実践編(2003年JR東日本パスの旅)

日時2003年2月28日(金)-3月3日(月)
目的地新潟、越後湯沢、八戸、三陸海岸北部、盛岡、仙台、東京
目的JR東日本パスを使って、普段縁のない特急や新幹線に乗りまくる

JR東日本が完全民営化を達成したということで「JR東日本パス」を発売しました。
2日で\12000、JR東日本全部が乗り放題。普段縁のない新幹線まで乗り放題。
わざわざ西から遠征しました。
それにしても、行きの「きたぐに」が\8610、帰りの新幹線が\12290だったので、
改めて日本の鉄道の交通費が高いことを認識しました。

今回は信州、新潟周辺と三陸海岸を中心に計画を立てました。
何十回も頭の中で計画を立て、悩みに悩んで実行したのがこの旅行です。

2月28日〜3月1日「めざせ八戸」

発駅発時刻着駅着時刻備考
垂水22:09大阪22:53東海道山陽本線快速
大阪23:26直江津6:03急行「きたぐに」、ここから3月1日
直江津6:06新井6:29信越本線長野行
新井7:00長岡8:17快速「くびき野1号」
長岡8:33新潟8:57新幹線「とき303号」
新潟10:23長岡10:46新幹線「とき314号」
長岡10:56直江津11:47特急「北越4号」
直江津11:54春日山11:59信越本線長野行
春日山12:07直江津12:12普通「妙高1号」
直江津12:14六日町13:24北越急行(\950)
六日町13:27越後湯沢13:48上越線越後湯沢行
越後湯沢15:05大宮16:02新幹線「Maxたにがわ62号」
大宮16:22八戸18:55新幹線「はやて21号」
八戸19:02三沢19:21特急「スーパー白鳥21号」
三沢19:34八戸19:49特急「白鳥30号」
急行「きたぐに」日本で1番おもしろい急行電車。 寝台が折りたたまれています。もったいない。 広い間隔ですが、背もたれが固定なので疲れます。

夜23時に大阪へ。スタートはなんと急行「きたぐに」です。
自由席は4両あるのですが、各ボックスに2人が座る程度。
週末でそれぐらいの混雑だったら、寝台をセットして「のびのび座席」で移動したかったです。
対面に座った人のマナーが悪かったのが辛かった。
暖房がきつかったので、お茶は必須です。
夜中に多数停車駅があるとはいえ、消灯しなかったのには納得いきませんでした。
真夜中にシュプール号に抜かされました。
直江津では特にやることがなかったので、新井まで普通列車で移動。
新井で「はやて」指定席の変更をし、最初の目的の電車に乗りました。

快速「くびき野1号」。これは乗り得な列車です。 特急形車両ですが、快速です。 床もハイデッカーです。 座席も特急時代そのまんまで、快速としてはとてもすばらしい列車。

今回どうしても乗りたかった列車、快速「くびき野」です。
特急形車両ですが、快速です。しかも特急並みの速度で走ってくれます。
車窓は雪山や荒れない日本海など変化に富んだものでしたが、
あまりにも快適だったので眠ってしまいました。

「しらさぎ」編成使用の普通。

「くびき野1号」が直江津到着後、向かい側にこんな電車を見つけました。
まさか、「しらさぎ」車両が直江津まで来ているなんて、しかも普通で富山行なんて。
グリーン車も開放されているらしいです。
「しらさぎ」が全部新車になる2003年秋にはどうなっているのでしょうか。
長岡では多数の下車があり、「JR東日本パス」を持った家族連れもいました。

信州の雪山。 荒れない日本海。 新幹線「とき303号」

長岡からは新幹線で新潟へ移動です。
東京行ホームは大賑わい。新潟行ホームには売店が1軒もありません。
新潟始発の東京行「Max」は自由席が満席で長岡からは座れません。
2階も1階もお客さんが移動している様子がよくわかります。
こちらは新潟行の新幹線で着席して移動です。

正体は「ばんえつ物語」客車。「村上ひな街道号」 すごい人だかり。新潟でもSL人気爆発。

新潟では臨時SL「村上ひな街道号」を撮影しました。
すごいやじ馬です。地元テレビ局まで来てました。
新潟でもSLはすごい人気でした。

笹団子の木村屋。簡単に見つかります。 おにぎり雪ん子。目立たないので見つけにくいです。

この後、本町までバスに乗って移動、のはずがいつのまにか本町を通り越して、
見知らぬバス停に。20分かけて本町まで戻りました。
ああ、新幹線で20分浮かせたのが無駄になりました。
新潟駅→万代バスセンター→本町(ほんちょう)→古町(ふるまち)の順番を覚えていなかった私のミスです。
本町市場はあまり活気がなかったので少しがっかりしました。
「ランチセンター本町」で昼ごはんです。
あわててタクシーで新潟駅まで戻り、東急インの隣の通りにある、
新潟駅から見て、右手に「おにぎり雪ん子」、左手に「木村屋」があります。

特急「北越4号」。485系3000番台。座面が動く座席が特徴。 直江津で駅弁の詰め込み。

あわてて、「とき314号」で長岡まで戻りました。立席でした。
長岡から特急「北越4号」で再び直江津へ。
この特急「北越」と快速「くびき野」の乗り比べがしてみたかったのです。
「北越4号」の485系3000番台では座席の座面が動きます。これが大きい。
楽な姿勢で移動できます。対して、「くびき野」では座面が動かない座席でした。
よって、座席では「北越」の貫録勝ち。
でも、これだけの差で特急料金を徴収するのはちょっと気に入りません。
結局、総合的には快速「くびき野」の方が特急料金を取らないのでとても得です。

