トルコライス、それはピラフ、カレー、とんかつが一皿に盛られた長崎名物の洋食。 ピラフがフランス料理、カレーはインド料理なので、 その中間を取ってトルコライスと呼ぶ。 長崎電軌「思案橋」電停から徒歩2分。すぐに見つけられた。 「ツル茶ん」の創業は大正14年。九州最初の喫茶店だったそうだ。 つまり長崎の原爆にも負けずに営業を続けていることになる。 2階に通される。トルコライスは5種あるが、標準的なトルコライスを注文。 トルコライスセットにすると、 \400のアイスクリームが\200で食べられると聞いて、 アイスクリームも一緒に頼む。 店員さんが帰るお客と話をしていて、緊張感とは無縁の和やかな雰囲気。 「前から失礼します」という声がして、トルコライス登場。 皿にはキャベツやスパゲッティも盛られている。 スパゲッティは喫茶店でよく出されるようなトマト味。 メニューを見て海老ピラフなど 洋食メニューが充実していたので忘れていたが、 この店は喫茶店だったので当たり前だった。 スパゲッティのイタリアは「トルコライス」に関係しないのだろうか。 とんかつは薄めだが、カレーが少しかかっていておいしい。 ピラフ、カレー、とんかつ、スパゲッティの総合力で 見事な一品に仕上がっている。 最後のアイスクリームも氷の粒の食感がしておいしかった。 帰りにコックさんから「旅行中ですか?」と聞かれ、そうですと答えると、 引出しから長崎の地図入りのツル茶ん特製パンフレットを出してくれた。 お礼を言ってありがたく受け取った。 いい記念になって、とてもうれしかった。 この後、長崎駅前に戻ると、さだまさしさんの本出版イベントが行われており、 生で「案山子」や「無縁坂」を聞くことができた。 飛び入りで谷村新司さんも登場。 忘れられない1日になった。 2度目に訪れたときには「ランタントルコ」を注文。 「トルコライスの自由な発想に中華の味を取り入れました。」 という宣伝通り、ホワイトソースとチリソースのブレンドの味がすごい。 しかも、新製品なのでプリンがサービスだった。 このプリンもパンナコッタのように濃い味でおいしい。 やっぱり、長崎に来たらぜひとも訪れたい店だ。 ------------------------------------------------------------------------------ JR九州で誕生月のみ乗り放題の切符が発売されたため、 昔行った懐かしいお店に行こうと思い、10年ぶりに入店。 今回は基本に戻ってトルコライスを注文。 何かデザートを頼みたいなと思い、ミルクセーキを注文。 トルコライスは盛りだくさんで、かなりおなか一杯になった。 ミルクセーキは今回初めて注文したが、 練乳が混ざっているかき氷で、これまた感動。 夜に来たのは初めてだったが、昼と変わらずで満足だった。 (最終訪問日:2013年3月3日) ※長崎電軌思案橋電停から徒歩1分。 |