諸物価高騰の折、 2012年に680円だった醤そばは900円に値上げ。 あと、替え玉も無制限から1玉まで無料に変更されていた。 仕方ないとはいえ、ここまでとは、と驚いた。 醤そばは魚系のだしが利いた濃厚な一杯で、 チャーシューも軟らかくて、味は変わっていなかった。 5分で平らげ、10分後の新幹線「こだま」で急いで相生に戻ったが、 本当ならもう少し余韻に浸りたかったな。 なくなってなくてよかった。 岡山駅を通りかかったら、行っておきたい店ではある。 (最終訪問日:2023年1月1日) |