普通「妙高1号」。これも特急形車両の普通列車です。 何度見ても「普通」の方向幕。 リクライニングシートが並ぶ普通。これもお得。

直江津から普通電車で1駅隣の春日山に移動。そのままホームで待とうと思ったら、
係員の人に声をかけられ、結局待合室へ。
折り返しの電車は「妙高1号」です。
これがまた、かつて特急「あさま」で使われていた電車です。
わざわざこれに5分乗るためにどれだけ苦労して計画を立てたことか。

北越急行の普通列車。「ほしぞら」車両も連結。 トンネルに入るとプラネタリウム開始。 本当はこれに乗りたかった。行き違いで特急「はくたか」が通過。 「ほしぞら」号は転換クロスシート。

直江津では2分接続で反対側ホームの北越急行六日町行に乗車。
前の車両は通常のボックスシート。後ろの車両は転換クロスシートの「ほしぞら」車両でした。
トンネルに入ると、車内が暗くなり、天井に星座が現れます。
直江津から六日町まで合計5回のプラネタリウムショーがあり、全部セリフが変わります。
「私達はあの星から生まれて来たんだね。そして、あの星に帰っていくんだね。」
というセリフがすごく印象に残りました。
本当は特急「はくたか」の160km/hを体験したかったのですが、「ほしぞら」で十分楽しめました。

越後湯沢の115系。 同じく越後湯沢にて北越急行普通列車。 ぽんしゅ館内の「利き酒コーナー」 そうそう、人生にはいろいろあるから呑むんだよね。

六日町から越後湯沢へ移動。スキー客も乗ってました。
越後湯沢では「ぽんしゅ館」へ。その名の通り、新潟産の地酒を数多く揃えており、
日本酒配合のお風呂まであります。
改札隣の割引券を持っていったら、「12月までで終わってます。」と言われました。
このあたり、JR東日本との息が合ってません。
お風呂はタオル、バスタオル、シャンプーなど込みで\800でした。
特に酔うことはなかったです。スキー客のための大型ロッカーがうれしいところ。
でも大型ロッカーで全部荷物を置いて、風呂場前にもう1つロッカーがある風呂屋を初めて見ました。
風呂あがりにビールではなく、利き酒コーナーへ。
受付で\500払って、メダルを5枚もらいます。
メダル1枚で新潟の地酒をお猪口1杯分試飲できます。
もちろん、5回「越乃寒梅」を呑んでも可。
「赤いお酒」→「越乃寒梅」→「雪中梅」→「長者盛」の順に呑みました。
1枚は記念に保管。私はあまりお酒に強くないので、一部は途中で呑むのをあきらめました。
お酒に弱いって損だなあ、でもこれから八戸まで行くから無理はできないし。
数人で行くと楽しい施設です。
1人でも楽しいですけど、昼間からおつまみなしでお猪口5杯は結構つらいかも。
ただ、悪酔いしないのはさすがだなと思いました。アルコール分が暖房で飛んだんでしょうか?
「長者盛」が新潟限定と言うことで小さい瓶を探しましたが、見つからず買うのをやめました。

臨時「Maxたにがわ」。オール2階建て。越後湯沢にて。 長野行新幹線「あさま」。大宮にて。 「おにぎり雪ん子」のおにぎり。パッケージに3個入ってました。

越後湯沢から始発の「Maxたにがわ」で大宮まで。
空席が目立ちました。「とき」のように混んでいなかったのでよかったです。
天気が悪くなり、大宮では完全に雨。
特にやることもないので新幹線ホームにいました。
いつの時代でも新幹線は子供の憧れの的。
大宮から「はやて21号」に乗って八戸へ。
外が雨で完全に真っ暗でした。
新潟で買った「おにぎり雪ん子」のおにぎりの最後の1個を食べました。
できたてで温かかったおにぎりは冷めてましたが、おいしかったです。
値段が安いので小さいおにぎりかと思っていましたが、結構大きかった。
あまり粘り気のないお米で、具をこぼさずに食べるのが難しかったです。
食べた後寝ました。盛岡過ぎても寝てました。

ついに登場。「スーパー白鳥」。 先頭車が編成中間になってます。。 ストロボをつけたら、ヘッドマークがわかりません。 ストロボをつけなかったら、ヘッドマークしか映りません。

八戸では長い通路を歩かされて、在来線ホームへ。
もう少し乗り換えはましにならないものかと思いました。
「スーパー白鳥」は八戸〜函館を走る電車特急です。
緑の車体が新鮮です。でも色以外はJR北海道の気動車とほぼ同じスタイルです。
わずか1駅、三沢駅まで自由席で座って移動。
寝ないようにがんばりました。

今回の旅の北端、三沢駅。 「白鳥」「つがる」は485系3000番台を使用。座面が動きます。

三沢から十和田湖に行くバスが出ているのを初めて知りました。
三沢から「白鳥」に乗って八戸へ帰ります。自由席はかなりの混雑。

夜の八戸駅。派手すぎます。 夜の八戸の繁華街。

八戸駅前のバス停から繁華街・八日町までバスで移動。
繁華街までは20分、\310でした。走行ルートが真っ暗でどこをはしっているのかわかりません。
第1希望の「よ志乃」が夜21時前ですでに閉店、第2希望の「割烹さんりく」で夕食です。
雨が降っていたので、おとなしく八戸駅までバスで帰りました。
八戸駅でタクシーを捕まえて、「新八温泉」へ移動しました。ここで宿泊です。
仮眠室の最後の座席を確保して、就寝。

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