今まで岡山といえば、デミカツ丼、 デミカツ丼といえば「野村」という方程式が 私の頭の中で成立していた。 しかし、「野村」以外のカツ丼を食べるチャンスがやってきた。 高松から岡山に戻り、雨の中路面電車に乗った。 夜18時30分、閉店30分前だったので慌てて入店。 天気が悪いのに結構お客が多かった。 この時点でオーダーストップの前に来れたと思って、安心した。 次乗る電車の時刻も迫っていたので、 水を出された瞬間、中華そばとカツ丼(小)を注文。 店内はテーブルとカウンターが並ぶ。 洋食の店っぽいが、中華のメニューも多く、 ジャンルにはこだわっていないようだった。 まず中華そばが登場。 見た目はとんこつ。でも強烈な魚のにおいがした。 なんじゃこれは!?強い味なのにしつこくない。 今まで魚+しょうゆは北海道の旭川で食べた。 でも、とんこつしょうゆ+魚は今までになかった。 初めての味で驚いたが、おいしかった。 厚いチャーシューが2枚のる、完成度の高いラーメンである。 カツ丼の方もまるで模型のような、きれいな丼。 「野村」ほど濃くないが、おいしいソースの丼だった。 細やかな気配りがなされていて、常連も多いようだ。 店員:「今日は何人?」 お客:「今日は新規客連れて来たで!」 っていう会話が何度も出てきて、すごいと思った。 営業時間が昼のみで訪れるのは難しいが、 岡山に行った際には1度行ってみるといいかも。 (訪問日:2004年8月23日) |