道後温泉の旅

日時2009年1月2日(金)
目的地伊予鉄道の路面電車、道後温泉、松山城
目的「ムーンライト松山」にさよならを言い、松山観光を楽しむ

2009年最初の旅行は道後温泉で有名な松山に決定!
快速「ムーンライト松山」が最終運行ということで
無理やり正月2日目に旅行の予定を組みました。
以前は親戚と一緒に毎年のように遊びに行っていた温泉街です。
思いのほか楽しくて、予定滞在時間を大幅にオーバーしたため、
帰りは特急で帰ってきました。

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準備

道後温泉本館は朝6時から、松山城は朝9時から営業しています。
朝の時間を有効に使うため、「ムーンライト松山」の指定席を確保しました。
ただ、18きっぷで帰る予定にしていたため、
特に準備はしていませんでした。
これがちょっと裏目に出ました。

指定席券d。

往路

発駅発時刻着駅着時刻備考
明石1:00松山7:45ムーンライト松山
1行だけが際立っています。 やっぱり1行だけ際立っています。 喫煙指定席。 喫煙指定席車内。 禁煙指定席車内。ひじかけのボタンに注目。 グリーン車。 オロ12でもグリーン車マークは他の車両と同じ。 平成21年とは思えない外見。 この札ともお別れです。 正真正銘松山駅。 青い客車は珍しいです。 四国の普通列車。

今回の主役、最初で最終回の快速「ムーンライト松山」です。
喫煙指定席+禁煙指定席+グリーン車指定席の3両編成。
ただ、喫煙指定席はリクライニングシートなのに、
禁煙指定席は簡易リクライニングシート。(倒れるとそのままの2段階)
この差は大きいです。
真夜中に室内に入ると、すでに室内が煙の色に染まっていました。
それにしても、14系とか、12系とかまだあったんですね〜。
これで廃車となるみたいで、非常に残念です。

通常の特急気動車。 こちらはアンパンマン仕様の特急気動車。
キャラクターがいっぱい。 こちらはアンパンマンがシートにも登場。
アンパンマンシートではない座席の方が多いです。 反対側はカレーパンマン。
しょくぱんまん様は白色。 駅のすぐそばから高速バスも発車。

アンパンマン列車が来ていたので、撮影しました。
これでかなり時間を食ってしまったような気がします。
駅前では大阪方面の高速バスが発車するところでした。
JR四国の最大のライバルです。

いきなり新型車両登場!かっこいい。 初夢きっぷ。3日乗り放題で\600は破格の安さ。 まだ旧型も多いです。 落ち着く車内。 城北線。民家が近い。 道後温泉駅に到着。新旧の並び。 新型の並び。 新型車内の内部。

JR松山駅から路面電車で城北線へ。
10分おきに路面電車が走るのですが、古町以外は行き違いなしです。
しかも単線です。
途中の古町で郊外電車と平面交差します。
これだけ難しい条件が重なっているのに、あっさりと安全運転しています。
「1日乗車券ください!」と運転手さんに言うと、
正月3日間で\600の初夢きっぷがあるということで、それを購入。
路面電車1回で大人\150なので、4回で元が取れます。
あまりの割引率に驚きました。
古町〜上一万では民家の間を縫うように走りました。
今まで見たことがない景色でした。江ノ電を思い出しました。

道後温泉駅。 駅前の時計台と足湯。 伊佐爾波(いさにわ)神社。石段134段。 本殿。 上から見ると、松山城が見えます。 坊ちゃん列車。 かわいらしい外見。 客車を2両つなげています。 外湯の椿の湯。

道後温泉ではまず伊佐爾波(いさにわ)神社にお参り。
134段の石段を登りきり、境内から後ろを振り返ると、
松山城が見えました。
かつて宿泊していた宿がなくなって、高層マンションになっていました。
駅前に戻り、坊ちゃん列車を撮影。
子供たちに大人気でした。
続いて、道後温泉本館へ。

道後温泉本館。 人力車もスタンバイ。 チケット。 料金は4段階。

道後温泉本館ではどこのお風呂に入るか、どこの休憩所を使うかで、
価格設定が4段階ありました。
2番目に高級なコース「霊の湯2階席(\1200)」を選択。
2階の方の温泉に入り、大広間でお茶とせんべいを食べながら休憩できました。
ただ、着替えのシステムが少しわかりづらかったです。
天皇陛下(昭和)が実際に入ったとされる浴室の見学があり、
ガイドさんのしっかりした解説で、非常に勉強になりました。
今は「ふなや」ができたので、そちらに宿泊されることになり、
道後温泉本館にはいらっしゃらないそうです。

周辺のおみやげ屋。 みかんツリー。 本館は横も重厚な造りです。 じゃこ天屋。 鷺の人形。 あげたてのじゃこ天。 にぎわう正月の商店街。 タルトの六時屋。

道後温泉本館の前の谷本蒲鉾店であげたてのじゃこ天を食べました。
続いて、六時屋でタルトを買いました。
さあ、繁華街に繰り出します。

大街道の商店街。 本屋は5階建て。 松山三越。 にぎわう商店街。 いよてつ高島屋と観覧車。 松山市駅前。ここが松山の中心地です。 車と路面電車の動線がきっちり分かれています。 郊外電車で衣山へ。

