新たな夜行列車(ブルートレイン)を考える【在来線】

”在来線”の夜行列車の編成

基本的にはB寝台1人用個室が主体で良いと思います。
(大都市間のブルートレイン:6両編成)
・B寝台1人用個室(20室):3両
・B寝台2人用個室(10室)/シャワー室:1両
・半室ロビー/シャワー室:1両
・グリーン車並の独立座席(30席):1両

(郊外型のブルートレイン:3両編成)
・B寝台1人用個室(20室):1両
・半室ロビー/シャワー室:1両
・グリーン車並の独立座席(30席):1両

ただ寝るだけの列車を想定しているので、A寝台も食堂車も無し。
基本的に電車ですが、電化されていないところを走る場合は、
気動車も欲しいところです。

それでは、実際の列車案を以下に示します。

東京〜大阪 急行「銀河」:電車6両編成

なんでこの区間のブルートレインがなくなったのか、
夜行バスが多すぎて、そのお客さんが取られるからなのかはわかりませんが、
必要な列車だと思います。
今は「サンライズ出雲・瀬戸」の上りは
三ノ宮00時13分発、大阪00時34分発→東京07時08分着
で非常に効率が良いのですが、反対方向がありません。
(下りは東京22時00分発で、最初の停車駅は姫路05時25分着)
西明石に停めてくれたら、神戸西部の利用者は喜ぶのですが。



下りの東京出発が遅いのは、
東北新幹線・上越新幹線の最終電車到着後に乗り継ぐことを想定しております。

上りで東京到着後は、東北新幹線に乗り継いで、
仙台08時04分着、山形10時06分着、新函館北斗10時53分着です。
下りで京都到着後は、山陽新幹線に乗り継いで、
岡山07時55分着、広島08時36分着、博多09時39分着です。
仙台や広島までなら、十分に活用できると思います。

新大阪〜博多 急行「明星」:電車6両編成

こちらも夜行列車としては花形のはずですが、
関西〜九州には山陽新幹線をはじめ、フェリーが強力です。
関西〜別府・大分にはフェリー「さんふらわあ」が毎日航行していて、
寝られる、くつろげる、食べられる、お風呂に入れる、星空見える、値段安い、で
夜行列車に勝ち目はありません。

山陽新幹線は新大阪〜博多が2時間半なので、
ものすごく早いのですが、新幹線が動かないときはチャンスがあると思います。



下りで小倉到着後は、日豊本線に乗り継いで、
別府08時03分着、宮崎11時34分着、
下りで博多到着後は、九州新幹線等に乗り継いで、
熊本08時00分着、鹿児島中央08時58分着、佐賀07時59分着、長崎09時27分着です。
上りで新大阪到着後は、東海道新幹線等に乗り継いで、
金沢10時25分着、名古屋08時04分着、東京09時45分着です。
熊本や佐賀ぐらいまでなら大丈夫でしょうか。

岡山〜出雲市・松山 急行「大山」「いよ」:電車各3両編成

いずれも山陽新幹線で岡山乗り換えで、
それぞれ目的地に向かうのが定番ですが、
時間がかなり長くかかるので、夜行列車が欲しいところです。





下りに乗り継ぐまで、東海道・山陽新幹線に乗る場合、
東京20時30分発、名古屋22時10分発、京都22時46分発、新大阪23時02分発です。
上りで岡山到着後は、東海道・山陽新幹線に乗り継いで、
新大阪06時49分着、京都07時04分着、名古屋07時39分着、東京09時18分着です。
「サンライズ出雲・瀬戸」の補完ルートとして使えそうです。

京都〜青森 急行「日本海」:電車6両編成

今では新幹線乗り継ぎで7時間の距離ですが、
恐ろしく新幹線特急料金が高くなります。
あと、座りっぱなしも厳しい感じです。
ここは日本海沿いに寝ながら、ゆっくりと移動したいところです。
本当は大阪から運転したいところですが、通勤時間帯なので、京都からにしました。



秋田で五能線の快速「リゾートしらかみ1号」に、
新青森で酸ヶ湯温泉・奥入瀬方面のバスや北海道新幹線に乗り継ぐことを想定しております。
また、反対方面だと、東北→北陸、関西の観光に使えると思います。
観光主体なので、金曜〜日曜の運行ですかねえ。

大阪〜富山〜高山 急行「たかやま」:気動車3両編成

飛騨高山、とても魅力的な観光地ですが、
関西から在来線特急で4時間半かかります。
ここは夜行列車が欲しいところです。
あと、富山も北陸新幹線開通後は直通列車がなくなったので、
乗り換え無しは魅力的だと考えます。



時間がかかりすぎかもしれませんが、寝台なら楽に移動できるでしょう。
あと、高山本線が非電化なので、気動車です。

大阪〜富山〜新潟 急行「きたぐに」:電車3両編成

かつての急行「きたぐに」そのまんまの設定です。
ただ、かつての「きたぐに」は自由席が明かりつきっぱなし、ボックスシートでしたが、
こちらは個室寝台主体で行きたいと思います。
大阪〜金沢は上記の「たかやま」と併結運転です。



583系でも8時間程度で運転できていたので、
今の時代なら余裕で走れるでしょう。
敵は大雪ぐらいでしょうか。

大阪〜富山〜新潟〜会津若松 急行「ばんだい」:気動車3両編成

上の列車に新潟〜会津若松を延長した設定です。
関西から直接会津地方を結ぶ交通手段はありません。
会津若松や喜多方、和風の町で私は好きです。



喜多方は朝からラーメン屋めぐりが楽しめます。
会津若松にはソースカツ丼と会津若松城があります。
どちらも観光地としては楽しい場所です。
こちらも大雪が怖いので、雪の予報なら運休です。

大阪〜長野・新宿 急行「ちくま」「すわ」:電車3両+6両編成

大阪〜長野にはかつて急行「ちくま」が走ってました。
これを復活させよう、という狙いがあります。
また、塩尻で分割して、諏訪、甲府、立川方面に持って行けば面白いと思います。



信州観光や富士急ハイランドに行くのには使えそうです。

東京〜高山・伊勢市 急行「のりくら」「いせ」:気動車3両+3両編成

意外ですが、この2つの区間、直通運転されたことはありません。
東京〜高山には夜行バスがありますが、
東京〜鳥羽はありません。
伊勢神宮に直通で行けるのは便利だと思うのですが。



帰りが早すぎる気がしますが、高山も伊勢市も夜は早いですからね〜
これぐらいで妥当でしょう。

函館〜札幌 急行「北海」:気動車3両編成

こちらは以前、快速「ミッドナイト」が運転されていました。
それぞれ夜景がきれいな街なので、夜遅くまで滞在したいところです。



新函館北斗で北海道新幹線に乗り継げば、
どうしても飛行機が嫌な人には重宝されそうです。


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