繁華街の「大街道」停留所で降りて、まず本屋へ。
今年から福銭(本を買った人に5円玉を返す)をやめてしまったそうで、
去年までやっていてすごいなあと思いました。
松山三越には相変わらず多くの人が入っていました。
チケットショップを探していましたが、
大街道でも銀天街でも正月休み。
松山の中心地、松山市駅の駅前のチケットショップも休み。
「あ〜、帰りの高速バスか特急電車は正規で自腹か?」と思っていたら、
いよてつ高島屋の地下のチケットショップが開いていました。
超激安価格で帰りのJRの特急回数券を買いました。
非常に助かりました。

豪華な昼ごはん。 まもなく路面電車が来ます。
新型車両には一般公募の標語が書いてあります。 対面に坊ちゃん列車が!

今度は松山城を目指します。
城内とそこからの景色をお楽しみください。

案内。 ロープウェイとリフト乗り場。 きれいな景色です。 観覧車が見えます。 観覧車よりも高い位置です。 みかんのついた縁起のいい飾り。 記念撮影の定番の場所。 内部からの眺め。 天守閣からの眺め。 路面電車を上から眺めることができます。 瀬戸内海が見えます。 うっすらと虹。 下りのリフト。

松山城へはロープウェイかリフトで行けます。
ロープウェイは10分間隔で運転。所要時間は3分。
一方、リフトはスキー場のようなつくりで、所要時間は6分。
今回はリフトを使いました。ちょっと怖かったです。
松山城では高いところからの見晴らしが楽しめました。
城の造りも本格的。城内が博物館になっていました。
城内から門を通る人がはっきり見えました。
天守閣からの見晴らしもよかったです。

坂の上の雲ミュージアム。 三越前の坊ちゃん列車。 松山城と路面電車。

松山城からあわてて坂の上の雲ミュージアムに行って、
駆け足で見て回りました。
松山駅16時27分発の特急「しおかぜ」に乗りたいのですが、
まだ松山城と路面電車を一緒にした写真を撮影していません。
あわてて市役所前の停留所に行って、とにかく撮影。
全力で西方向に徒歩で向かいましたが、
JR松山駅前行の路面電車に追いつかれてしまいました。
あと5分残して、松山駅に到着。

帰路

発駅発時刻着駅着時刻備考
松山16:27岡山19:11特急「しおかぜ」
岡山19:16姫路20:41山陽本線普通
姫路20:42垂水21:27山陽本線快速
特急「しおかぜ」。車内販売なし。 超お得な回数券。

この後に地獄の乗り継ぎになるので、パンでも買おうと思いましたが、
パン屋レジ前が長蛇の列で購入を断念。
自宅から持ってきた野菜ジュースだけ飲んで、自宅に帰りました。
たくさん歩いた疲れが出てしまったのでしょう、
夜でライトアップしている瀬戸大橋を見逃しました。

旅行を終えて

1日だけの旅行で\13000使いました。
特に失敗とか、予想外の出費とかはないのですが、
やっぱり関西から松山の往復で\6200使ったのが大きかったようです。
それでも、通常の往復交通費以内で観光と食事ができたので、満足です。

温泉があって、路面電車が走っていて、
真ん中にお城があって、海の幸がおいしい松山。
私が子供のときに通っていたときとは違う観光ができて、
新たな一面を再発見できた気がします。
観光地ランキング、私の中のベスト5に入ったかもしれません。
もっと安く、楽に行けたら通うんですがね〜。

Special thanks !!
・伊予鉄道:1日乗車券、お得すぎます。丁寧なご案内、ありがとうございました。
・いよてつ高島屋地下の金券ショップ「K-NET」:帰りに損せずに済みました。

Thanks !
・快速「ムーンライト松山」:ぜひ新車で帰ってきていただきたい!
・青春18きっぷ:1日で\5000浮きました。
・長い時間、普通電車で耐えた自分
・三崎漁師物語り 松山店
・JR四国:割引きっぷの割引率がものすごい。特急料金が無料に等しいです。
・松山城

バカヤロー !!!
・松山を甘く見すぎて、滞在時間を大幅オーバーしてしまった自分。
・岡山〜姫路の在来線:相変わらず夕方よりも夜の列車本数が少ない。


おまけ・ミニ知識

・路面電車(市内電車)はほぼ10分ごとに運転。待たずに乗れる。
・観光なら、絶対に路面電車は1日乗車券。あっという間に元が取れる。車内で買える。
・坊ちゃん電車は整理券制。
・路面電車と郊外電車は平面交差する。大手町駅周辺と古町駅周辺。
・松山三越では一六タルト、六時屋タルト、母恵夢(ポエム)が全部買える。
・チケットショップは松山市駅前に1軒といよてつ高島屋の地下街に1軒。
・松山城へ上がるリフトとロープウェイの乗り場の前にはコインロッカーがある。
・松山城内は急な階段が多い。足腰が弱い人は観覧は難しい。
・路面電車と松山城がいっぺんに撮影できるのは市役所前停留所。
・特急「しおかぜ」の中には車内販売がない列車がある。
・特急「しおかぜ」「いしづち」は岡山行と高松行が併結されているので、○号車に注意。



JR四国の割引きっぷと関西〜松山の移動について

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